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1992年第7回全日本選抜競輪に吉岡稔真が初見参‼️

2023/07/21 1:19 閲覧数(330)
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募集テーマ:夏の思い出

私の競輪人生のはじまりは滝澤正光という、とんでもない怪物がすでにスターになっていた時代からだ。
そんな怪物にはだれも勝てっこないと暫くは思っていた当時、本田晴美、坂本勉と言った自力型が好調ときに勝ち負けの勝負が出来たが、それ以外は滝澤か滝澤のラインの優勝がほとんどだった。
その怪物に段々とそして、すぐにはっきりと終焉を知らしめたのが、いままでにはなかなか見たことのない強さの男・吉岡稔真だった。
この男の特別競輪初出場となった地元福岡での真夏の祭典・久留米全日本選抜競輪だった。
(昔は今と違い8月の猛暑の盛りに開催していたのだ。)
準決勝を3着で何とか勝ち上がって決勝進出した吉岡の初出場で初決勝のレースが、記憶に焼き付いている。と言うか、レース後の控え室に向かうまでの記者のインタビューへのその応対が、今でも脳裏に焼き付いてるのだ。
レースは千葉ラインは和泉田-鈴木誠-滝澤正光で最終BSを奪って、番手の鈴木誠が番手捲りして、後方からの仕掛けを捌きながらゴールする鈴木誠=滝澤が本命視。本命は当時が滝澤よりも油が乗って強さの増していた滝澤の同県の後輩・55期の鈴木誠。逃げてよし、捲ってよし、捌いてよしのオールラウンダー。
最終ホームから仕掛けて2Cで小橋正義を後に付けて、猛烈なスピードで捲って出たが、それこそ頭の後に目のついたような鈴木誠の強烈ブロックに止められた。

レース後の開口一番に発したことばは、『くそーっ、捲れとったぁ~‼️』だ。九州弁丸出しの本音の感想だったんだろう!
当時の唯一の競輪情報番組『風にタッチ』か『サイクルにっぽん』かは不明ですが。。
確かに、今で言うワッキー級または、それ以上かの強烈弾丸捲りではあったが若干二十歳の若者が、超縦社会の競輪で豪快猛者もいる中でのインタビュー対応がである。

私の車券はもちろん、吉岡-小橋の裏なしの一点勝負でしたから、鈴木誠の超強烈ブロックをやじり飛ばしていましたね❗
特別競輪初出場での初優勝をまじで狙っていたんだろう。そんなセンセーショナルな選手はこれまで、ひとりも見たことなかったし、古舘伊知郎さんには『走る流線型』と言わさしめた華麗で独特の美しい乗車フォームも、そして、いかにも気の強そうな面構えも競輪おじさんをとりこにしてしまったんだろう。
結果は鈴木誠-滝澤正光で枠番連勝単式は確か500円程度だったと思う。
この約半年後の日本選手権競輪で特別競輪初優勝することになるんだから、ここの敗戦でさらに負けん気の強さを出して猛練習したんだろうなぁ。。
吉岡のことだから。

あらためて、1992年~1994年台の吉岡のレースがいまもyou
tubeで見ることができるので、是非ともご覧戴きたいものと思う。格好いいですよ。
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