競輪予想では、まず最初に選手の並びを確認しなければなりません。選手の並びを確認する方法は、「新聞:専門予想紙や一般スポーツ紙」と「地乗り( じのり):レース前に行われる試走」の2通りです。但し、選手の並び方には、法則があります。その法則を知っていれば、新聞や地乗りを見なくても、出走表だけで並びの見当をつけることができます。
地区が同じだと一緒に練習することもあるし、気心が知れているしで、徒党を組むのには、最適です。
競輪ならではの地域区分がありますので一覧表に整理しました(「地域区分一覧表」参照)。
一人の逃げ屋に二人の追い込み選手がつける場合、競走得点上位の追い込み選手が番手をまわり、得点下位の追い込み選手が3番手をまわります。但し、例外もあります。例えば、東京の逃げ屋一人、東京の追い込み選手一人、埼玉の追い込み選手一人の合計三人で構成されるラインがあった場合、東京の追い込み選手の方が埼玉の追い込み選手より競走得点が低かったとしても、 東京の追い込み選手の方が2番手をまわらせてもらえる事があります。つまり、場合によっては、同県出身者同士のつながりの方が、得点よりも優先されることがあるということです。
法則はこの2点のみです。出走表を手にしたら、まずは、B回数(ページ2参照)と決まり手に注目して、自力選手を見つけて下さい。次に、その自力選手と同じ地方の追い込み選手を番手、3番手に並べていって下さい。これで大体の並びは分かります。試しに出走表から並びを推測してみましょう。
推測できたら右の図と照らし合わせてみてください。