内から来た八番車を和田圭だと勘違いしてしまいしまったと思ったが、松谷秀幸と気づき直してほっとしたのも束の間、郡司浩平の三着を怖がっている時点で私のギャンブルは負けていたと悔いた。けっこう付けるのかしら? 三千三百円余の払戻金に「そんなもんなんだ」と腹でつぶやいているのがこれ又情けない。
眞杉匠と吉田拓矢の一二着も微差、松谷と坂井洋の三四着も微差。たとえ微差でも、眞杉>吉田であり、松谷>坂井であった事が、普段の彼らの競輪というか走りっぷりを比較するに、私には妙に納得がゆくのである。写判で泣いた人、笑った人、ごめんなさい。写判に興ずる資格もない男の戯言ですのでご寛恕を――。
「OHTA ALONE」、太田海也は独りぼっちの先行になってしまったけど、眞杉のブロックを凌いで出切ったのだからたいしたものだ。「捲りで獲りに行く」などと宣巻いた自分が一寸恥ずかしい。
表題は敬愛するSIONの弾き語りライブ「SION ALONE」から拝借した。
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