改めまして、おはようございます。
続いて、浜松の準決勝を展望してみたいと思います。

浜松の初日は、荒れ放題だった川口とは違い、比較的落ち着いていたようです。一攫千金の穴配当も、想定通りなら歓迎ですが、そうでなければ、安くても車券に絡むべき選手がキッチリ絡む、という方が、安心して見られますね。
初日メインの12Ｒ・浜松まつり選抜は、S1レーサー・青山周に注目が集まりましたが、金子大より先手を奪ったものの道中外目を回る展開から、インを突かれてしまい、逆転を許しています。前の逃げも早く、何となく追走勢が苦戦しているようなレース展開ではあったものの、現在の状態では一抹の不安を感じざるを得ません。
では、１つ１つ準決勝の番組を見てみたいと思います。
ちなみに、浜松では恒例となった一般開催の「ランチアタック」は今年度も健在のようですが、準決勝のレース個数自体は４個レースに戻っているようです。


【５Ｒ】

昨日選抜戦を勝利した④遠藤は、やはりこの位置では脅威です。今日も同ハン内がスタートにやや難のある③今田という事もあり、先行は堅そうで、そうなれば昨日の再現も十分。最重ハン勢の争いが難しいところですが、今日は時計が良く見える位置に戻ってきた⑥新井恵が、鈴木静のスタートに乗って早めに進出すると面白そうで、さらにこれをマークする⑦岩科鮮が、近況の新井恵との直接対戦成績では優位となっているだけに、追走に後れを取らなければ逆転まで十分と見ています。難しいのが０線両者の比較です。これは試走を見てみないと何とも言えないところです。

３単：４＝７－６８


【10Ｒ】

昨日のランチアタック戦で、試走3.45ながら強烈な逃げを見せた①大月が、このメンバー相手でどこまで逃げられるかが、まずはポイントになります。但し、少なくとも試走は上げてこないと、追込勢のレベルは上がっているだけに厳しいかもしれません。
追込勢の主力一番手はやはり⑧金子大という事になりますが、エンジン状態の比較では、④渡邊篤が注目の一車です。スタートで叩かれる事は無さそうで、早めにマイペースに持ち込めれば、振り切ってのアタマも十分考えたいところです。

３単：８－４－５７
２単：４－８


【11Ｒ】

昨日は再試走でヒヤッとさせた⑧木村武ですが、レースではキッチリ１着。今日は整備の誤差は修正してきそうで、ここも中心で良いかと思います。それ以外の最重ハン勢は、⑥穴見が混戦を演出すると多少追撃に時間が掛かりそうで、逆に注目したいのが①櫻井厚の０線からの単騎逃げ。昨日は10前の木村直の逃げを捉えるまでに時間は掛かりましたが、最終的に４着に粘っているだけに状態は悪く無さそうで、単騎０線逃げとなるここは前半でマージンを稼ぐ事が出来れば、残り目も十分あると見ています。
また、主力10前の位置なら常に注目しておきたいのが④櫻井晴。これに、穴見よりも先・先でレースが出来れば、⑤谷津の追撃も相手になりそうです。

３単：８－１＝４５


【12Ｒ】

さすがに昨日のようなレースぶりでは不安ですが、スタートは決まっていただけに、カマして早めに同ハン勢を競り落とす展開なら⑧青山周の逆転で良いかと思います。昨日は試走3.33に対し上がり3.457。明らかに展開が向かず時計が押さえられてしまったという印象で、試走偏差にして12もあるこれが限界であるとはとても思えません。
ここは①青嶋裕の逃げペースがどこまでもつか、というところですが、元来逃げより追いが向いている選手だけに、（よほど走路温度が上がらない限り）この引っ張りには限界があると見ています。そうなった場合の抜け出しの一番手は、やはりこのハンデなら絡んでくる④松山。昨日も大月の逃げを捕えきり、好タイムで勝利を収めています。内枠勢が伊藤正・牧野と並ぶ形であれば、トップスタートまで十分ある構成です。早めに２番手浮上からであれば、青山周を振り切っての逃げ切りまで十分あると思われます。
あと、昨日のレースで動き良く見えたのが⑤高林で、最重ハンは正直重荷かな、とは思いますが、⑥笠木よりも先行する条件で、残り目十分と見ています。

３単：８－４－５７
２単：４－８