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船橋・特別G1プレミアムカップ優勝戦展望~泣いても、笑っても・・・~

2016/03/21 8:25 閲覧数(1446)
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皆様、おはようございます。

いよいよ、この日を迎えました。

いつの時代も、オートレース発祥の地・船橋は、最強地区の代名詞でもありました。
66年に及ぶ船橋オートレース場の歴史の掉尾を飾る、特別G1プレミアムカップ。
この優勝戦の舞台にも、実に5名の地元選手が名乗りを挙げました。

今日は、この優勝戦の前予想で、皆様のご機嫌を伺います。

大激戦となった準決勝を勝ち抜いたベスト8による、8周回4100mの優勝戦は、枠番選択の0mオープン。準決勝1着グループの予選成績上位者から枠番を選択していく形(不成立となった9Rからは予選成績上位者2名が勝ち上がり、7番目・8番目の選択順)となり、選択順1位となった青山周が1枠を選択。以降、選択順6位の西原智までが内枠から順番に選択し、選択順7位の荒尾聡が大外8枠を選択しました。

という事で、優勝戦はいつものように、1車1車の短評形式でいきたいと思います。

お天道様は、この日に最高の舞台を用意してくれそうです。想定は「良走路」一本です。


①青山 周平 (船橋) ハンデ 0

 初日(良):2着(0m・3枠)試走=3.30、本走=3.387、ST=09
 2日(良):1着(0m・8枠)試走=3.32、本走=3.387、ST=12
 3日(湿):1着(0m・8枠)試走=3.60、本走=3.594、ST=13
 準決(良):1着(0m・1枠)試走=3.29、本走=3.361、ST=04

 予選を全体1位で通過し、選択した1枠で準決勝も勝利。1着グループの中で、予選1位で文句無しの選択順1位。そして選んだ枠は、もはや青山周の代名詞とも言える1枠。1尽くしの青山周が狙うのは当然1着、最高峰の勲章。選択理由は言わずもがな、トップスタートを切って思い切り逃げるだけ、それが可能な1枠を、当然のように選択してきました。
 飯塚G1、SG全日本選抜と、共に1枠からトップスタート。まずはここからハイペースで逃げていく事になるでしょう。展開面で有利だけに、もちろん争覇圏内ですが、相手比較からは逃げ切れずのパターンも考慮する必要がありそうです。


②木村 武之 (浜松) ハンデ 0

 初日(良):1着(0m・5枠)試走=3.30、本走=3.374、ST=09
 2日(良):1着(0m・8枠)試走=3.34、本走=3.419、ST=09
 3日(湿):3着(0m・8枠)試走=3.58、本走=3.648、ST=09
 準決(良):1着(0m・1枠)試走=3.29、本走=3.361、ST=05

 準決勝は1枠からトップスタート、その位置を6周回守り切り、1着で優出を果たしました。
 選択した枠番は、「より内となる」2枠。スタートで好位置をキープ出来そうですが、問題は①青山周よりも先行するのは厳しそうな印象だけに、一旦前に出られてしまうと、それを逆転するまでの機力差は無いと見ており、自分のポジションを守るのが精一杯となるような印象です。そこへ来て、外枠の船橋勢が強力であり、今回に関してはやや苦戦を強いられるような気がしています。


③永井 大介 (船橋) ハンデ 0

 初日(良):4着(0m・4枠)試走=3.30、本走=3.390、ST=13
 2日(良):1着(0m・8枠)試走=3.31、本走=3.381、ST=11
 3日(湿):2着(0m・8枠)試走=3.56、本走=3.655、ST=11
 準決(良):1着(0m・4枠)試走=3.28、本走=3.355、ST=04

 鈴木圭とのワンツーとなった準決勝は、圧巻のレースでした。先行する鈴木圭との1対1のバトル。それで出した上がりタイムは驚異の3.355。もちろん、このタイムの数字自体はそこまで驚く事ではないと思います(今年これ以上の数字を出した選手は居ます)が、このタイムを「単純に逃げて出した」のではなく、「序盤の抜きつ抜かれつのバトルがあった上で出した」というところに非常に大きな意味があるのです。抜きつ抜かれつやっていれば、普通はタイムが落ちるはずです(コースが外れたり、「捌く」という行為が発生するため)。もはや、この事だけで、超抜の状態である事は証明されています。
 船橋最後の開催・・・存続のために最も奔走し、最も悔しい思いをしているでしょう。この開催に賭ける思いは人一倍であると感じています。であれば、勝利あるのみです。


④中村 雅人 (船橋) ハンデ 0

 初日(良):6着(0m・7枠)試走=3.31、本走=3.403、ST=15
 2日(良):1着(0m・8枠)試走=3.29、本走=3.384、ST=08
 3日(湿):1着(0m・8枠)試走=3.56、本走=3.590、ST=12
 準決(良):2着(0m・3枠)試走=3.29、本走=3.365、ST=10

 準決勝は、木村武のペースに追走一杯の2着。タイム自体は出ていますが、実力最上位のメンバーの中ではやや見劣りする印象です。そして、更に厳しいと思っているのが、周りのスタートが早く、かつ、①③⑤と誰が逃げる展開になっても確実にハイペースになると考えられる事。何度かこのコラムでも記していますが、中村雅に向くのは、あまり前のペースが上がらず、追い上げが利く展開。前回のSG全日本選抜は、青山周のペースがそこまで上がらなかったというのも大きかったと思いますが、昨年末のSS王座戦で青山周・永井大のハイペースに為す術が無かったように、SG日本選手権で永井大・荒尾聡のハイペースに為す術が無かったように、今回も同様の展開が見込まれる中では、3着が一杯かな、というような印象です。


⑤鈴木 圭一郎 (船橋) ハンデ 0

 初日(良):1着(0m・8枠)試走=3.31、本走=3.423、ST=xx(手旗)
 2日(良):1着(0m・8枠)試走=3.31、本走=3.387、ST=01
 3日(湿):3着(0m・7枠)試走=3.61、本走=3.719、ST=07
 準決(良):2着(0m・3枠)試走=3.28、本走=3.361、ST=04

 今回のプレミアムカップ優勝戦、最大の台風の目は、この選手であると思っています。
 まず目を引くのが、連日コンマ0秒台のタイミングから伸びていくスタートの良さ。ビッグレースでも全く物怖じしない強心臓ぶりが印象的です。そして、安定した機力の良さ。準決勝では試走3.28、上がり3.361。これも、永井大との競り合いの中で出しているタイム。その永井大との現状比較では劣ってしまいますが(昨日も捌かれた後は追走一杯)、近況を考えれば「まだ上がある」状態。印の上では単穴候補という感じですが、準決勝以上の状態に仕上げてくる余地が十分あるだけに、最近の勢いのまま、逆転での3節連続V&初のビッグ制覇にも期待をしたいところです。


⑥西原 智昭 (船橋) ハンデ 0

 初日(良):2着(0m・5枠)試走=3.33、本走=3.403、ST=xx(手旗)
 2日(良):1着(0m・5枠)試走=3.34、本走=3.400、ST=13
 3日(湿):7着(0m・4枠)試走=3.57、本走=3.703、ST=15
 準決(良):2着(0m・7枠)試走=3.31、本走=3.377、ST=07

 連日好スタートが決まっており、準決勝でも先行する伊藤信を捌いての2着優出。船橋勢として意地でも優出したいという思いが伝わるレースぶりでした。
 それでも正直なところでは、昨日の上がり3.377が、ほぼ自身が出せるベストタイムという印象で、これ以上を望むのはやや厳しいという気がしています。そう考えると、これ以上のタイムを出せるメンバーが内枠を占めている状況下では、混戦下での3着辺りが精一杯かな・・・という印象です。


⑦東小野 正道 (飯塚) ハンデ 0

 初日(良):1着(0m・6枠)試走=3.35、本走=3.429、ST=07
 2日(良):1着(0m・6枠)試走=3.32、本走=3.416、ST=13
 3日(湿):2着(0m・4枠)試走=3.56、本走=3.600、ST=15
 準決(良)不成立(0m・4枠)試走=3.31、本走=x.xxx、ST=11

 準決勝は不成立となり、原因車を除く選手間で予選成績上位のため、優出を果たしました。
 不成立となる前の順位では完全に圏外であっただけに、優出を果たしたところで、現状、上位勢とはかなりの差があるという印象です。このような優出の経緯もあり、さすがに狙えません。


⑧荒尾 聡 (飯塚) ハンデ 0

 初日(良):3着(0m・2枠)試走=3.33、本走=3.390、ST=13
 2日(良):1着(0m・8枠)試走=3.30、本走=3.390、ST=09
 3日(湿):1着(0m・8枠)試走=3.59、本走=3.690、ST=15
 準決(良)不成立(0m・3枠)試走=3.29、本走=x.xxx、ST=11

 優出の経緯は⑦東小野と同じ、ただこちらは不成立となる前も優出圏内でした(先頭走行中)。その意味では、こちらの方が優勝戦でも勝負にはなります。とは言え、追い上げていた桝崎陽の方が強めであったという事から考えると、この優勝戦の上位勢との間には機力差があると考えています。
 ただ、この選手が怖いのは、まだ上が見込める事と、この「8枠」からでもカマシていける強烈なスタート速攻力を兼ね備えている事。一昨年の川口SGオールスターでは、試走劣勢の中、同じ8枠からトップスタートを決めています。この時の見せ場はその瞬間だけでしたが、近況は機力状態が良いとスタートを決めた上でタレない事もあるため、ちょっと注意が必要です。もちろん試走タイムは最低でも3.2秒台は欲しいところ。内枠勢に明らかに見劣りする試走タイムであれば、押さえる必要も無いとは思います。


以上を踏まえて、前予想の目は以下の通りです。

[2016.03.21] 船橋
特別G1プレミアムカップ・最終日
【12R】優勝戦  4100m(8周)

○①青山周(船)0
 ②木村武(浜)0
◎③永井大(船)0
△④中村雅(船)0
▲⑤鈴木圭(船)0
 ⑥西原智(船)0
 ⑦東小野(飯)0
注⑧荒尾聡(飯)0

 スタート展開は、①青山周に続くのが②木村武、③永井大、⑤鈴木圭といった辺り。⑤鈴木圭に関しては未知数で、トップスタートの可能性まで考慮に入れたい。③永井大は、トップスタートまでは少し厳しいかもしれないが(もちろん無い事は無い)、前団キープならキッチリ追い込める脚もありそう(①青山周の逃げでも逆転できそう)で、スタートも含めた総合力評価として本命とする。
 全体としては、誰が逃げてもペースアップは必至で、これに付いて行ける限られたメンバーが車券圏内に居ると見る。④中村雅はスタートがカギとなり、決して遅くは無いが、このメンバーに入ってしまうと揉まれてしまいそう。

<良走路>
本線(3単):3-1-45
押え(3単):3-1-8
押え(2単):1-3、3=5、1=5


さて、5日間の激闘のクライマックス。どんなレースになるのでしょうか。

本日も、少しでも車券のお役に立てれば・・・と思います。
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