特別競輪の開幕戦の一番車にビビッドな有望株が組まれるようになったのはいつからだろう。
朝一のレースに車券が売れる選手を持ってくるのは商売興行上いかがなものかともおもうが、ま、六時には起きている初老の私には関係ない話である。でも、普段後半のレースを走ることの多い人気選手にとっては、調整がむずかしかろう、なる素人の心配も浮かぶ。
本年の競輪界はここまで三つの特別競輪を消化しているが、それぞれの開幕一番車の名前と成績を列記する。
二月の川崎GⅠ全日本選抜競輪は寺崎浩平(福井・一一七期)で一番人気に推されたが、捲り届かずの三着。
三月松阪GⅡウィナーズカップの山口拳矢(岐阜・一一七期)も捲り不発で一番人気に応えられずだが、内容的には「惜しい」三着だった。
五月の京王閣日本選手権競輪は取鳥雄吾(岡山・一〇七期)が務め、一周ガツンと逃げたがすんでのところで粘れず四着、やはり一番人気に背信している。
明日(六月十七日)から岸和田競輪場にて第七十二回高松宮記念杯競輪が開催される。初日第一競走は今年二度目の起用となった山口拳矢である。
開幕戦一番車は競輪界の希望の星となり得るか。
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