さぁ！やってまいります競輪祭！

ドンドンドン！
シャンシャンシャン！

年に１回、小倉を舞台にした祭の到来です！

僕が初めて競輪祭を生で体感したのは
今から５年前。

バンクの中央で走り回る子供たち
場内では信じられない数のイベントやトークショー
来場者の方へのファンサービスの数々
その他色々！！

とにかく、メディアドームはものすごい活気で
「これが本当に競輪場なのかぁぁぁぁぁぁっ！」

と、信じられない思いで見ていました。

「競輪場が元々持っている、ダークグレー」
な雰囲気がどこにもなかったのです！

いやっ、あの....
ダークグレーな感じ
それもいいんです！

いいんですけど.....
何というか.....

そうそう！！競輪祭は

子供のころ、デパートの屋上の遊園地に
連れてきてもらった時のような、そんな感じがするんですよね～。

実況席からドームを俯瞰で見た時に
心が躍りだす、というか

月並みな表現ですが
「やっぱりワクワクする」んですよね～。

で、何年経っても、その感じが色褪せないんです！

昔、実は
浜松オートの実況をやらせてもらってたことがあって
出張ですから、その時、一人でご飯を食べておりました。

で、たまたま隣の席に
オートレースのファンのおじさま３人

語ってました。

「だいたいやなぁ、レースの合間に、あんなうるさいイベントとかいらんっちゅうねん！あんなん邪魔なだけや。ってか、イベントやるなら静かにやれよなぁ。ほんま、そう思わんか？え？われ。そやろ。わっかい（若い）おねぇちゃんとか呼んできたって、あんなもん、レースの参考にも何にもなれへんやんけ。ってか、パイオツでも見せてくれるんならええけどのぅ。ガハハハハハハァァ！のぅ。ほんま。そんなもんもないのに、うるさいばっかりやんけ！えっ、こら、われ！！」

※一部、しゃべりの雰囲気を伝えるために、浜松なのに関西弁を使用していることをご了承ください。もちろん、実際には関西弁など使っておりません。おまけに「パイオツ」とも言ってなかったと思います。このあたりは捏造になりますので、ご注意ください。

という感じでございまして

まぁ、私も
その会話に絡んでいくのはとても勇気が必要でしたが

実際に、そういったおじさま方が「どんなイベントを望んでいるのか」
知りたかったので、思い切っておじさま方に聞いてみました。

「すいません、どんなイベントがあったら嬉しいですかね～」

あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ、切り出してしまった！
もう、後には引けないぜ！

案の定、ジロっと睨まれたあと

「何や、兄ちゃん、浜松オートの関係者か？」

「い、いえ、関係者というか、なんというか....」

「関係者やったらゆうとくわ。お前ら、施設を改装しようという気があるのか？えっ？われ！ほんまに、お前らは企業努力..........
(中略）........ほんまええ加減にせえよ」

のっけから、メガトン砲を浴びたのですが...
やっぱり、話してみるもんですよ～。

実際じっくり話し込んで
この時、色々発見がありました。

「うるさいのは嫌いだけど、若いお客さんが増えてほしい」
「無駄にうるさいのが嫌い」
「どんどん、浜松オートの活気がなくなってきてるのが辛い」
「俺も、実はワクワクしたい」

おいおい、ワクワクしたいんかいっ！
と、心の中で思いっきりツッコミましたが....

ポイントは
うるさいのは嫌だが活気は欲しいという。

「おいおい、どっちやねん！」

という話です。

でも、わかるんです。なんとなくその感覚。

僕が思うに

活気のない、閑散としたところで
ステージでワイワイやっていても、そこだけが浮いてしまって

おじさんからすると「違和感」しか感じない状況になるような
そんな感じなんじゃないかと。

結局、何をするのも
活気というのは非常に重要な要素になってくるんです。

ご飯を食べる時のお店選び！
店の入り口から、何となく活気があるかないか？
選ぶときに重要な要素になってきます。

誰もお客さんのいない閑散とした
陰気なお店だと、おいしいものも
あまり、おいしく感じないかもしれません。

結局のところ、活気っていうのは
賑やかかどうか
騒がしいかどうか

ではなく

そこにいる人、一人一人の
エネルギーの集合体なんじゃないかなぁ

と最近そんなことを思います。

さぁ！競輪祭！


本場で来ていただける方も
場外で楽しむ方も
電話、ネット投票でしか参加できないという方も

レースだけではない部分で
心躍り、ワクワクしてもらえればいいなぁ

チーム小倉の一員として
エネルギーを大放出したい！

そう思いながら
仕事（主に実況）

頑張ります！！

競輪祭の実況は今年がラストかなぁ。

まぁ、とにかく思い残すことのないように
精一杯頑張ります！

ワクワクよ届けぇぇぇぇぇぇぇ！！