地元が大挙五人も決勝に乗った。宿口陽一と平原康多の連係に良い記憶はないが、太田龍希-宿口-平原-中田健太-山田義彦の回りは二段駆け、三段駆けまでをも想起させる。ただ太田が全開で引っぱり宿口の発進として、どのくらいのスピードを出力することができるのか。換言するなら、「超速」の北津留翼を――「S班」の清水裕友を――封じること可能なのだろうか。憂慮する。が、この布陣で地元のエース平原を買わないというわけにはいかない。
新年一発目の記念競輪が大宮競輪場で開催されるのは実にひさしぶり。前回はといえば十一年さかのぼり暦は平成二十五年、奇しくも日程は今年と同じで八日決勝、優勝は平原康多であった。平原はそのとき早くも四回目の大宮記念制覇というのだから驚かされる。
やっぱり平原だなと思う半面、松の内が明けたばかりの日に◎○を打ってやられるのは避けたい、という弱気の虫もおこる。
ぼんやりと出走表を見やる。
あぁ、S班は清水裕友だけだ。
脇本雄太は途中欠場。深谷知広は準決敗退。思えば松浦悠士も眞杉匠も参加予定だったが事前に欠場となっている。
うん? ここ四五年、年頭の記念(そのほとんどが立川競輪場でおこなわれている)の優勝者はみんなS班である。
“正月の子供になりて見たき哉”――小林一茶。
競輪の子供になりて①②と②①。お粗末。
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