ブログ

伊勢崎・G2レジェンドカップ優勝戦展望~寒の戻り、準決勝とは一転のハイスピードレースか~

2018/02/25 8:20 閲覧数(739)
このブログを違反通報します
違反通報のフォーム画面へ移動します。
皆様、おはようございます。

伊勢崎市内の某ホテルより、コラムを更新致します。

26期以前のベテラン勢を集め、伊勢崎オートで開催中のG2・レジェンドカップは、今日がいよいよ最終日。最終12Rは8周回4100mの優勝戦となります。
もちろん今日は、この優勝戦の展望コラムにて、皆様のご機嫌を伺います。

昨日の準決勝、主力勢にとっては明暗分かれる結果に。浦田信、永井大、そして木村武と言った銘柄級が揃って優出を逸しましたが、地元「絶対王者」高橋貢を始めとして、そして前節浜松G1スピード王で久々のグレードレース制覇を果たした松尾啓、そして飯塚の速攻派・篠原睦と言った、各地区のエース級がキッチリと優出を果たしてきました。

更に、地元からは主力20m前の笠原三も逃げ切りでの優出。そのハンデは据え置きとなり、今日の優勝戦は0~20mのハンデ戦。
地元伊勢崎から4選手、そして遠征勢は4選手。残念ながら浜松からの優出は有りませんでした。

さて、迎える優勝戦を含め、今日の車券のポイントは、何と言っても「天候」です。
雨は無さそうですが、終日曇りの予報、そして昨日から一気に気温が下がる、いわゆる「寒の戻り」の1日となりそうです。
今も伊勢崎市内、窓の外に見える空は「グレー」一色。どんよりとした曇り空に包まれ、静かな朝を迎えています。

昨日の昼間は体感的にも暖かく、風も無く穏やかで、上着が1枚要らなくなる程でした。準決勝の後半ぐらいには気温も下がり、走路温度も一気に下がったようです。9R時点で24度あった走路温度は、12Rで14度。さすがに10度も違えば、タイムへの影響もそれなりにあると思っています。
即ち、準決勝のタイムを「全て横並びで比較」してしまうのはどうかな、と考えています。
そして、特に昨日9Rで出走した選手も今日は全く違う気候の中で迎える事となり、昨日のタイムは正直余り参考にならないのでは、と考えております。
勿論、タイム比較からは確実に⑧高橋貢が人気になるでしょうし、そもそも水準が違いますので、車券の主軸に置くべきとは思いますが、逆転の余地も無い訳ではないと考えています。

その辺りを加味しつつ、ここから前予想に入ります。

前述の通り、天候「曇り」・「良走路」の想定でいきたいと思います。

それでは、今日も1車1車の短評形式で、前予想をしてみたいと思います。



①笠原 三義 (伊勢崎) ハンデ 0

 得意の0単騎逃げ、準決勝でも見事に決まりました。
 優勝戦は2周延びての8周戦、問題はどれほどのペースで逃げられるか、です。準決勝は、気温および走路温度がこの季節にしては上がり、重ハン勢の追い込みペースがやや落ちた事もプラスに働いたように思います。今日は気温も走路温度も一気に下がる事が予想されるため、これによって主力重ハン勢によるハイスピードレースが展開されてしまうと、厳しくなると思われます(どんなに頑張っても本走タイム3.40~41くらいが精一杯と思われる)が、やはり魅力は単騎0mの逃げイチであるという点。後方が揉み合う展開になれば、連下の残り目ぐらいは出てくるのでは、と考えています。


②田方 秀和 (山陽) ハンデ 10

 前も後ろも早いだけに、展開的にやや厳しい印象は否めません。今節もタイムは高位安定ですが、走路温度が下がる状況にあっても、そもそも機力レベルとして本走3.40の壁を破れるかどうか、という点には疑問符が付きます。


③谷津 圭治 (伊勢崎) ハンデ 20

 準決勝のスタートは圧巻でした。20m6車並びの最内から、外枠勢を置いて行くような強烈なスタートで、10m前の竹本修を叩いて行きました。このアドバンテージは大きく、高橋貢には屈したものの2着に粘り、優出を果たしました。
 今日の優勝戦も同じ20m6車並びの最内枠。タイムの水準ではやや外枠勢に見劣りしますが、昨日と同じイメージで先行態勢を作れれば、早め抜け出しからの残り目も十分と見ています。


④森 且行 (川口) ハンデ 20

 準決勝も得意の速攻が決まり、また序盤から外枠勢の攻めにも屈しない強烈なスピードを誇示していました。
 この優勝戦、メンバーのレベルが一気に強化となり、スタート争いも熾烈を極めそうです。枠なり以上が欲しいところですが、展開面ではやや注文が付きそうな印象です。
 また、どうしても気になるのが、走法的に外から一気の捲り攻めが主体となるだけに、8周回タイヤを持たせられるか・・・という点です。夏場では無いだけにそこまで極端では無いとは思いますが、なるべく混戦に揉まれないような展開が望まれるところです。


⑤岩田 行雄 (伊勢崎) ハンデ 20

 今節特に気を吐いている選手の1人で、2日目には本走3.359をマーク。61歳とは思えない剛腕ぶりを発揮しています。
 準決勝でも最内枠からスタートを決め、笠原三の逃げに続く2着をキープ、木村武以下を振り払いました。
 そして迎える優勝戦ですが、メンバーが一気に強化となった上、気になるのがこのハンデ位置。両脇に控えるスタート巧者、展開面でやや注文が付きそうです。それをも凌ぐスタート速攻が決まれば良いのですが・・・。


⑥篠原 睦 (飯塚) ハンデ 20

 勝負の懸かった準決勝で得意のスタート速攻が決まり、伊藤信や永井大よりも先手を奪い優位な展開に。結果的にはこの主力2人で潰し合う展開になりました。
 元来、スタート速攻が持ち味の選手。それに加えてタイムの水準も高位安定しています。外の2人がそれを凌ぐレベルを示しそうで、脅威的ではありますが、それに割って入る存在にはなり得ると考えています。


⑦松尾 啓史 (山陽) ハンデ 20

 準決勝は試走3.30、本走3.391と、1着ながら予選道中よりタイムは落としました。但し、これは冒頭部分でも触れたように、走路温度が一気に上がった事による影響であろうと考えています。
 とにかく準決勝~優勝戦で強力なエンジンに仕上げてくるのが松尾啓の凄さ。前節浜松G1スピード王では、優勝戦で試走3.24と破格のエンジンに仕上げ、8周回かけてキッチリ追い込んで久々のグレードレース優勝を果たしました。
 これは勿論、前予想段階の今の時点では未知数ですが、気温・走路温度が一気に下がると思われる今日、一気にタイムを上げてくる可能性は十分考えられるところ。そして、今節はスタートも決して悪くはないと考えています。少なくとも枠なりで、当面のライバルとなる高橋貢よりも先へ先へ攻められれば、今「ノリにノっている」山陽の快速派のグレードレース連続Vまで視野に入って来ると考えています。


⑧高橋 貢 (伊勢崎) ハンデ 20

 ここまで文句無し、土つかずの4連勝。そのタイムの水準も他のライバルより一枚上にあり、当然車券の主軸に置くべき存在と言えます。銘柄級が相次いで優出を逸し、この優勝戦のメンバーに対してはほぼ勝負付けは済んでいるような印象です。
 但し、唯一逆転あるとすれば、前述の通り・・・優勝戦で機力を破格のレベルに仕上げてくる余地のある⑦松尾啓、この選手が確変に入ってしまった場合には、地元絶対王者を以てしても付いて行けないハイペースを作られる可能性はありそうです。



以上を踏まえて、前予想の目は以下の通りです。

[2018.02.25] 伊勢崎
G2レジェンドカップ・最終日
【12R】優勝戦  4100m(8周)

注①笠原三(伊)0
 ②田方秀(山)10
△③谷津圭(伊)20
 ④森且行(川)20
 ⑤岩田行(伊)20
▲⑥篠原睦(飯)20
◎⑦松尾啓(山)20
○⑧高橋貢(伊)20

<良走路>
本線(3単):7-68-1368
押え(3単):8-67-1367


さて、5日間の激闘のクライマックス。どんなレースになるのでしょうか。

本日も、少しでも車券のお役に立てれば・・・と思います。

  • コメントする
  • 読者になる

コメント(0)

投稿する
※コメント投稿後は編集・削除が行えません。投稿前に内容をよくご確認ください。
※コメントは承認制の場合があります。管理側で内容を確認するため、反映に時間がかかる場合があります。

Gambooでは、人が嫌がるような発言、著作者の許諾のない文章の投稿、公序良俗に反する投稿等を禁止させていただいております。禁止行為が確認された場合、予告なく削除、コミュニティ機能の利用制限、退会等の処理をさせていただくことがありますのであらかじめご了承ください。
コミュニティのご利用ガイドライン
TOPへ