皆様、おはようございます。
１週間のご無沙汰でした。

今週末のオートレースは、伊勢崎のG2・レジェンドカップ。26期以前の選手のみによる準記念開催となります。
水曜に初日を迎え、早くも今日が４日目。いよいよ今節のベスト32が凌ぎを削る準決勝戦が行われます。

と言う事で、今日はこの準決勝戦４個レースの前予想にて、皆様のご機嫌を伺います。

昨年のG2レジェンドカップも２月下旬、ちょうどこの時期の開催でした。昨年の準決勝４個レースは、主力20ｍ前がハンデ重化となった事で、全て０－10のハンデ戦となりましたが、今年は主力20ｍ前も据え置きという形になりました。但し、主力30ｍ前であった保永高のみハンデ重化となりました。

今日、この準決勝のコラムを執筆するにあたり、下書きのベースとしたのが昨年のG2レジェンドカップ準決勝のコラムでしたが、その時と今回の出走表（メンバー構成）で似通っている部分がいくつか有り、ちょっとした発見が有りました。それを予想の主軸としているレースもあります。詳しくは、以下予想本文にて。

そして、今回のG2レジェンドカップは現地参戦、今年初の伊勢崎遠征となります。
今日から１泊２日で現地・伊勢崎に乗り込みたいと思います。

それでは早速、前予想に入りたいと思います。
現地・伊勢崎地方、まず今日に関しては天候面の問題は無さそうで、良走路想定一本でいきたいと思います。


＜ハンデｍの後の印＞
　△：今日よりハンデ10ｍ軽化
　▼：今日よりハンデ10ｍ重化


[2018.02.24]　伊勢崎
G2レジェンドカップ・４日目
【９Ｒ】準決勝戦　　3100m（６周）
良
　①保永高（伊）０▼
　②伊藤正（伊）10
注③鈴木静（浜）10
○④笠木美（浜）20
　⑤森且行（川）20
▲⑥佐々啓（山）20
◎⑦松尾啓（山）20
△⑧浦田信（飯）20

最重ハン勢のタイムの水準を考えるに、3.3秒台を巡る攻防となると軽ハン勢にとってはやや辛く、後ろの争いになるか。
本来であれば中心視されるべき⑧浦田信が最近どうも精彩を欠く印象で、前節の浜松G1に続き、機力不足でスタートから展開も作れていない。
こうなると、展開面にやや注文が付くが、節間後半で尻上がりに調子を上げてくる⑦松尾啓の一発がそろそろ怖い。その前節浜松では久々のG1優勝で波に乗る。その優勝戦では3.24という破格の一番時計、更に言えば、この伊勢崎では昨年末のG1シルクカップでも優出、この時は４着に敗れたものの試走では3.23という超抜タイムをマークしており、とにかくエンジンが仕上がると強烈な追い込みを披露している。加えて今節はスタートの反応も良く、決して見劣りはしていない。序盤の混戦さえ早めに抜け出せれば、十分アタマ逆転まで期待できよう。
これに対抗する存在としては昨日好走の⑥佐々啓を推したいが、それ以上に気になる存在が④笠木美。スタートの安定度は当代随一、昨日も10ｍ前の「弾丸ミッキー」こと篠崎実をスタートで叩き切る速攻劇。それが20ｍ５車並びの最内枠をゲットとなれば、昨日の再現も。特に②伊藤正にとっては厳しい相手となるか。この伊藤正VS笠木美、実は昨年のこのG2レジェンドＣでも準決勝９Ｒで直接対決しており、この時は０－10ｍというハンデ関係もあってかスタートでも叩き切れず笠木美にとっては大きく敗れたが、今日は10－20ｍで少し叩き易く、しかも外がスタート巧者の③鈴木静となれば、後手に回った所を一気に突けるチャンスが有る。昨日の本走3.365は近況ベストであり、同様に早め抜け出しの展開を築ければ。やや穴人気になりそうな印象で、車券的妙味にも期待できる。
連下にはやはり⑧浦田信、ここ一番の勝負強さが有る分、さすがに外せないか。スタート決める③鈴木静の残り目も一考。

＜良走路＞
本線（３単）：７－４６－３４６８
押え（３単）：４－７－３６８


[2018.02.24]　伊勢崎
G2レジェンドカップ・４日目
【10Ｒ】準決勝戦　　3100m（６周）
良
▲①宍戸幸（伊）０
　②田方秀（山）10
注③櫻井晴（伊）20
　④五十嵐（川）20
　⑤内山高（伊）20
◎⑥伊藤信（浜）20
△⑦篠原睦（飯）20
○⑧永井大（川）20

近況は勝負処でのスタート速攻が目覚ましい⑥伊藤信。ここも昨日同様の速攻戦を展開しよう。内枠勢を見ても、むしろ昨日より速攻が決まりそうな印象さえ有る。気になるのが⑧永井大のカマシスタートであるが、昨日も直接対決（この時はすぐ隣枠）でスタートから常に先行する展開で先着しており、またこれも昨年のこのG2レジェンドＣの話となるが準決勝10Ｒで直接対決、やはり同じ隣枠から先行・先着（１着で優出）しているという心強いデータが有る。何と言っても元祖スピードレーサー、最早破られる事は不可能とも思える10周戦3.284の日本レコードホルダー。あれから18年の時は経過しているが、その腕はまだまだ健在であると見たい。
それでも、⑥伊藤信が行けなければ、展開を作るのは⑧永井大であろう。内枠のスタート巧者⑦篠原睦とは２日目で直接対決、この時はそのカマシが決まって先行しており、そこから一気の抜け出しまで考えたい。
また、この主力最重ハン勢の争いも気になるが、もっと気になるのが０ｍ単独①宍戸幸の逃げ。初日には3.413までタイムを伸ばしており、スタートも残しそうな相手関係、ハンデも据え置きであるだけに、スイスイ逃がすとこの選手の粘りには期待十分。タイム比較から逃げ切りアタマまでは厳しいと見るが、逃げ粘りは可能性として十分考慮しておきたい。
⑦篠原睦は序盤の展開とタイム比較でやや注文付くが連下十分。また前節浜松G1で優出、ハンデは重化したが最内枠から速攻決めそうな③櫻井晴も残り目として一考したい。

＜良走路＞
本線（３単）：６－１８－１３７８
押え（３単）：８－６－１３７


[2018.02.24]　伊勢崎
G2レジェンドカップ・４日目
【11Ｒ】準決勝戦　　3100m（６周）
良
▲①笠原三（伊）０
　②片岡賢（飯）10
　③満村陽（山）10
○④岩田行（伊）20
　⑤斎藤撤（川）20
注⑥岡部聡（山）20
△⑦若井友（川）20
◎⑧木村武（浜）20

ここもタイムの水準比較から、中心視は最重ハン勢。特に当地G1シルクカップ３回制覇の実績光る、伊勢崎との相性抜群の⑧木村武が中心で仕方ないか。今節の最高タイムは3.369であるが、この選手は更に上（3.35前後）が有る。このタイムで決着されたらさすがに太刀打ちできそうな車は皆無と見る。
また、この⑧木村武に２日目で土をつけている④岩田行が連日好調で、この枠（20ｍ最内枠）も手伝っての速攻戦が期待できる。逆転あるならこの車か。
また、やはりこのレースも気になるのが０ｍ逃げ、この位置の逃げは得意な①笠原三の粘り込みも期待したい。今節に関してはややタイムが足りず、このままでは逃げ切りまでは厳しい計算となるが、10Ｒの宍戸幸同様、この位置でハンデ据え置きはやはり魅力。
これに追い込み展開となる主力最重ハン勢の連下まで。今節はやや精彩欠く⑦若井友も、とにかく序盤の展開さえ向けば、燃える闘魂・猪木イズムでラストまで上位を獲りに来よう。

＜良走路＞
本線（３単）：８－１４－１４６７
押え（３単）：４－８－１６７


[2018.02.24]　伊勢崎
G2レジェンドカップ・４日目
【12Ｒ】準決勝戦　　3100m（６周）
良
　①栗原勝（伊）０
注②竹本修（伊）10
△③谷津圭（伊）20
　④別府敬（飯）20
　⑤青島正（浜）20
○⑥岩崎亮（山）20
▲⑦池田政（川）20
◎⑧高橋貢（伊）20

何となくではあるが、走法的に最もペースが上がらないと思われる①栗原勝と同乗させる事で、「地元絶対王者」⑧高橋貢が、より確実に追い込める展開となるように仕立てたように思われる、誠に勝手ながら「伊勢崎番組屋の母心」を感じるメンバー構成。となれば、その心意気に応えて⑧高橋貢に不動の本命印だ。勿論、今節のタイムの推移を見ればその機力の出来栄えには文句のつけようが無いが、①栗原勝は後ろにとっても捌きづらく、それだけに展開的にもロングの逃げにはなりにくい。⑧高橋貢にとっては、前のペースが早くなって追い込み切れずという展開にさえならなければ良く、この相手関係なら問題無いか。
ただ、ここで１つだけ逆転の余地を見出すとしたら、⑥岩崎亮の存在。これもまた昨年のレースを引っ張り出す事になり恐縮ではあるが、岩崎亮と高橋貢は準決勝12Ｒで直接対決しており（この時は10ｍの並びで岩崎亮が７枠（試走3.28）、高橋貢が８枠（試走3.26））、岩崎亮の目の覚めるようなスタート速攻が決まり序盤から好展開、終盤は追い込んだ高橋貢とのマッチレースとなったがギリギリ凌いでの１着、高橋貢が２着というレースであった。今回は20ｍと角度が更につき、しかも１車挟む形となっており、昨年以上に速攻を決めやすい位置でもある。
岩崎亮にとっても伊勢崎との相性は良く、自身初のG1制覇は2014年の当地ムーンライトＣ。ここまでの３日間の成績だけでは相当見劣る部分は否めないが、正直この選手の勝負強さは・・・特にこの伊勢崎に関しては計り知れず、準決勝を迎えて一気に仕上げてくる事も十分考えられるため、その伸びシロに賭けてみたい。おそらくこの３日間の成績から、ちょっと人気になるとは考えにくく（それも試走次第だが）、穴の一発逆転候補として狙ってみたい。
前述の通り逃げのペースが上がらず、また最終レースで走路温度も下がっていると思われる事から、車券の中心は最重ハン勢からで。唯一、②竹本修の早め抜け出しだけ注意したいところか。

＜良走路＞
本線（３単）：８－６７－２３６７
押え（３単）：６－８－２３７


以上です。
本日も、少しでも車券のお役に立てれば・・・と思います。

それでは、現地に向けて行ってきます！