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一車の重み

2020/07/23 10:48 閲覧数(419)
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 競輪の車券を買う時に「単騎」コメントの選手の扱いは悩み処で、特に競りの可能性もありそうな「単騎」は厄介である。
 と、冒頭から「車券論」の趣だが、淡泊な予想が「得意技」の私だから、――単騎の某が下げないってのはあるンじゃない? と誰かが口を挟んでも、――ジカじゃない競りなどいちいち怖がっていられるか! と買う段では強気にスルーすることが多い。しかし、それも九車と七車でおなじ「態度」というわけにはいかないようだ。
 昨晩(七月二十二日)の函館A級決勝戦は初日特選七人中六人の再戦となり、ライン構成も丸っきり一緒で、宮城四人(保科千春-菅田和宏-三浦雄大-三沢康人(唯一の予選上がりで特選では阿部英光がこの位置だった)対青森二人(磯島康祐-千沢大輔)対単騎の明田春喜。いかにも宮城カルテットのブン回し様相だが初日は明田が菅田をドカしている。「弾みのイン粘り」に見えなくもなかったが、「全員権利」でやったのなら決勝なら尚のこと……。いやいや、明田と菅田は「半同期」で年齢も近い、又もや競りはし難かろう……。因みに宮城四人は番手の菅田が一番の年長、しかもS級降りである。「菅田を勝たせる会」に違いない。明田のイン粘りを怖がって二段駆けなど買えるものか――! 普段どおりにそう軀が動かなかったのは、己の「ギャンブルの反射神経」の鈍化ゆえだが、七車立に依拠することころも若干はあった。
 函館の決勝は、やや中途半端になった明田が宮城四人に「加担」するに似た展開となり、いとも簡単に菅田-三浦-三沢のズブズブズブ、正確には明田まで続くズブズブズブズブと相なった。
 九車立の一車より七車立の一車のほうが「重み」がある――と記せば又馬鹿なことをと一笑に付されることだろう。が、私にとっては後者のほうが、より簡単には捨て措くことが出来ないようだ――。

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