〽もういくつねると グランプリ/グランプリには額あげて/カネをおろして備えましょう/はやくこいこい グランプリ――。〽もういくつねるとグランプリ/グランプリには康多から/ワッキー消して流しましょう/はやくこいこい グランプリ――。
〈グランプリ2019〉は脇本雄太と新田雄大が全部やってくれた――。そんな競輪だった。第一、今の競輪にツキモノの、インを切り注文を付ける、という行為が皆無だった。正攻法に新田、七番手に脇本となり、清水裕友-松浦悠士、平原康多、中川誠一郎とも、前と後ろの蛇に睨まれたように動きが硬くなった。
〈グランプリ2020〉はイン切りとは云わないが、とくかく出這入りが一度二度はあるだろう。その一度か二度の駆け引きがあるのなら、郡司浩平も新田も正攻法から下げての捲りがいい? 車番有利は郡司だけど佐藤慎太郎もスタートは速い。あと、「前で受けたい」という気もちが強いのは何と云っても「三人ライン」の東北だともおもう。脇本の勝ちパターンは後方からのカマシ。よってその戦法に徹すると考えるが……もし脇本が前取っちゃったらどうなるのだろう? やっぱり俺の並び推理は拙いなぁ。
で、いつもの淡泊な想定に戻す――。郡司は先行一割・捲り九割、新田は捲り十割、脇本はカマシ逃げ八割・捲りになっちゃうのが二割 と、こんなもんでどうでしょう。
問題は中国両者がどう走るか。清水が前なら先行ありきの捨て身の攻めになるんだろうけど松浦が前なのねぇ――。競輪を熟知している松浦は「引き出し」が多い。脇本ラインに併せて踏む。脇本が踏む前に早々切っちゃう。脇本ラインの後ろに位置して幻惑戦法――。等々色々想像するのは楽しいけれど、一つ、両者の連携に於いて曲げられない律がある。それは往時の平原と武田豊樹の連携に通ずる、前回りの責任感、換言すれば番手にかならずチャンスがある競輪をするということだ。
吹きやまない風はジョン・レノンと松浦悠士である――。と、褒めちぎってきた来た俺だが、ことこの並びでは清水>松浦の評価とするしかない(この項つづく)。
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