息をひそめて目立たぬように原田研太朗から買っていた。別にまわりに誰がいるわけでもなく、大銭を打っているわけでもないのだけれど、原田研太朗の頭から流すという行為を隠匿したい気持ちが私の裡にあるらしい。
一時は原田は本物になったと誉めちぎり、その一ヶ月後にはやっぱり原田は原田だと見限った。が、また最近ちょっといいんだよねえ。初日の原田を取りはぐっているくせに二日目から追っかけるのはギャンブルとしては遅きに失する。と思わないでもなかったけれど……。
寛仁親王牌二日目第九レース、八番手から原田-隅田洋介が切って、更に岩本俊介-和田健太郎が被せ、その上を橋本優己-浅井康太がぶっ叩く。七番手に下げた吉田拓矢-吉澤純平-神山拓弥が仕掛け返す図だ。「良くもないけど悪くもないかな」まだ期待は抱けると思った瞬間、吉田が原田のところに降りてきた。おもわず俺(原田)のところかよ! きつい一発(よく見るとたいした寄せでもなかったけど)にむっとした。原田がずるずる下がる様が我がことのようでちょっと侘しくなった。
原田をきめた吉田は勢いを減じず内に入り、今度は岩本-和田ラインをすくった。橋本-浅井-吉田となったのを見てすぐ頭に浮かんだのは「ああ、吉田はこういうことができるんだよな。浅井が番手から出て吉田が抜く。けっこうくれるんだ二車単でも――」、まったくもって愚者に付ける薬はない。
吉田拓矢に「きつい一発」を食らい目が覚めた好日に駄文を記す。
附記。第十一レースの山田英明、せっかく一瞬でも吉田有希の番手――しかも内側だ――に入ったのに……。平原康多と勝負するという選択肢はないのかしら、やっぱり。
ま、六十何年生きてきて勝負などしたことない筆者に言う資格などないが。
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