準決の木村皆斗には胸が躍った。空気なんか読むな。勝手にしやがれ。そんな横紙破りに一瞬ひるんだ吉田拓矢だが即座にたてなおした。降って湧いたような茨城ワンツーに私はおもわず「ハハハ」と笑ってしまった。
競輪はむずかしいからおもしろい、を地で行くような決勝となった。
犬伏湧也-石原颯-松本貴治は先の松山オールスター決勝と逆の並びだ。今度は石原の番というわけだろう。早めの発進なら松本悲願のG1制覇の目もなくはない。
しかし木村皆斗-吉田拓矢は口に出さなくても言うだろう。ここは弥彦だ。関東の競輪場だ。四国の好きにはさせない。それは郡司浩平もおなじだろう。現役のグランプリ王者がやすやすと四国のG1連覇を許すわけにはいかない。なにげに郡司-阿部拓真-阿部力也は底堅いラインに見える。郡司と阿部拓で入った昨年のグランプリをふと想い出した。
下手の長談義。
堂々めぐり。
松山のオールスターは、眞杉匠の番手から吉田拓矢、さらには石原颯の番手から犬伏湧也で、その犬伏に松本貴治はおくれてしまった。同じ展開にはならない。似た展開になるかどうかも怪しい。しかしそれでも番手と番手の吉田⇔石原に私の手は伸びる。三着には郡司浩平。頭も二着もこわい郡司だけれど、もう一着二着が「決定」してしまった後だから仕方ない。②③①と③②①。
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