先日〈大垣記念〉を走った北井佑季も、今回〈広島記念〉の新山響平も、当然、目前にひかえる大一番グランプリを意識する。自身の状態を計る。大舞台の予行演習もかねる。北井が十二月三十日にやりたい競輪は――普段のスタイル――先行一本だろうから、大垣ではそういう競輪を見せるには見せたわけだけど、かえって心配な面が目立つ結果に終わってしまった。ま、そこから合わせてくるのがプロなのだろうけど。
逆に新山が今年の大舞台でやりたいことは、常のスタイル――突っぱり先行――ではない。北はひとり。仮に誰かがマークの手をあげたとしても「ど先行」の選択肢などなかろう。今回の初日と準決で見せた、ハイ・スピードの入れ替わりにもバテない馬力かつハイ・ピッチの上を行く捲りは、予行演習にうってつけだったのではないかしら。
【広島記念in玉野】第一に、新山響平が三発目の捲りで次走のグランプリに弾みをつける。第二に、だからといって三日間菅田壱道の前で捲りじゃいかん、予行演習は二走で十分、決勝は太田海也とがんがんやる。第三に、〈広島記念in玉野〉ゆえ太田海也の心境はゆれる? いや、やはり広島記念の方が重たかろう。ましてや番手の松浦悠士は勇姿のS班である。
三通りの車券を考えた。新山の捲り三発めというのがひとつだ。太田が新山をつぶして松浦の優勝、その場合太田の残りはきびしい。これが二つ目。そして新山が太田をつぶして菅田の優勝、新山は残れない、というのが三つ目の車券だ。ただ菅田とは車券の相性がわるいので三つ目は却下する。
初日のような展開になって⑨①。松浦から太田を切っても池田良というわけにもいかず、なんとなーく単騎の選手に手が伸びるのだけど、賭す価値あるのは山田庸平と佐々木眞也の両名で①③④と①④③。
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