一日が終るのを速いと感ずることはない。眠りが浅く午前五時ごろから起きだした日などはまァ怠く長い一日となる。が、一週間が経つのは驚くほど速く、比例して一年もあっという間とはいわないまでも、焦ってしまうほどのスピードで過ぎてゆく。
海の中のお魚が綺麗だった――と男児がインタビューに答えている(俺が行ったこともない南の島からの帰国したらしい)。まだ連休モードで……明日からの仕事が心配です――とお父さん。孫の成長が見られて嬉しかったと駅のホームで新幹線の息子家族を見送るお爺さん。毎年定番、ゴールデン・ウイーク最終日のテレビのニュース映像だが、これとて一年ぶりとはとても思えず、ついこの間のような感覚はちょっとした恐怖だ。
黄金週間に開催されるようになって三回目の競輪ダービーだが、これまた二年が経過している実感に乏しい。そしてテレビニュースの毎度のUターン報道みたいに、俺が買っている車券も既視感が漂うような毎々センスなしのそれなのだが、なァに、来年も再来年も似たようなものなら御の字である。
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