ある時代の数年間、新田康仁と渡邉晴智は南関地区を代表する黄金コンビだった。
その二人ともが今回の伊東記念では準決で敗退。◎郡司浩平の捲りに離れた晴智、◎渡邉雄太-○岡村潤に流れこめなかった新田に一抹の寂しさと、時の流れを感ずる。
2008年3月の静岡ダービーにてGⅠ初優勝を果たした晴智は、続く6月の琵琶湖宮杯で見事に連覇達成、新田とのワンツー・フィニッシュに場内は沸き、私は僚友のこれからの「物語」を想った。
あの日からもう十年なのか、まだ十年なのか。何とも曖昧な感覚は一抹の恐怖に近い。
最終日、第十競走は新田、第十一競走が晴智と「地元番組」をもらった両名だったが上手くは運ばず。逆に最終の決勝はきれいな渡邊雄太-岡村潤の地元ワンツーで2018年の伊東記念は終幕した。
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