宿口陽一-平原康多の番手捲りと寸分たがわぬタイミングで古性優作が仕掛けきれいに飲み込んだ。ゴール後に歓びを爆発させるの古性を見ながら、ああ、京王閣の村上義弘とおんなじだと思った。
九年前の土砂降りの京王閣、深谷知広-浅井康太には初手から単騎コメントの村上義弘がマークで、矢っ張りそこだよな、私もぐるりも分かった様な口をきく。その三人でぶっ叩いた時点で、浅井-村上だろうと思った途端、二角から四番車の村上が思いっ切り捲って行った。瞬間、私も周りも、もしかしたら浅井も? 意表を突かれた様に軀が一瞬止まったと記せば一寸出鱈目か知ら。
古性のウイニングランの映像に沿え実況者は三年つづけて四番車の優勝だと云った。
私に云わせれば、村上義弘率いる京都軍団の《流儀》を汲む古性優作が、その信奉する村上そっくりの競輪を、同じ四番車の勝負服でやってのけた。
読者の皆々様、今年も愚生の拙文を読んで下さってありがとうございました。
良いお年をお迎え下さい。
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