約半月前の立川FⅠ予選、山口拳矢(岐阜・117期)ジカで勝負した佐々木龍(神奈川・109期)におどろくことはなく、むしろ似あっているなァと、俺はおもった。
今日(九月十三日)の岸和田FⅠ予選は河合佑弥(東京・113期)にジカ付け、番手外できれいに競り勝った。名マーカーだった父君、佐々木龍也(神奈川・57期)から受け継いだ競輪の遺伝子と記したくなる。
明日(九月十四日・岸和田二日目・準決)の佐々木龍は高久保雄介(京都・100期)ジカ、京都-京都の村上博幸(京都・86期)と競る。これにはちょっとおどろいたけど、キョーレツな横紙破りは昔からきらいではない。
あれはいつの頃であったか。渡邉晴智(静岡・73期)が一番強い先行屋にジカ、それもオール外競りで売り出した。辛辣きわまりないが、けっして陰気に落ちない、王道の競輪に、客は熱狂した。
佐々木龍の目ざすものは、実父名手の佐々木龍也か、南関大将の渡邉晴智か。
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