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景品がハイライトだけのパチンコ屋~函館記念競輪優勝戦

2023/05/15 19:45 閲覧数(415)
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 五稜郭の側の老舗――宮内庁御用達みたいな――蕎麦屋の店先で、名物の一品を食するかどうか思案した記憶がある。十代の貧乏旅行だったからその値段に腰が引けたのだ。
 羅臼のパチンコ屋の景品はハイライトだけだった。いつも書いたり話したりしていることだけど記憶は怪しい。
 忘れられない若気の愚行に顔が赤らんだり、もう二度と帯同できない奴を想いしんみりしたり。競輪中継を見ながら胸のあたりが痛くなっているようじゃ車券はなかなか当たらない。
 今さっき函館記念競輪第三日が終了した。
 準決三番をさらっとお復習い。
 第十レースは強い本命がラインで決めるお手本のような競輪だった。強い本命とは犬伏湧也のこと、番手小倉竜二に三番手西田雅志がラインである。誘導さえ退避させたらあとは七番手まで下げる。もちろん早めに巻き返しに行くが、いきなり全開では後ろは辛い。七八割のカマシ、そこから段々とスピードを上げてゆけば――この相手なら――大丈夫、と犬伏が言ったわけではないが、私にはそう見えた。付いていく方も楽だから小倉の楽差しになった?
 第十一レースの嘉永泰斗は冷静だった。上昇を阻まれ七番手になったのは誤算だろうが慌てない。今の吉田有希の逃げは怖くない――そんな計算済みのような捲りにも思えた。ロング捲りゆえ中本匠栄も迫ったが「八分の一輪」抜かせず。こんなところにも嘉永の成長を感ずる。北ラインの先導役扱いだった嵯峨昇喜郎が――後ろの先輩二人を差し措いて――三着。これもまた競輪である。赤板の勇気ある突っ張りが幸運を呼び寄せた?
 第十二レースは三番手から東口善朋が突き抜けた。只一人のピンピンピン――完全優勝に「王手」を掛けた。ふうむ……。狭いところを怖がらず東口を追った形になった和田真久留が二着。新田祐大は何をしても(初日は三番手一気、二日目は番手捲り、準決は先行)勝てない。が、確定板も外さない。ニュー新田の現状をどう評価すればいいのだろう。
【函館記念競輪優勝戦】一、嵯峨昇喜郎が新田祐大を引っ張ったとして――終向手前くらいからの新田の番手捲り展開になったとして――はたして新田は勝ちきれるのか? 簡単ではない。と答える。決して無理だとは言わないけど、嵯峨の限界スピードは、犬伏湧也に比して、嘉永泰斗に比して、失礼だが「月とすっぽん」であり、そのすっぽんの方の加速を借りる危うさを慮る。
 二、北の二段駆けを犬伏が捲ったとき小倉竜二は付けきれるか。同様に嘉永-中本匠栄の場合はどうか。両線とも崩れる可能性ありだと思うが、どちらかといえば小倉はおおいに心配、中本の方は半々という感じかしら。
 三、初日につづいて新田の番手となった東口善朋に「何か」を感じるか? もちろん感じる。それは私が濫用する「奇縁」であるが、普段東口の車券を買うことがほとんどないので扱いに困る。
 結、強い弱いで言えば今の犬伏はほんとに強い。しかも平塚ダービーで犠牲役を担ったばかりである。今日は「勝ちに行く」で構わない――小倉先輩だって「それでいい」と言いそうだ。
 ②①と②⑨の二車単を買います。

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