寛仁親王牌決勝戦、最終４コーナーを過ぎ、中継画像が正面に切り替わった時、『誰もが武田選手のＧⅠ連覇と思った瞬間（私は神山と心の中で絶叫していましたが）』…

８番車の園田選手が、直線鋭く突き抜けて優勝しました。

実況の平山さんの絶叫に反して、私がいた千葉競輪場のロイヤルルームは誰もが声を失い…

しばらくして、新田選手を罵りながらエレベーターに乗りました。

家に帰り、録画した決勝戦を改めて見て驚いたのが、園田選手がゴール線の１ｍ手前で、内側の武田選手たちを見ていたことです。

今開催の寛仁親王牌の中継、ゴール前のバンク内からの『Super Slow Motion Reply』の画像が素晴らしく、確認することができましたが、ＧⅠの決勝戦ではゴール前のハンドル投げのタイヤ差決着が多いので、ＧⅠ決勝戦にしては大差だったのですね(>_<)

優勝を確信した園田選手、ゴール後ガッツポーズをしましたが、私たち同然弥彦競輪場の観客もレース結果に唖然として、誰も園田選手に声援を贈らなかったので、『えっ俺優勝してないの？』みたいなウイニングラン、爆笑しました。

またＣＳ放送で、吉岡さんがサングラスをして、記者の質問に答えている姿を見ましたが…

今日の東京中日スポーツ紙を見たら、涙を隠すためにサングラスをかけたことを知りました（涙）

そんな園田選手、ＧⅠの決勝戦は2012年の熊本ダービー以来２度目で、本人が努力をするのは当然ですが、ＧⅠを獲るのは運も必要で…

最終ホーム、武田選手が内を掬う神山選手を牽制して、内側に切れ込んだ瞬間…

まるで『モーゼの十戒』のごとく、園田選手のビクトリーロードが広がり、難なく優勝したように見えました。

これもひとえに、園田選手の負けず嫌いの性格とともに、吉岡さんを始め『九州の選手にＧⅠタイトルを！！』という思いの結果かと感じました(>_<)

2015年のＧⅠ戦線、全日本選抜の山崎選手の優勝で流れが北勢に行き、新田選手のダービー優勝で北勢優位になりましたが…

高松宮記念杯で、平原選手の頑張りにより武田選手が優勝して、流れを関東に少し戻しましたが…

今回の園田選手の優勝で、流れが混沌としました。園田選手のＧⅠ制覇で、一番悔しい思いをしているのは大塚選手、触発されているのは弟弟子の小川選手と同門の渡部選手、次のオールスター競輪で、どんなドラマがあるか楽しみです