監督・脚本・主演。脇本雄太と新田祐大の「二枚看板」がすべて紡いだ物語――。昨年末の競輪グランプリ2019「感想戦」があるならば、俺はそう述べることだろう。そして一枚噛んだ「性格俳優」佐藤慎太郎が僅差持ってゆくという最後が、まっこと競輪らしい競輪だったと結ぼうか。
何故そこで車を下げる・番手でも三番手でもドカすしかないでしょう――! 最近の特別競輪の準決や決勝の「あと一周」で幾度、怒気をふくむ不充足を味わったことだろう。ぶっ叩いて逃げる脇本、正攻法からその番手を奪う新田――。何のことはない、国際舞台の「KEIRIN」に挑戦している強~い二人が、懐かしくもある「善き競輪」を演じてくれたわけだから、只々両雄に感謝したい。とともに、おめでとう慎太郎――! 令和元年のグランプリ覇者が昭和風情の漢であることに光明を感ずる俺だ。
謹賀新年。読者の皆様、2020年もよろしくお願いします。
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