NHKの再放送でプロ囲碁棋士の藤沢秀行という人を追いかけたドキュメンタリーの再放送がやってまして…
非常に興味深かったですね。
囲碁は私、門外漢なのですが
この藤沢秀行というかた、めちゃくちゃ強い人だったそうです。
で、ただ強いだけではなく
定石にとらわれず、誰も思い浮かばない様な斬新な手を打つ
その発想力が素晴らしく
現役を引退した70歳を過ぎても、若者が弟子入りするくらい囲碁の世界ではカリスマで
その弟子は国内のみならず韓国や中国にもいて
時に、弟子にタイトルを奪われて
「手塩にかけて育てた弟子にタイトルを奪われるなんて、藤沢はアホじゃないのか?」
と言われながらも、弟子の面倒を見続けた
懐の深さも立派です。
そんなカリスマですが私生活は酒、女、ギャンブルの三冠王で
囲碁でタイトルを何度となく獲得しても
借金でお金が常になく
アルコール依存症になり
嫁さんを家に置いて3年も家に帰らず
愛人のところで生活するようなダメ人間ですが
何とも言えない魅力を感じました。
その藤沢氏が愛したギャンブルが競輪でして
囲碁のようなその時、その時に打つ手が数限りない選択肢から
最善手を模索するような世界に身を置いている人が、どっぷりはまるギャンブル
碁打ちのカリスマから見た競輪って
どう映るんだろうか?
それがとても興味深いところですが
残念ながら氏は5年ほど前に鬼籍に入られまして、その見解を知ることは不可能です。
競馬でもなくボートでもなく
どうして藤沢氏は競輪だったのか?
多分、そこに競輪が持つ本当の魅力が隠されているような、そんな気がして仕方ないです。
氏は晩年、囲碁の全てを100としたら
現時点でどのくらい理解しているか?
という質問に
6
と答えたそうです。
その道一筋に何十年とやってきて
タイトルも獲ったのに
6
なんか~。
奥深いなあ。
そして、一つの世界の奥深さを知り抜いている
人が、かつてどんな風に競輪を見てたんやろう?
とても興味深いです。
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カリスマ棋士から見た競輪
2014/03/04 23:17 閲覧数(1774)コメント(0)

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