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飯塚・特別G1プレミアムカップ(ナイター)準決勝展望~目指せ、飯塚湿走路攻略(選手もファンも)~

2016/09/18 9:44 閲覧数(440)
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皆様、おはようございます。

飯塚オートにて開催中の特別G1プレミアムカップ。今日は4日目、いよいよ難関を勝ち抜いたベスト32による準決勝戦4個レースが行われます。
という事で、今日はもちろん準決勝戦の予想で、皆様のご機嫌を伺います。

昨日(3日目)は終日自宅でゆっくりしつつ、CS中継で勝負しておりましたが、やはり鍵を握ったのは天候でした。
想定より少し早く、16時半前後くらいから雨が降り出し、まずはざっと濡らせて湿走路になりましたが、その後雨が上がると、もともと持っていた余熱と風のせいか、すぐに乾き、一瞬は良走路と言える状況まで回復しました。ちょうど新井恵が快勝したレース、上がりタイムは3.408。一時の雨によって走路温度を下げた事で、回復後はかなり食い付き良い走路になったのかもしれません。
但し、その後また降り出した雨は本格的なものとなり、ピーク時には外側はかなり水が浮いて、しぶきも上がるレベルとなりました(ちょうど8~9R頃)。ピークを過ぎると少し水が引き、最終レースの頃には、浮いていた水はだいぶ掃けた印象でした。

これほどまでに様変わりする走路に、まずはレース毎に変わるコースの性格に翻弄された感がありましたが、ひとつ飯塚の湿走路の傾向も見えてきたような気もしています。
(必ずしもこうだと断言できるレベルでは無いですが)まとめると・・・

・あまり水が浮かないレベルの湿走路は、基本的には外が利くが、上位級の腕と機力有れば内目でも対抗できる

・水が浮き始めると、基本的には外が利き、内を小さく回るタイプにとっては厳しくなる

・但し大木光は別格


本格的に湿走路になった7Rは、丹村飛の動きが1つの傾向となりました。序盤は内目を通っていた丹村飛は、外の方が勢い有ると見るや、途中からコースを外に切り替え、巻き返しての2着(最後はほぼ荒尾聡と並ぶところまで進出)となりました。森且行も外目を使って3着に入っている事から、基本は外と思われますが、荒尾聡は終始内目(中盤はやや外を使いましたが)でも最終的には勝ち切ったため、内目でも、うまくコース特性を掴める上位級の腕と機力が有れば対抗可能であるという印象を受けました。

続く8Rは、試走から内目を通っていた岡松忠、鈴木清、東小野の3名がレースでも内目を選択も、ペースが上がらない中、外目を使って進出した高橋貢、平塚雅、池田政のワンツースリー。特に印象的なのは、内目を使って試走1番時計であった東小野が伸びない中、湿走路の実績はそれほど高くない池田政が3着に入っている点です。
このレースにおいて、試走と本走(約30分の間隔)で大きく変わっていたのが「水の浮き方」で、試走時には全面的に同じような色、特に水が浮いて色が変わって見える所が無かったのに対して、レースでは中~外のあたりに水が浮いている箇所(色が濃く見える箇所)が点在しており、その上を通ると水しぶきも少し上がるような状況となっていました。つまり、試走時は内と外の差が無く、本来の巧者である東小野が内でも好時計をマークしたものの、本走時には外が利く状況になっていた、と言って良いと考えています。

この傾向は9R・・・更に雨が本格的に降り、水が浮いている部分の面積も広くなり、上がる水しぶきも大きくなった・・・このレースでも同様で、スタートから外目を選択した佐藤摩、青山周、若井友が上位独占(青山周が1着)。逆に、ここまで湿走路4連勝を決めていた穴見和が全く伸びず、着外に沈むという結果からも、外が利くという言い方が出来ると考えられます。

ただ、では10Rではどうであったかと言うと、試走から1人内目を使った大木光が他を圧倒する試走タイムをマーク、本走でもすぐに「マイコース」の内目に入ると、見違える動きで先頭に立ち、そのまま押し切っての圧勝。コースの状態は、9Rほどでは無かったものの水が浮いている箇所はかなりの範囲で残っていましたが、そのような中でも大木光は他を圧倒していました。
そうなんです。雨の大木光は別格なんです。おそらく、「湿走路の乗り方」自体をもう体得しており、他の選手には出来ないようなグリップワークで乗りこなせちゃうんだと思うんです。大木光と言えば、今や若手の中では特徴的なインファイター。特に湿走路ではそれが顕著になりますが、既に自分のスタイルが出来上がっていると考えれば、走路がどうとか、外が利くとか、そういう次元では無いところに居るのでは、という印象です。

11Rになるとだいぶ水は引き、しぶきは殆ど上がらなくなっており、ここで鋭い動きを見せたのが佐藤貴、また試走から終始内目の岩科鮮も残り1周までは先頭、逃げ切りも視野に入っていた程で、特に最後方から追い上げる形となった佐藤貴に関しても内目を使う選手の中では上位級の腕と、何と言っても最後まで諦めないガッツがあり(たまに暴走しますが)、この成績に結びついたものと思います。

そして、間に少し雨が降ったものの殆ど状態としては11Rと変わっていないような印象を受けた最終12Rでは、鐘ヶ江、木村武、黒岩明と、終始内寄りのコースを取った選手で上位独占。特にインパクトが強かったのが、これも後方から内目を通って2着まで追い上げた木村武でした。この辺りは、雨用に出したタイヤがうまくハマった部分もあったかもしれませんが、外目を使っていた中村雅がやや伸びを欠いていた事を鑑みると、それまでのレース程、外一辺倒という事でも無かった事が伺えます。


・・・という事で、こう振り返ってみると、やはり一口に「湿走路」と言っても、その濡れ方(水の浮き方)によってコースの特徴がだいぶ変わってくる印象を受けます。
ですので・・・このコラムでは事ある毎に提言している件ですので、いつもご覧になって頂いている方にとっては「あ、またか」という感じかもしれませんが・・・、走路状況の発表単位に関しては、一口に「湿走路」としてしまわずに、やはり少なくとも、競馬で言うところの「重馬場」と「不良馬場」のように、湿走路の中でもせめて2つくらいには大別してほしい、という事を、今日も再び提言させて頂きたいと思います。ここは競馬に倣って、「重走路」「不良走路」とか、いかがでしょう。


さて、ここからは今日の準決勝の展望と参ります。
だいぶ前置きが長くなりましたが・・・ただ、ここまでこの前置きを強調したのは、天気予報や今現在の状況から「湿走路の準決勝」の可能性がかなり高まっているからに他なりません。
今日は、湿走路想定のみでいってみたいと思います。

また、ハンデ構成に関しては、この準決勝もオール10mとなりました。もしかしたら、準決勝から0mオープンにしてくるかなぁ・・・とも思いましたが、ある意味「ハンデ据え置き」という事になります。
まぁ、まだ準決勝ですから、それもアリかなぁ・・・とも思えなくも無いです。
ただ、まさかとは思っていますが、もし優勝戦もオール10mのままでしたら、私自身としては納得しません。理由は、ちょっと前のコラムに記した、私自身の「ハンデに対する考え方」に起因します(明日もしそういう事になったら、再度エントリーさせて頂きます)。

なお、今回の準決勝は、今シーズンの伊勢崎ナイターが採用していたシステムに倣い、レース番号が「8R~11R」になりますので、ご注意ください。


(ハンデmの後の印=▼:前回よりハンデ10m重化)


[2016.09.18] 飯塚
特別G1プレミアムカップ・4日目
【8R】準決勝戦  3100m(6周)
湿
▲①黒岩明(川)10
 ②掛川和(川)10
 ③岩科鮮(浜)10
 ④松尾啓(山)10
注⑤久門徹(飯)10
◎⑥若井友(川)10
△⑦早川清(伊)10
○⑧高橋貢(伊)10

まだこの時間帯では、重めの(水が浮いている)湿走路であると想定し、昨日外目を使って好走した⑥若井友、⑧高橋貢の両名から入る。そこに割って入るのが、機力上位、とにかく最内枠がおいしい位置の①黒岩明。面白いのが⑦早川清、外目が利くなら十分圏内と見たい。また、同様の理由で⑤久門徹も一考(こちらの方が穴になる可能性は高そう)。

<湿走路>
本線(3単):6-18-1578
押え(2単):8-16、1-68


[2016.09.18] 飯塚
特別G1プレミアムカップ・4日目
【9R】準決勝戦  3100m(6周)
湿
注①佐藤摩(川)10
 ②三浦康(伊)10
△③重富大(飯)10
○④新井恵(伊)10
 ⑤内山高(伊)10
◎⑥佐藤貴(浜)10
 ⑦篠原睦(飯)10
▲⑧中村雅(川)10

最後方の位置から内目を使って追い上げ、最後のワンチャンスでキッチリ先頭に立った⑥佐藤貴の強心臓ぶりに再度期待の一戦。また、機力上位の④新井恵は湿走路でも上位級であり、スタートで好位置を取れれば浮上も十分。
昨日は苦戦を強いられた⑧中村雅の取捨に悩んだが、これまでの実績から準決勝ともなれば修正してくるとの期待も込めての3番手評価。但し本来の湿走路実績から考えれば③重富大、また6周回だけに今日もトップスタートは堅そうな①佐藤摩の逃げ粘りも怖い。

<湿走路>
本線(3単):6-48-1348
押え(2単):4-368、8-346


[2016.09.18] 飯塚
特別G1プレミアムカップ・4日目
【10R】準決勝戦  3100m(6周)
湿
▲①丹村飛(山)10
 ②早船歩(川)10
○③鐘ヶ江(飯)10
◎④大木光(川)10
 ⑤西原智(伊)10
 ⑥桝崎陽(飯)10
注⑦金子大(浜)10
△⑧青山周(伊)10

前述の通り、昨日圧巻の走りを見せた④大木光は別格の一言。もし逆転があるとするなら、内目も利く状態になった時、先にそのコースを取り切って押さえ切った場合の③鐘ヶ江か。①丹村飛も同様に、内枠を利してトップスタートから、早めに自分のコースを見つけて逃げ態勢を作れば。
外枠勢にとっては・・・湿走路になると、空回りを気にして良走路ほどのスタートが切れない部分がある上、内枠勢にこれだけ湿走路巧者が揃う中では、展開面でかなり厳しくなる事が予想される。

<湿走路>
本線(3単):4-13-1378
押え(2単):3-14、1-34


[2016.09.18] 飯塚
特別G1プレミアムカップ・4日目
【11R】準決勝戦  3100m(6周)
湿
 ①廣瀬勝(川)10
 ②平塚雅(浜)10
○③吉原恭(伊)10
注④田村治(伊)10
▲⑤岩崎亮(山)10
△⑥木村武(浜)10
◎⑦荒尾聡(飯)10
 ⑧永井大(川)10

走路の状態にも拠るが、とりあえずビッグレースの準決勝なので、いつも通り⑦荒尾聡を軸に据える。相手関係は非常に難しいが、湿走路成績上位の中枠勢、特に③吉原恭は、枠なりキープなら、ハンデ位置も含めて序盤で展開を掴める可能性を秘めているため、対抗に推す。⑤岩崎亮もスタートで好位置取れれば残り目十分と見たい。⑧永井大にとっては、この遠すぎる外枠がどう出るか、もしかしたら外一辺倒というレベルにはなっていない可能性も有り・・・。

<湿走路>
本線(3単):7-35-3456
押え(2単):3-57


以上です。
本日も、少しでも車券のお役に立てれば・・・と思います。

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