皆様、おはようございます。
そして、遅れ馳せながら、新年明けましておめでとうございます。
本年も、変わらぬご愛顧の程、宜しくお願い申し上げます。

さて、今年１発目は、SG全日本選抜オートレースの展望コラムとなります。
そして、本日からの５日間は、SGスペシャルという事で、連日何らかのレースを展望する全日本選抜特集コラムをお送りしていきたいと思います。

2017年の掉尾を飾るSGスーパースター王座決定戦、その興奮冷めやらぬ、僅か６日後に行われる事になったのが、今年のSG全日本選抜オートレースです。そして、その開催地は、飯塚オートレース場となっております。

この件に関しては、新春早々で甚だ恐縮ではございますが、ちょっとどうかな・・・というのが本音です。
サブタイトルには「興奮冷めやらぬうちの真冬のSG戦、開幕！」と、仰々しく前向きに書いてみましたが、実際はちょっと問題有りかな・・・という思いが有ります。

まず、そもそも前回のSG戦との間隔がさすがに短すぎるかな、という感じで、年末年始で出費がかさみがちなところを受けてのSG戦、果たして売上面でどうだろうか、というのが懸念されるところです。
更に言えば、前述の通り「なぜこの時期の飯塚なのか」という事。川口や浜松のような、冬場に晴天が多い、いわゆる太平洋側の気候とは違い、この時期の筑豊・飯塚地方は雪が降る事も決して珍しくありません。現時点での天気予報、今節の最終日にも雪マークが付いていたりしていますし、そもそも寒く、天候不順です。オートレースにとっては、勿論雪は大敵（開催中止に追い込まれる）、それだけでなくそもそも天候不順で「いつ雨が降るかも読めない」という状況自体が、購買意欲を削がれる要因ともなります（ご承知の通り、良走路と湿走路では予想がガラリと変わってしまうため、天候不順が売上に及ぼすリスクは大きい筈です）。なぜ、年末のSG直後のこの時期、しかも飯塚なのか。この点に関しては、正直、売上に寄与するポイントがどこにあるのか、首を傾げざるを得ません。

ただ、どうもこの試みは今回限り？のようです。と申しますのも、既に来年度（平成30年度）のSG・プレミアムカップの開催日程は決定しており、全日本選抜は再び10月開催に戻る事になっています（という事で、今年は全日本選抜が２回行われます）。
まだ今回の「年頭開催」が行われていないうちから、既に来年度のカレンダーからは抹消されている今回の試み・・・という事で、なぜ今回だけがこのような日程なのかは疑問ですが、まぁ今回限りという事であれば、もう追求しなくても良いかなと思います。

という事で、まずは初日ですので、いつものように様々な角度から今回のSGを展望してみたいと思います。


■天候・走路想定

これに関しては、前述の通り、今節最も大きなカギを握ります。今日（初日）こそ、晴天に恵まれるようですが、開催後半になるにつれて、天候面での不安が生じます。３日目にはかなり大きな雨マークが。そして、最終日には「時々」ながら雪マークも見受けられます。


■勝ち上がり

前半２日間は全レース同条件の予選競走。その平均得点上位64名に絞られての準々決勝が３日目に行われます。その準々決勝（８個レース）の１着選手（計８名）と、それを除く３日間の平均得点上位（24名）の計32名が４日目の準決勝戦に進出。その１・２着選手で、最終日の優勝戦を争います。


■ハンデ構成

主力ハンデから見て10ｍ前、20ｍ前の選手（←正選手では岡谷美のみ）は全員ハンデが10ｍ重化となっているため、最大でも10ｍまでのハンデとなっています。


■車券の狙い目

やはり基本的に最も重視すべきは、「スタート速攻力のある選手」です。実力拮抗のSG戦だけに、道中の順位変動はあまり無いというのがSG戦の特徴と考えています。
また、これはいつも申し上げている事ではありますが「多少試走が悪くても内枠勢に注目（大きく劣るのは除く）」という点は常にポイントとして挙げられます。
優勝候補級が登場するレースではさすがに主力の外枠勢から素直に狙うべきかとは思いますが、外枠勢がそこまでタイムが出ていない、厳しい状況であれば尚更、内枠勢の残り目でおいしい配当にありつける事もあろうかと思います。



・・・という事で、上記の点を加味しつつ、本日は第11Ｒの前予想をしてみたいと思います。
今日に関しては、走路想定は「良走路」一本とします。


[2018.01.06]　飯塚
SG全日本選抜オートレース・初日
【11Ｒ】予選　　3100m（６周）
良
　①佐藤児（飯）10▼
　②佐久間（伊）10
○③平田雅（川）10
注④五所淳（山）10
　⑤桝崎陽（飯）10
△⑥三浦康（伊）10
▲⑦若井友（川）10
◎⑧鈴木圭（浜）10

SSトライアル戦線では、統一タイヤ等の影響もあったか、主力ハンデでも１着が無かった⑧鈴木圭であるが、その制約が無くなり、元通りの状態となる今節、主力ハンデという事になれば、当然ながら、この大外枠でも得意のカマシスタートを決めて序盤から優位に立てるアドバンテージは大きく、素直に車券の軸に推す。
対抗格としては、確かにランク順に並べばこの枠となるが、ハンデチャンス感が否めない③平田雅。内枠勢がややスタート劣勢の印象で、トップスタートまで望める相手関係となっている点も大きい。現在は川口所属であるが、デビューから数年は飯塚所属であり、それもあってか飯塚走路では普段より調子を上げる傾向にある（飯塚のグレードレースでの優出経験豊富）。
これに追従するのは⑦若井友、⑥三浦康の外枠勢か。スタートで付いて行ければ④五所淳も連下で一考。

＜良走路＞
本線（３単）：８－３７－３４６７
押え（３単）：３－８－４６７


以上です。
本日も、少しでも車券のお役に立てれば・・・と思います。