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遠山競輪研究所

競り込み・飛び付きランキング　2020年上期（ 2020/08/04 ）

2020年上期（1月～6月）の各選手の 競り込み回数・飛び付き回数を集計しました。恒例のランキング形式で報告します。
横の動きで勝負する選手のランキングとなります。

競り込み・飛び付きのカウント条件は次のとおりです。

競り込み: 目標選手の後位で周回中から併走している場合を競りとし、目標選手と筋じゃない（地域的に遠い）選手に競り込みをカウント
飛び付き: イン粘りまたは追い上げの行為をおこなった選手に飛び付きをカウント

ランキング表中の数値や色付けの意味は次のとおりです。

表中の「競込み - 連絡み」で「 4 - 2 」は、「4回の競り込みを行い、うち2回の連絡み」
表中の「飛付き - 連絡み」で「 6 - 3 」は、「6回の飛び付きを行い、うち3回の連絡み」
背景にピンクの色付けがある選手は、2019年上期・2019年下期に続いて三期連続のランクイン
背景に黄緑の色付けがある選手は、2019年下期に続いて二期連続のランクイン
背景に黄色の色付けがある選手は、前々期（2019年上期）または前々々期（2018年下期）にランクイン

今回の集計期間の後半はコロナ禍により開催中止が多数発生したのですが、コロナ禍は競り・飛び付きのレース戦法にも影響を与えているようです。
コロナ禍となった上期後半(4～6月）の競り・飛び付きの発生率（＝発生回数 / レース数）を、コロナ禍前の上期前半および前年同期間と比較してみました（次表）。
選手への心理的影響があるのか、コロナ禍となってからは競り・飛び付きの発生率が減少しています。

コロナ禍の競り・飛び付きへの影響

カウント期間		競り発生率	飛付き発生率
コロナ禍前	2020年 1～3月	2.2 %	15.4 %
コロナ禍最中	2020年 4～6月	1.8 %	12.8 %
昨年の同期間	2019年 4～6月	2.5 %	15.4 %

S級戦2020年上期（1～6月）

競り込み回数、飛び付き回数とも上位には常連の選手が並びました。
飛び付き回数の4位に何故か徹底先行型の木村弘選手（青森）がランクインしています。詳しく調べると2月に集中して4回、その後3月に1回の飛び付きを行っています。「この期間に飛び付きを試してみた」という感じでしょうか？（個人的な想像です。）

S級戦競り込み回数ランキング

順位	選手名	期	府県	出走数	競込み - 連絡み	飛付き - 連絡み
1	武田　憲祐	93	神奈川	36	6-0	1-0
2	河野　通孝	88	茨城	33	4-1	0-0
2	中村　昌弘	81	広島	45	4-0	0-0
4	田中　誠	89	福岡	38	3-0	1-0
5	宗景　祐樹	84	栃木	36	2-0	2-1
5	柿沼　信也	91	埼玉	37	2-0	2-1
5	坂本将太郎	101	栃木	39	2-0	2-0
5	中村　淳	69	栃木	36	2-0	1-1
5	近藤　俊明	87	神奈川	28	2-0	0-0
5	竹内　智彦	84	宮城	30	2-1	0-0
5	大坪　功一	81	福岡	46	2-0	0-0
12	西村　光太	96	三重	37	1-0	3-0
12	東　龍之介	96	神奈川	42	1-1	3-0
12	山田　敦也	88	北海道	36	1-0	2-0

S級戦飛び付き回数ランキング

順位	選手名	期	府県	出走数	飛付き - 連絡み	競込み - 連絡み
1	荻原　尚人	89	宮城	42	10-2	0-0
2	久保田泰弘	111	山口	33	9-1	0-0
3	小林　令	109	山梨	31	6-0	0-0
4	木村　弘	100	青森	37	5-1	0-0
4	佐藤　一伸	94	福島	40	5-0	0-0
6	鈴木　竜士	107	東京	33	4-4	0-0
6	古性　優作	100	大阪	34	4-2	0-0
6	畑段　嵐士	105	京都	38	4-3	0-0
6	新山　将史	98	青森	45	4-3	0-0
6	山本　健也	89	千葉	47	4-0	0-0
11	西村　光太	96	三重	37	3-0	1-0
11	東　龍之介	96	神奈川	42	3-0	1-1
11	尾形　鉄馬	107	宮城	17	3-1	0-0
11	三ッ井　武	96	神奈川	25	3-0	0-0
11	中島　将尊	105	群馬	29	3-1	0-0
11	小原　太樹	95	神奈川	32	3-0	0-0
11	市橋司優人	103	福岡	34	3-0	0-0
11	山田　庸平	94	佐賀	35	3-0	0-0
11	古川　貴之	93	佐賀	36	3-2	0-0
11	五日市　誠	89	青森	36	3-0	0-0
11	月森　亮輔	101	岡山	40	3-0	0-0
11	藤田　大輔	91	千葉	48	3-1	0-0
23	宗景　祐樹	84	栃木	36	2-1	2-0
23	柿沼　信也	91	埼玉	37	2-1	2-0
23	坂本将太郎	101	栃木	39	2-0	2-0
23	山田　敦也	88	北海道	36	2-0	1-0

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A12班戦2020年上期（1～6月）

競り込み回数で断トツのトップは梶原恵介選手（大分）でした。ここではお馴染みの選手で、今回もトップの座は譲りませんでした。
競り込み回数上位に関東の追込み選手である野間司選手（茨城）と星野辰也選手（栃木）が初ランクインしました。
河野淳吾選手（神奈川）はランクインは初めてですが、自在型で以前から多少の飛び付きは行なっていました。
意外にも四宮哲郎選手（京都）も初ランクインですが、もとから位置取りに厳しくS級でも活躍したベテラン選手です。

飛び付き回数の1位はともに初ランクインの馬場和広選手（埼玉）と佐山俊樹選手（埼玉）の同県の二人でした。
馬場和広選手はもともと飛び付きも出来る自力型ですが、今期はバック数が若干減って自在型に近づいた感じです。
佐山俊樹選手は捲くり多用の自力自在型といった感じでしたが、今期は飛び付きも多くなりました。

A12班戦競り込み回数ランキング

順位	選手名	期	府県	出走数	競込み - 連絡み	飛付き - 連絡み
1	梶原　恵介	92	大分	33	6-0	1-0
2	野間　司	94	茨城	39	3-2	2-0
3	星野　辰也	95	栃木	39	2-0	3-1
3	河野　淳吾	99	神奈川	42	2-1	3-0
3	沖本　尚織	87	広島	39	2-0	2-0
3	四宮　哲郎	71	京都	42	2-0	1-0
3	爲田　学	69	沖縄	22	2-0	0-0
3	田口　裕一	100	千葉	32	2-0	0-0
3	岩見　潤	71	三重	42	2-0	0-0
10	明田　春喜	89	北海道	42	1-0	5-3
10	作田　悦章	92	徳島	42	1-0	5-0
10	齋藤　輝彦	93	神奈川	35	1-0	3-1
10	中野　智公	99	和歌山	39	1-0	3-1
10	溝口　和人	85	神奈川	21	1-0	2-0
10	平石　浩之	87	茨城	32	1-0	2-0
10	加藤　昌平	80	福岡	34	1-1	2-0
10	寺林　正秋	93	宮城	39	1-0	2-0
10	石坂　永伍	93	岡山	40	1-0	2-1
10	橋本　勝弘	89	愛媛	41	1-0	2-1
10	浦川　尊明	80	茨城	41	1-0	2-0
10	高桑　由昇	81	福島	45	1-1	2-1
10	阿部　充宏	98	山口	45	1-0	2-0

A12班戦飛び付き回数ランキング

順位	選手名	期	府県	出走数	飛付き - 連絡み	競込み - 連絡み
1	馬場　和広	98	埼玉	42	9-2	0-0
1	佐山　俊樹	97	埼玉	48	9-4	0-0
3	出澤　拓也	111	神奈川	27	8-2	0-0
3	奥原　亨	103	神奈川	39	8-2	0-0
5	楢原　由将	94	福岡	42	7-2	0-0
5	山崎　泰己	101	岡山	42	7-1	0-0
7	菅原　裕太	100	静岡	32	6-4	0-0
7	佐藤　佑一	92	岩手	36	6-3	0-0
7	坂本　拓也	111	福島	36	6-0	0-0
7	平川慎太郎	105	佐賀	42	6-1	0-0
11	明田　春喜	89	北海道	42	5-3	1-0
11	作田　悦章	92	徳島	42	5-0	1-0
11	稲葉　一真	100	静岡	37	5-1	0-0
11	黒川　渉	103	滋賀	38	5-0	0-0
11	荒木　伸哉	87	静岡	42	5-2	0-0
11	小原　周祐	99	高知	42	5-2	0-0
11	渡邊　颯太	109	静岡	42	5-2	0-0
11	臼井　昌巨	89	愛知	43	5-1	0-0
11	山崎　輝夫	99	埼玉	44	5-2	0-0
20	菊谷　信一	90	大阪	27	4-1	0-0
20	永原　徹	87	富山	30	4-1	0-0
20	片折　勇輝	95	福岡	33	4-2	0-0
20	名川　豊	99	福岡	33	4-0	0-0
20	高田　隼人	88	千葉	34	4-1	0-0
20	山本　恵介	100	福島	34	4-0	0-0
20	木下　章	61	長野	35	4-1	0-0
20	渡邊　政幸	90	埼玉	36	4-0	0-0
20	八嶋　稔真	113	北海道	38	4-0	0-0
20	福田　真平	113	愛知	39	4-1	0-0
20	永田　修一	90	熊本	40	4-2	0-0
20	菱田　浩二	97	京都	41	4-1	0-0
20	樋口　瑛土	109	東京	41	4-1	0-0
20	伊藤　之人	90	東京	41	4-0	0-0
20	藤田　真	89	兵庫	42	4-1	0-0
20	藤縄　洋介	89	兵庫	42	4-1	0-0
20	吉竹　雄城	99	千葉	44	4-1	0-0
20	神山　尚	109	栃木	44	4-1	0-0
20	野中　祐志	98	埼玉	45	4-2	0-0
20	小竹　洋平	97	福岡	45	4-1	0-0
20	重倉　高史	95	富山	46	4-1	0-0

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チャレンジ戦2020年上期（1～6月）

競り込み回数1位には、すっかりマーク選手となった樋口有樹郎選手（兵庫）とともに、ベテランの晴山裕之選手（東京）が初ランクインしました。
やさしそうな晴山裕之選手は普段はライン尊重の追込み型ですが、必要な時にはきちんと競るというタイプです。

飛び付き回数の1位は初ランクインの高橋俊英選手（群馬）でした。自力自在型ですが今期はS取ってイン粘りという戦法を多用しました。その時の連対率は結構良いようです。

チャレンジ戦競り込み回数ランキング

順位	選手名	期	府県	出走数	競込み - 連絡み	飛付き - 連絡み
1	樋口有樹郎	98	兵庫	56	4-3	2-2
1	晴山　裕之	77	東京	47	4-1	0-0
3	藤野　貴章	97	佐賀	42	2-1	3-0
3	武藤　嘉伸	59	埼玉	33	2-1	2-0
3	行成　大祐	80	香川	36	2-0	2-0
3	喜納　隆志	92	沖縄	27	2-0	1-1
3	田中　秀治	82	岐阜	30	2-0	1-0
3	小坂　勇	64	栃木	32	2-0	1-0
3	茨木　基成	60	東京	36	2-0	1-0
3	小畑　大臣	74	岡山	37	2-0	1-0
3	齋藤　勝	53	広島	14	2-0	0-0
3	菊地　大輔	85	栃木	43	2-1	0-0
13	舟元　権造	92	大阪	42	1-0	6-2
13	小野　祐作	72	岡山	36	1-0	5-0
13	大崎龍一郎	109	滋賀	25	1-1	4-0
13	西村　将己	78	福岡	28	1-0	2-0
13	岡田　雅也	88	高知	36	1-0	2-0
13	眞鍋　伸也	85	香川	46	1-0	2-1

チャレンジ戦飛び付き回数ランキング

順位	選手名	期	府県	出走数	飛付き - 連絡み	競込み - 連絡み
1	高橋　俊英	93	群馬	45	10-4	0-0
2	佐藤　健太	101	愛知	33	9-2	0-0
3	佐川　拓也	99	福島	39	8-1	0-0
4	谷口　幸司	111	高知	24	7-2	0-0
4	板橋　慎治	95	岐阜	27	7-5	0-0
6	舟元　権造	92	大阪	42	6-2	1-0
6	竹村　達也	99	高知	34	6-1	0-0
6	沢田　勇治	98	山口	42	6-4	0-0
9	小野　祐作	72	岡山	36	5-0	1-0
9	幸津　博	78	徳島	29	5-1	0-0
9	村松　俊弥	96	山梨	32	5-0	0-0
9	渡辺　馨	96	神奈川	39	5-0	0-0
9	井上　将志	100	兵庫	42	5-2	0-0
14	大崎龍一郎	109	滋賀	25	4-0	1-1
14	藤田　篤	61	北海道	35	4-1	0-0
14	玉木　英典	95	福島	36	4-2	0-0
14	奥平　充男	93	京都	39	4-3	0-0
14	真船　拓磨	96	福島	40	4-1	0-0
14	浦野　慈生	103	神奈川	42	4-1	0-0
20	藤野　貴章	97	佐賀	42	3-0	2-1
20	元砂　海人	113	奈良	15	3-0	0-0
20	宮腰　圭祐	96	福井	27	3-0	0-0
20	小川　大地	98	愛知	28	3-1	0-0
20	天野　純平	115	佐賀	31	3-1	0-0
20	宇佐見優介	115	福島	33	3-2	0-0
20	富永　昌久	88	佐賀	33	3-0	0-0
20	福田　博	79	香川	34	3-1	0-0
20	野村　昌弘	84	埼玉	35	3-0	0-0
20	清水　吉康	85	東京	36	3-0	0-0
20	渋谷　錬	103	神奈川	37	3-2	0-0
20	肥後　公允	91	奈良	39	3-2	0-0
20	坂田　学	83	兵庫	41	3-0	0-0
20	高橋　潤	96	岩手	42	3-1	0-0
20	湯浅　大輔	96	千葉	42	3-0	0-0
20	幡中　幸弘	80	兵庫	45	3-1	0-0

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