皆様、改めましておはようございます・・・いや、もう「こんにちは」の時間帯ですね。

という事で、先日に引き続き、中央競馬（JRA）の秋のG1戦線を予想していく連載コラム。
今日は、牝馬クラシック戦線の三冠目、秋華賞を予想してみたいと思います。

かつては、桜花賞・オークスと、エリザベス女王杯が、３歳（当時の表記は４歳）牝馬クラシック戦線の三冠で、これを最初に全て制し、「牝馬三冠」の称号を得たのが、1986（昭和61）年のメジロラモーヌでした。
その三冠目のエリザベス女王杯が古牝馬（４歳以上）にも開放された事を機に、その代わりに３歳牝馬クラシックの三冠目として創設されたのが、この「秋華賞」でした。今年が数えて21回目となります。

では、今日もここから予想に入りたいと思います。


[2016.10.16]　京都11Ｒ
第21回秋華賞（ＧⅠ）　芝2000ｍ

注[1]①エンジェルフェイス（55浜中俊）牝３
○[1]②ジュエラー　　　　（55Ｍデム）牝３
▲[2]③パールコード　　　（55川田将）牝３
　[2]④パーシーズベスト　（55Ｃルメ）牝３
　[3]⑤レッドアヴァンセ　（55武　豊）牝３
　[3]⑥ゲッカコウ　　　　（55和田竜）牝３
　[4]⑦ヴィブロス　　　　（55福永祐）牝３
△[4]⑧デンコウアンジュ　（55内田博）牝３
△[5]⑨クロコスミア　　　（55岩田康）牝３
　[5]⑩ビッシュ　　　　　（55戸崎圭）牝３
　[6]⑪フロンテアクイーン（55蛯名正）牝３
　[6]⑫ウインファビラス　（55松岡正）牝３
　[7]⑬ワンダーピルエット（55小牧太）牝３
△[7]⑭ミエノサクシード　（55川島信）牝３
◎[7]⑮カイザーバル　　　（55四位洋）牝３
　[8]⑯ダイワドレッサー　（55川須栄）牝３
　[8]⑰ネオヴェルザンディ（55松山弘）牝３
　[8]⑱キンショーユキヒメ（55松若風）牝３

外回りコースであれば直線もやや長めの京都競馬場、但し芝2000メートルは内回りコースとなるため、直線距離は中山競馬場より少し長い程度（約330ｍ）。更に、最後に坂がある中山と違い、直線は平坦。という事で、どちらかと言えば先行馬に有利な傾向にあると思われる。
オークス馬にして前哨戦のローズＳを制したシンハライトが左前浅屈腱炎（ひだりまえ・せんくっけんえん）により戦線離脱、一気に混戦模様となった感が有る。人気を集めているのは、⑩ビッシュ、⑦ヴィブロスの紫苑Ｓワンツーコンビであるが、共に差し・追込馬。メンバー構成的にそれほど逃げ馬が多くなく、ペースが落ち付きそうな雰囲気を感じるだけに、前述のコースの特徴等を鑑みても、やや危険な人気馬かも・・・という気がしなくもない。それよりは、シンハライトを基準に考えると、ローズＳでこれと接戦を演じているメンバーがやや人気を落としているのは魅力と言わざるを得ない。
本命は、そのローズＳでシンハライトに０秒１差の３着となった⑮カイザーバル。札幌の1000万特別では１番人気に推されるも６着、但し勝ち馬からは０．３秒差。そこからローズＳを経て叩き３走目、好位で競馬出来そうなのも良い。春の500万特別（君子蘭賞）も含め、マイルより1800ｍの方が良績で、距離が延びた方が良さそうな印象も受ける。
シンハライトと接戦を演じたローズＳ組から⑨クロコスミアも同様、但しこちらは最内枠からの逃げがハマったという印象も拭いきれず、今回の枠からは同じような展開になるかどうか不安があるだけに、こちらはやや評価を下げる。逆にローズＳでは４着であった⑧デンコウアンジュも、常にシンハライトから０秒３～４差の競馬をしており、それが不在の此処ではチャンスが有りそう。こちらの方が展開および実績面でも上と見たい。
桜花賞を制した②ジュエラーもローズＳがプレップレース（前哨戦）。大敗の要因は何とも言えないが、こちらも叩き２戦目で伸びる可能性は有るし、元々の素質でクリアするか。スプリンターズＳを制したミルコ・デムーロが手綱を取り、内枠から巧く運べばチャンス有りそう。
紫苑Ｓ組から面白そうなのは③パールコード。叩き２走目で逆転あってもおかしくない。ここに来て、500万→1000万と条件戦を連勝し、力を付けつつある⑭ミエノサクシードも、未知の魅力がある。
また、「穴の基本は前残り」という私の信条から考えて、１枠１番に入った①エンジェルフェイスがスンナリ逃げる形になれば、マイペースからの逃げ残りも考えられなくはない。前走が負け過ぎているため強くは推せないが、春にはフラワーＣを逃げ切りで制しており、展開さえハマれば面白いのでは・・・。

＜買い目＞
（馬連）⑮＝②③⑧⑨⑭、②＝③
（３複）１頭軸：⑮、相手：②③⑧⑨⑭
（ワイド）①＝②③⑮


以上です。
少しでも馬券の方でもお役に立てれば・・・と思います。