「独善の絵図は、決勝で眞杉匠が引っぱって吉田拓矢の優勝なンだけど、通過点で失敗しては元も子もなくなる。一日早く出ちゃうとアツいのでズブズブを買っておく。」別紙に載せた準決(第十一レース)の予想文である。結果は一着眞杉匠に三着吉田拓矢。どうにも無茶を記したものだと反省する一方、撒き餌だと思えばいい、不遜にも明日(決勝)に希望をつないだつもりになった。
【松戸サマーナイト決勝】なにゆえ、眞杉匠が引っぱり吉田拓矢の絵図にこだわるかというと、昨年八月の西武園オールスターの借り(吉田のブン駆けで眞杉のGⅠ初優勝)を返したかろう。なる思いこみからだが、決勝にはもうひとつ、「借りを返したい」連係が増えてしまった。しかもその借りとは、たった一か月前に生まれた、できたてほやほやの借りである。六月の岸和田高松宮記念杯は、郡司浩平のブン駆けで北井佑季のGⅠ初戴冠だった。その借りを返すべく、北井が引っぱり郡司。いかにもこちらの画のほうが色濃い。私が追っかけていた前者の連係なぞ完全に霞んで見える。
が、それでも吉田を買います。「眞杉が引っぱり吉田」を「眞杉ががんばり吉田」と若干訂正して吉田の頭から。相手? 考えたらきりがない(私には手に負えない)。考えないなら古性優作。迷ったときのヒモは古性と決めているので④②の二車単。
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