昨日の競輪グランプリの目をチョボチョボ買って……などという腰が引けた態度がまずいけない。生前の永倉さんと大木光の話をしたっけなァと頭から買ったはいいが二着がない。八－四、四－八と目が引き摺って、そうだ神山雄一郎が内から跳ね上げる村上義を堪えてくれれば、後ろは浅井康太になっていたから、武田豊樹の二着三着は四と八の争いで俺の「本線」だったのだ。その四と八がここで出るのか！　こじつけはじめたら頭がこんぐらかって泣きそうな魔界へ。こんな状態で年は越せぬと最後は真面目に考えた。試走３・２８の永井大介からどう絞るか。残ったのが木村武之と中村雅人で迷いに迷ったが、去年の中村の凄まじさが想い起こって永井－中村－木村の③②①を打った。結果は③①②でいかにも俺らしい年の瀬でありました。
　混雑した場内を流すちんどん屋集団はどこかの電話投票サイトの勧誘宣伝らしい。隣の親爺がコンナトコロデと舌打ちする。国歌独唱の高橋ジョージを見ていた爺さんが「ロックンローラー」と突然つぶやくものだから俺は何だか楽しくなる。高橋ジョージとジョニー大倉が組んだ「プリーズ」というバントが恰好よかったンだ。
　駄文を書き連ねていたら除夜の鐘が鳴っている。今年も年末の「スーパースター王座」まで無事辿り着けるだろうか。
　謹賀新年、本年もよろしくお願いします。