脚で勝とうと思う選手。頭で勝とうと思う選手。後者である阿部将大はきっと、競輪の展開を考えるのが飯より好きなのだろう。と勝手に思う。
猛然と出たスタートは強い意志のあらわれ。ものの見事に、絵図どおりの勝利だ。その快感たるや想像に余りある。車券をいくら儲かったとしても、あそこまでの快感(といっても私が独善に興奮しているだけかも知れないけど)をもたらすことはない? 実際に競輪のレースを走っている選手だけが、今日のような、えもいわれぬ恍惚を味わうことができるのだ。と、これまた勝手に思う。俺も、一生に一度でいいから、似たような経験をしてみたいものだ。と三度、勝手にほざいてみる。
なんとなーく、清水裕友=深谷知広ができたような展開にも思えたが、外はなかなか来ない、ほんと高知の走路は皿バンクだなと痛感させられる。やめなさい。大雑把に考え、無難な表裏を買っている男の能書など、屑籠に捨ててしまえ。「清水の後ろに阿部」、そうビシッと決め打ちしたひとの、「更に阿部が差しちゃう」と当てたひとの快感が、私にはうらやましい。
附記。三月末日の当欄に以下の拙文を載せた。“余談になるが、さきほど、競輪JPの「一押し選手」から福田滉(栃木・115期)の名前(といっても福田一人しか登録していない。しかも、もしかしたら初めてこのサービスを利用したのかもしれない)を削除した。七車にもどったら、また穴を出すのでは? 後ろ髪を引かれるけれども、四日間追っかけたから、ひとまず撤退である。”――昨日、その福田が久留米FⅠの予選を走っていた。九州両者が売れていて、福田は別線の三番手だった。気づいたから買った。本線の三番手は寒い数字だったので◎〇から福田の三着。二千いくらの配当だった。人気両者のカマシがきまり、やっこい三番手を福田の前の選手が退かした。私にとっては「かなりいい」画である。ほれ、福田、中割っちゃえ! 聞こえたかのように福田が頭を使いコースをこじ開ける。……………………………………なんと、そのまま頭まで突き抜け、三連単三万八千余の穴配当となった。
今日の阿部も、昨日の福田も、「頭」を使って頭まで突き抜けた。これだから競輪はおもしろい。やめられない。とまらない。
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