競輪で一番おもしろいのは準決だが、勝負レースはB級の敗者戦だなどと、いっぱしに勝負師ぶったって、朝の一レースか二レースに持ち金ぜんぶ賭す度胸など俺にはなかった。
場外車券場も電話投票もない時代の競輪は、競輪が走っている競輪場でしか車券を買えなかったから、せいぜい近場の二箇所から選ぶ・絞るのが関の山で、あとはその場のその日の十個レースから勝負目を探すしかなく、朝一からやろうが五六レースあたりに着いたとしても、大概はチビチビ張ってのジリ貧から、最終レースにてほぼ有り金(大した金額ではないが)という繰り返しだった。
全国どこの競輪も簡単に買える世の中になった今、何十のレースから厳選して打てる自由さは幸福だが、逆に大変でもある。
明日の休みは川崎競輪――。新宿歌舞伎町コマ劇場近くの売店で前夜版を手に入れ、四レースのB級準決に六レースA級の負け戦は固そうだなどとチェックの印をつけたはいいが、いざ現場じゃァすぐ冷静さはふっとび、結局は最終レース勝負で落ちつく、己の「生態」が懐かしい。
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