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三十年を経ても俺が若手

2016/08/07 8:08 閲覧数(792)
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 俺が競輪に通い始めたころ、周りの客は全員、俺より十以上は年長に見えた。
 あれから三十数年が経っても、「西武園駅」で下車する客に混じる俺が確実に“若いほう”に算えられる実態に、暗澹としたり、ま、いいじゃないか――と心で口笛を吹いたり。
 若いファンの獲得が急務なのに毛頭異論はないが、三十年以上それが叶わぬ競界輪の底流に抗うのは難儀でもある。
“五十過ぎたら競輪場”
“大人のギャンブル競輪場”
 売り上げ増のための「年金効果」を公に声に出すのは、たしなみを欠く気がする俺だが、そんな層への「誘い文句」があったっていい。
 もう想い出すのもむずかしくなったが、三十年前の西武園駅の階段を昇る客たちはダン・ダン・ダンと勇ましかったはずだ。現在は速度も落ちてヨッコラショという感じか。
 十年後の西武園駅。俺がまだ「若いほう」だったら笑っちまう。

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