ブログ

競りが商売のマーク屋に自力屋が競ったら、そりゃ思いっきりやられるよ。高松宮記念杯競輪後記その二

2022/06/19 22:39 閲覧数(792)
このブログを違反通報します
違反通報のフォーム画面へ移動します。
 ♪うまれた時が/悪いのか/それとも俺が/悪いのか/何もしないで/生きてゆくなら/それはたやすい/ことだけど――。佳曲『昭和ブルース』の歌詞を借りれば、さしずめ今日の郡司浩平は、♪粘った所が/悪いのか/それとも俺が/悪いのか/何もしないで/走り終えるは/それはたやすい/ことだけど――となるのかしら。
 山田庸平ラインの上昇を受け、イン粘りと見せかけたわけじゃなかろうが、一車下げ、もう一度内から前に出て踏んだはいいが、小松崎大地の惰力がまさり、正真正銘イン粘りの郡司は、一番やっちゃいけない佐藤慎太郎のところで競る羽目になった。そりゃ簡単には退かないよ、この人は。三番手は諸橋愛と成田和也の競り。こちらは際どい勝負になったけど、飛びそうで飛ばない、飛ぶわけにはいかない成田が凌いだ。郡司は四角で成田にだめ押しの頭突きを食らい、精根尽き果てたようにずるずる下がって行った。
 競りでずっと食ってきた、競りが商売のマーク屋に自力屋が競ったら、そりゃ思いっきりやられる。また、そうじゃなきゃ競輪が競輪でなくなってしまう。

現在、コメントの投稿を受け付けていません。

TOPへ