「加齢による回転力の衰えを補うべく、ギヤ倍数を上げるベテラン――」なる昔の論はもう、皆が四回転近いギヤを使用する現今の競輪では消滅したに等しい。ただ、ベテラン競輪選手を待ち構える踏み出しの減退という問題は今昔一緒だ。したがってベテランそれぞれの“通り相場”を計るのに「長年月培った競走技術のうち、踏み出しの難を補うものあるやなしや」は有効であると考える。
小松島競輪を走っている疋田敏(愛知59期)の二日間がまさにそうで、ぷつんと切れたりじわじわ離れたり、しかし、そのあとの“処理”はまさしくベテランの味であった。もちろん競輪の見方は各人各様、離れた時点で断罪を下すお客さんもいらっしゃることは承知している。だけど、いいンだよなァ~疋田敏の競輪は――。ベテランの理想的な衰え方と表せば失礼に当たるし、疋田は昔からずうっと変わらんよ、という見方も聞こえて来そうだ。
明日(四月十四日)の小松島A級決勝(第十競走)は、目下五連勝中・毎日“違うスピード”の七番車・伊藤颯馬が満場一致の本命だ。俺の贔屓する疋田敏は九番車、中部近畿で逃げぶり抜群の中野雄喜の番手があることはあるが……。
二車単⑦⑨が俺の見物料&期待料です。
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