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山陽・G1平成チャンピオンカップ優勝戦展望~V候補相次ぐ敗退、戦乱の8周戦を制するのは?~

2017/04/23 7:43 閲覧数(442)
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皆様、おはようございます。

山陽オートで開催中のG1・平成チャンピオンカップは、今日がいよいよ最終日。最終12Rは8周回4100mの優勝戦となります。
もちろん今日は、この優勝戦の展望コラムにて、皆様のご機嫌を伺います。

初日から波乱の連続、捉えどころの無い印象を残している山陽走路。本来格上となる8枠受難の状況は、節間で最も気温・走路温度が上がった昨日も続き、9R以降の準決勝では更に顕著に。木村武・青山周・浦田信・永井大、本来であればV候補の筆頭に挙げられる各レース8枠の面々が相次いで優出を逸する波乱。「優出を逸する」だけならまだしも、3着にすら1人も入っていないという、まさに今節の傾向を引き摺る結果となりました。

・・・ただ、その中で・・・手前味噌で大変恐縮ですが、昨日の準決勝前予想は我ながら会心の出来で、10Rの⑦池田政→④遠藤誠→③藤川幸の3連単2,240円を◎→○→▲の本線で仕留めた後、ハイライトは最終12R。⑦人見剛→②満村陽→⑥桝崎陽の3連単20,810円、これが◎→○→注で引っ掛かり、いつ以来か全く記憶に有りませんが、久々の前予想万車券となりました。実車券でもキッチリ取らせて頂き、テンションアップで今日を迎える事が出来ております。もしこれに乗って取られた方がいらっしゃいましたら、これ以上の喜びは有りません。

いずれにしても、この波乱の準決勝を勝ち上がった8選手、G1の優勝戦としてはややフレッシュな顔ぶれという言い方が出来るかもしれません。相次ぐV候補脱落の中、このビッグチャンスを掴むのは、果たして誰でしょうか。

今日の山陽小野田市は、昨日以上に文句無しの晴天予報。勿論、良走路一本の想定とします。

それでは、今日も1車1車の短評形式で、前予想をしてみたいと思います。



①満村 陽司 (山陽) ハンデ 0

 0m2車並びの外枠からのスタートとなった準決勝、スタートこそ内の小里健に先行されましたが、機力差は歴然、1周3角ではすぐに内を捕えて逆転の先頭。そこからは試走以上に光るレース脚で引っ張り、人見剛には捌かれましたが、更に追い上げてきた桝崎陽は何とか押さえての2着。地元で嬉しい記念優出を果たしました。
 準決勝より更に強化される同ハン勢、この内枠からスタートを張り込んでいけるかどうかがポイントとなりますが、スタートに関してはそれほど早くない印象。特に相手がスタート切れる②山浦博とあっては分が悪く、昨日のようにすぐに逆転出来るような相手では有りません。展開面でもやや厳しくなるかと思われます。


②山浦 博幸 (浜松) ハンデ 0

 「スタート行けなければ何も無いので」と、ロッカーコメントでも優出インタビューでも繰り返し口にしていた山浦博。0m3車並びの中枠に置かれた準決勝、有言実行のトップスタート。事前に睨んでいた通り、やはりこの選手の逃げはハマった時の強烈さはハンパ無く、試走1番時計で猛追する松尾啓をも振り切っての6周回逃げ切りを決めました。
 主力10m前が3選手優出を決めた事もあってか、この優勝戦ではハンデ据え置き。ここも、内の満村陽、外の吉松憲がそこまでスタートの早い選手ではないため、準決勝同様、中枠から目イチのスタートを切ってくるでしょう。3選手の比較に於いて、最もトップスタートを切って逃げる展開が思い浮かぶ存在となります。
 不安なのは、その「スタート行けなければ・・・」の思いが強すぎた時、肝心なところでの勇み足ですが、その時はもうその時です。キッチリ大時計の針が頂点に達した後にスタートを切ってくれる事を祈りましょう。
 あとは、周回が2周延びて8周回となる事で、どこまで逃げ粘れるか、という点ですが、V候補級が軒並み優出を逸し、多少は終盤まで逃げられる余地は出てきたかと思います。0mの3車は機力面では互角に近く、一旦逃げの形を作れれば、そう簡単には逆転されないでしょう。やはり勝負は行方は、主力最重ハン勢との争いという事になると見ています。


③吉松 憲治 (山陽) ハンデ 0

 0m3車並びの大外で臨んだ準決勝では、吉田幸に続く2番手スタートかと思われたところ、中枠の小林瑞の抵抗に遭って空いた内を、速攻決めた荒尾聡に掬われてしまい、序盤の展開はやや悪かったものの、そこから追い込んで2着をキープ、晴れて地元支部長が地元記念の優出を決めました。
 準決勝で投入したタイヤが1走目、その意味ではおそらく同じタイヤで臨む事になるでしょう。その点での心配は無さそうですが、問題はスタート。昨日も、出足こそ内の小林瑞より出ていましたが、1角では伸び返されています。今日も、10m後ろの内枠にはスタートに定評の有る④遠藤誠など、巧者が揃っており、序盤の展開に疑問符が付きます。自ら展開を作る前に叩かれてしまえば、さすがの機力でも太刀打ちは出来ないかと思います。


④遠藤 誠 (浜松) ハンデ 10

 10m5人並びの最内という好ポジションに置かれた準決勝では注文通りのトップスタート。内目を鋭く攻め、逃げる藤川幸を先に捕えて先頭へ。後から追い込んできた池田政の後塵は拝しましたが、序盤のアドバンテージを活かして2着に逃げ粘り、見事優出を果たしました。
 とにかく安定しているのがスタートで、ランク的にも最重ハンの内寄りの枠を得る事が多く、前を叩く勢いでの速攻が見られるようになっています。ここも、巧く運べば前の誰か1車は叩けそうな印象です。
 機力面でも近況は安定しており、昨日も3.399まで伸ばしています。ただ問題は、それ以上の抜群時計を望めない事。走法的には内主体、機力任せというよりはスタート力と腕でカバーするタイプだけに、どうしてもスピードには限界が有ります。今日も展開面では有利ですが、2周回延びる分、スピード勝負となってくるとやや分の悪さは否めません。それでも車券圏内には押さえておきたい1車です。


⑤人見 剛志 (山陽) ハンデ 10

 大外の永井大が白煙を上げる中、最近安定しているスタートがバッチリ決まり、強力な攻めを披露。逃げる満村陽を捕えての先頭ゴールで、地元の期待に応えての優出となりました。
 かつては、スタート一発の魅力を秘めているもののそれ自体がムラで「スタート切れれば良いけれど・・・」と常に注文が付く印象でしたが、近況はとにかくスタートが安定しており、これに機力の高位安定も手伝って、スタートからレース終盤まで快速ぶりを発揮し、好レースに持ち込む事が多くなりました。
 今節も初日から連勝と波に乗り、3日目こそ5着と敗れましたが敗因は明確(タイヤが低く滑りがひどかったらしい)。レース初卸しのタイヤに換えて臨んだ準決勝でキッチリ結果を取り戻し、3.383の一番時計をマークしての快勝。当然、今日の優勝戦は同じタイヤで臨むはずです。2走目なら8周回でも、タイヤのライフとしても一番オイシイところに当たるのではないかと思います。
 機力状態、スタートに加えてタイヤと3拍子揃ったところ、一気のスタートを決めやすい枠順も更に手伝って、ここは争覇圏に最も近い存在と言えるでしょう。


⑥池田 政和 (川口) ハンデ 10

 10m5人並びの外から2番目の位置から臨む準決勝、すぐ外の青山周の速攻もあって1角では最後方。しかし試走3.29の一番時計を示した機力で、1周3角では岡部聡、更には青山周をも捕えて逆転。そこから一気に攻め上げ、最後は先に先頭に立っていた遠藤誠を捕え、逆転の1着ゴールで優出を果たしました。
 機力は右肩上がり、すぐ外がスタートがやや甘い⑦松尾啓であれば展開面も昨日より向いてくるでしょう。大外の⑧荒尾聡の速攻も気にはなりますが、今のところの機力差では歴然、2角からBSで張り込んでいけるレベルと思われます。
 当面の相手は外よりはむしろ内。特に絶好の位置を得て状態も抜群の⑤人見剛との争いとなると見ています。


⑦松尾 啓史 (山陽) ハンデ 10

 準決勝は10m5人並びの外から2番目、すぐ外の浦田信が強烈なスタートで先行しましたが、それに付いて行く形で外から車を伸ばし追走。道中は機力面で劣る浦田信をキッチリ捌くと前へ進出。終盤では逃げる山浦博に一歩及ばずでしたが、今節のポスター男が2着でキッチリ優出を決めました。
 機力面では上位の1人と言えますが、問題はスタート。決して遅くは無いですが、周りが早いだけに今日も後手を踏む展開になりそうな気がしています。それでも8周回あれば追い込んで来るとは思いますが、内枠勢、或いは前にも早いペースで引っ張る存在が居るだけに、連下が一杯と考えています。


⑧荒尾 聡 (飯塚) ハンデ 10

 準決勝では、10m5人並びの外から2番目の位置から、目の覚めるようなトップスタート。更には軽ハン勢が交錯するところにポッカリ空いた内目を突いて、1周目のバックで早くも2番手の位置まで車を伸ばし、前を行くのは試走3.40(再試走)の吉田幸のみ。先頭に立つのは時間の問題でした。
 ただ、ここまで3.40を切るタイムが出ていない中で、裏を返せば、準決勝は余りに展開が向いたという事かもしれません。昨日の本走タイム(3.418)は、準決勝の中で最も走路温度が高い時間帯であった事は多少加味できますが、それでも、上位勢が軒並み3.3秒台の本走をマークした2日目さえも3.413が一杯。課題はここからの機力アップですが、内枠勢で既に仕上がっているメンバーが居る事を考えても、今日は苦戦を強いられるような気がします。武器はスタートですが、今日の相手では、⑦松尾啓には先行しそうですが、2角からの立ち上がりで外目を一気に伸ばそうにも内からの抵抗に遭い、位置を失うような気がしています。格では最上位ですのでやや勇気が要りますが、紙一重ながらここは無印とさせて頂きます。



以上を踏まえて、前予想の目は以下の通りです。

[2017.04.23] 山陽
G1平成チャンピオンカップ・最終日
【12R】優勝戦  4100m(8周)

 ①満村陽(山)0
▲②山浦博(浜)0
 ③吉松憲(山)0
△④遠藤誠(浜)10
◎⑤人見剛(山)10
○⑥池田政(川)10
注⑦松尾啓(山)10
 ⑧荒尾聡(飯)10

0mのスタート争いは、昨日も中枠からホールショット決めた②山浦博が優勢。これを追う主力10m勢は、内から④遠藤誠の速攻も気になるが、それ以上に気になるのが⑤人見剛のスタート一発。ともすれば内の④遠藤誠も飲み込まれる程の威力を感じる。これに乗って行く⑥池田政との首位争いと見る。

<良走路>
本線(3単):5-26-2467
押え(3単):6-5-247
押え(2単):5-4、6-2


さて、5日間の激闘のクライマックス。どんなレースになるのでしょうか。

本日も、少しでも車券のお役に立てれば・・・と思います。

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コメント(2)

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キャプテンマサ

Kazzさん、おはようございます。
車券が近況さっぱりの私なので、kazzさんのコラムを参考に、山陽の優勝戦
3連複5=6=24

購入させていただきました。
よろしくお願いします。
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Kazz

>キャプテンマサさん

コメントありがとうございます(^^)
また、予想に乗っていただきありがとうございますm(_ _)m
お互い当たりますように。。。
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