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なぁんだ、そうだったのか

2021/03/05 11:16 閲覧数(475)
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 “野球全般の技術系YouTube見過ぎて、なぁんだ、そうだったのかと蓮根バッティングセンターへ。今、3ゲームやって、しょんぼりして帰ってきたところです”――昔の朝野球仲間Sからのメールが届いた。さすが我がチームで一番重い、しかも木製バットを愛用していただけのことはある。Sは俺より一歳下だとおもったが、今だバッティングに対する向上心を失っていない。
 俺は『球辞苑』なるマニアックな野球番組をほぼ欠かさず見ているが、時折、あぁ、そうなのかと守備の肝腎や、走塁、打撃、作戦の一々に感心し、三十年前にこれを見たら大変だったろうなと一人笑ってしまう。只でさえへぼなチームが、プロ野球選手がのたまう高等技術を取り入れようとし、お笑い種となったことだろう。
 当時どのくらいヘボだったかの一例を記す。
 攻撃の場合のサインが盗塁・ヒットエンドラン・待球と三種類あったのだが、だいたい塁に出たら、打席に入ったらベンチのサインを見る、ということにまったく慣れていない素人集団なので、業を煮やした監督がベンチの前に出、走者と打者に、おいサイン見ろ! と胸の辺りを触ったりベルトを掴んだり。審判が笑いをこらえて、Eさん(監督の名前です)それじゃばれちゃうよ。相手チームのベンチからは、スライダーズ(自軍の名称です)エンドランやりたいみたいよ。これ又嘲笑気味の野次が放たれた。
 俺の競輪はもうすれっからしだから、そうか! などと閃くことなどないが、たまに慣れていないギャンブル、オートレース場や競艇場で聞く客の会話や予想屋の口上に、ふうむ、なるほど……車券舟券に光明がさしたりする。ま、長持ちはしないけど。
 世の中が落ち着いたらSとキャッチボールでもするか――。おもったはいいが肩がはずれるかもしれないなぁ。
 今さっき広島競輪の第一競走が終わり次走の選手紹介が始まった。天気のせいだろうがテレビの画調は薄く、たった七人が雨合羽をはおりバンクを周回するのはなんとも侘びしい。
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