皆様、こんにちは。
川口オートで開催中のSGオールスターオートレースは、本日４日目を迎え、準決勝４個レースが行われます。

土・日と本場に参戦しましたが、とにかく暑いのなんの。特に、金網にへばりついて観戦していると直射日光の痛いこと痛いこと。そんな中、本場でキンキンに冷えたビールを調子良くかっ喰らったのがいけなかったのか、昼間の高温＆夜の涼しさに身体がついていけなかったのか、土曜の晩に身体不良を訴え、オート仲間との飲み会を中座して早々にホテルに引き返し、安静にしておりました。本当は日曜朝に３日目の展望コラムもアップしたかったのですが、そのような事情がございまして、申し訳ございませんでした。

そんな灼熱（と言うにはまだかなり早いですが）の天候・走路状況であった土日とは異なり、曇り空で迎えた月曜の朝。午前10時半現在で、現地の天候は曇り、走路温度は30度を切っているようです。１Ｒの試走を見ても、軒並み試走タイムが改善されています。この後どう推移するか分かりませんが、少なくともこれまでのような熱い走路にはならないと見ています。走路が変われば整備も変わる。エンジン状態もタイヤも変わる。いつものSGと違って主力級８枠のアタマが３日間36個レースでたった４本しかない、ちょっと異例のSG開催という様相で、それがこの準決勝でも続くのか？というのが今日の一番のポイントであると思っていますが、周回も２周伸びるこの準決勝、私は、結局いつものように「SG優出常連の銘柄級が順当に勝ち上がっていく」結果になるだろうと考えています。

それを踏まえて、準決勝の各レースを展望していきたいと思います。


【９Ｒ】①荒尾聡②岩科州③高橋弘④濱野淳⑤仲口武⑥中村雅⑦桝崎陽⑧田村治

本来であれば、オープン最内枠も実績有る荒尾聡がハナを奪ってトップ快走となるところですが、久しく良走路での１着が無い状態だけに、信頼を置いて良いのか疑問は残ります。まずは試走に注目したいところですが、前予想段階では、初日・２日目と好発進決めた高橋弘のスタート一発に、濱野・中村雅が乗って行っての首位争いと見たいと思います。

２単：４６－１３４６


【10Ｒ】①鈴木清②青山周③佐藤貴④竹谷隆⑤高橋貢⑥丸山智⑦田中茂⑧佐々木啓

内枠にスタート巧者が揃い、展開予想が難解な一戦でもありますが、包まれて大きく後退しない限り、３日目の熱走路でもエンジン自体は好仕上がりであった青山周や高橋貢の残り目は堅く、また距離伸びて追いが利く走路になれば、田中茂が満を持しての登場となりそうです。
初のSG出場で無傷の３連勝、今大会注目の丸山智ですが、この３連勝についてはいずれも先行有利の走路においてハンデに恵まれた感が強く、初の８周戦という事もあって、ここに入ってしまっては厳しいと思います。

３単：２５７BOX


【11Ｒ】①岩沼靖②金子大③篠原睦④久門徹⑤大木光⑥永井大⑦早船歩⑧西村龍

この枠ならカマシスタートを決めて好位置取れそうな永井大が主軸ですが、３日目の夕練で一生懸命「０線の内枠」からのスタート練習を繰り返していた金子大の速攻が決まれば、ここまで不調ながら走路状況の変化が見込めるここでは見直しの一手と見ています。
後は、スタート安定していてエンジン状態も悪くなさそうな篠原睦、永井のスタートに乗っていければの条件付きで早船の急上昇にも期待を寄せたいところです。

３単：２６－２３６－２３６７


【12Ｒ】①鈴木圭②岩見貴③森且行④角南一⑤西原智⑥内山高⑦木村武⑧浦田信

ここだけ、２級車の①が居る事でハンデレース（０－20）となっています。まず注目は①がどこまで逃げるのか、ですが、車格の差でスタートではほぼ確実にすぐ後ろまで詰められます。そこから逃げ体制を作る前に（またはタイヤが終わるまでに）後ろが捌いてしまえるかどうかにかかっていると思います。３日目は、同じく０－20のハンデ構成からスタートでかなり詰められましたが、捌かれる事無く自分の逃げペースを作り、結果逃げ切りました。ポイントは、後続追走の１番手が速攻タイプではない（内々を攻めるタイプの）西村龍であった事（それに続くのが笠木だったのも大きいかな）、そもそも滑って追えず、これに後ろが抑えられるうちにタイヤが終わってしまった事にあるかと思っています。これに対し今日は、やはり10線の壁が無く、２周回増え、速攻タイプも揃っているだけに、そこから粘り込むのは相当厳しいと考えています。
そして近況話題に事欠かない地元期待の森且行が、枠番抽選となる他３個レースではなく、ハンデレースで枠番選択の余地が無くメンバー的にそれなりの内の絶好枠となるこの12Ｒに組まれたという点に、何となく意図を感じずには居られず、その思いに乗っかる手もありますが、内の岩見・外の角南もこの位置ならスタート一発の魅力は有り、特に角南は西原のスタートを抑え込めれば面白い存在です。オープンなら微妙でしたが、20線の角度有るスタートならその可能性は大きくなります。
また、スタートの魅力と言えば、SGでの一発が期待される木村武も捨てがたいところです。
しかしながら中心は浦田信。スタートで好位置を取れれば文句無しですが、追走展開になっても８周戦なら慌てず騒がず追い込んでくると思います。

３単：８－４７－３４６７
２単：４－８