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山陽・特別G1プレミアムカップ優勝戦展望~スタート勝負!激戦必至の8周回を制するのは・・・!?~

2018/03/25 7:28 閲覧数(331)
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皆様、おはようございます。

全国ランク上位96名が一堂に会し、山陽オートにて開催中の特別G1プレミアムカップは、いよいよ今日が最終日。
最終12Rには、選ばれし精鋭8名による、8周回4100mの優勝戦が行われます。

昨日の準決勝戦を勝ち上がったベスト8、残念ながら地元・山陽勢は優出ゼロとなり、伊勢崎3名、川口・飯塚各2名、そして浜松から1名、という内訳となりました。

さて、ここからは優勝戦をじっくり展望していきたいと思います。

この優勝戦の枠順決定方法は、準決勝1着グループの中の「全国ランク順」に従ってクジを引いての選択順予備抽選(1~4番目)→同様に2着グループの選択順予備抽選(5~8番目)を経て、その順番で自由に枠番を選択できる「枠番選択」方式。
1着グループは、予備抽選の結果も、ランク順=選択順となる珍事。1番クジを引いた鈴木圭が4枠を選択、次いで2番クジの永井大が1枠、そこから若井友2枠→西原智3枠、という形で埋まったようです。
2着グループも、高橋貢と青山周についてはランク順=選択順。唯一、ランク順2番目の荒尾聡が4番クジを引き、ランク順4番目の鐘ヶ江が2番クジを引き、そこだけ選択順が入れ替わりました。2着グループに関しては、5枠から順に外へ埋まって行きました。

という事でここから、優勝戦前予想コラムは、1車1車の短評形式で。

3日目以降はずっと晴天に恵まれている山陽小野田市。今日も同様に、最高気温は18度くらいには達しそうな勢いで、また走路温度の方もそれなりに高くなりそうな印象です。という事で走路想定は、3日目以降と同じような、30度近辺の走路温度が保たれる「良走路」です。

※選手名以下は、初日~準決勝の4日間の成績。
 [走路状態] 着順(ハンデm・枠順)試走タイム/本走タイム、ST(スタートタイミング)


①永井 大介 (川口) ハンデ 0

初日[湿] 1着(0m8枠)3.55/3.552、ST=10
2日[良] 1着(0m8枠)3.32/3.368、ST=03
3日[良] 8着(0m2枠)3.33/3.445、ST=07
準決[良] 1着(0m1枠)3.32/3.374、ST=07

準決勝では最内枠から注文通りのトップS、ここから一気にペースを上げて逃げ切りました。その前日の大敗は度外視、やはり逃がしてしまえば、ハイペースでの逃げは業界トップレベル、その持てる技をフルに発揮しての優出となりました。
そして今日も転がり込んできた1枠。当然昨日同様、ホールショットを決めての一気の逃げ態勢、8周戦の逃げもお手のモノ。昨日以上の機力に仕上がれば、人気の軸に期待される④鈴木圭をも振り切れるレベルの脚にもなると考えています。


②若井 友和 (川口) ハンデ 0

初日[湿] 8着(0m1枠)3.52/3.623、ST=07
2日[斑] 2着(10m8枠)3.31/3.405、ST=06
3日[良] 3着(10m7枠)3.30/3.408、ST=08
準決[良] 1着(0m1枠)3.31/3.390、ST=03

準決勝では最内枠からトップSを決め、そのまま6周回押し切っての1着で、見事に優出を決めました。
2番手以降が離れての一人旅となり、パッと見は圧倒的な逃げに見えますが、それでも3.390「止まり」。圧倒的に見えたのは、あくまで2番手の荒尾聡が優出圏内を守ろうと、コースを押さえて小さく回っていたからに他なりません。機力比較では、V候補級には今一歩及ばない印象で、かつ今日は内・外にスタート速攻タイプが揃ってしまいました。自身もスタートは十分に早いのですが、その上を行く速攻力を持つ全国屈指の巧者が相手とあっては、序盤の位置取りから厳しい展開が予想されます。


③西原 智昭 (伊勢崎) ハンデ 0

初日[湿] 1着(10m8枠)3.57/3.630、ST=07
2日[良] 3着(0m4枠)3.30/3.381、ST=04
3日[良] 1着(10m7枠)3.29/3.376、ST=06
準決[良] 1着(0m7枠)3.30/3.384、ST=03

今節は、3日目以降、晴天と気温・走路温度の上昇により、それまでの走路状況とはガラリ一変、滑りが発生するようになり、全体的にタイムの伸び悩みが見られるようになりましたが、その中に於いて1人機力を伸ばし、他者のレベルを凌ぐタイムを残しているのが、この③西原智です。特に、前日の雨上がりの高速走路から一転、一気に走路温度が上昇した3日目における本走タイム「3.376」は、滑りに苦しむ選手が多数を占める中、非常に優秀なものです。準決勝でも、持ち前のスタート力に加え、この「熱走路」にフィットした機力状態を活かし、好スタートからの早め抜け出しで、青山周以下を抑えての1着ゴールとなりました。
今日も、ここ2日と同様の晴天、かつ気温上昇の予報が出ており、状況としては3日目・昨日とほぼ同じと考えられます。となれば、この枠を活かしてのスタート速攻に、実績十分の機力を活かし、おそらくの人気本線(①永井大・④鈴木圭)に割って入る存在になると見ています。


④鈴木 圭一郎 (浜松) ハンデ 0

初日[湿] 1着(0m6枠)3.50/3.542、ST=07
2日[良] 1着(0m6枠)3.27/3.329、ST=10
3日[良] 3着(0m8枠)3.29/3.419、ST=06
準決[良] 1着(0m5枠)3.29/3.377、ST=02

特に圧巻であったのが2日目、本走3.329という驚異的な本走タイムが示す通り、トップSから後続を千切り捨てての圧勝でした。
勿論今日も、そのイメージ通りのレースとなるのが理想でしょう。
但し、あくまで2日目は、雨上がりの曇天で、走路温度が全く上がらず(14度)、走路改修以降劣化の少ない山陽走路で、最もタイヤが食い付き超ハイスピードレースが展開される状況が出来ていた、という背景がある事を忘れてはなりません。
いくら、次世代のオートレース業界を背負う当代随一のスピードレーサーでも、3日目以降のタイムを見れば一目瞭然、温度上昇で滑りの出てきた走路に苦戦している様を見て取れます。今日も同様の走路状態になると考えると、機力面でそこまでの優位性は感じられず、また、かなりスタートも早い部類に入りますが、この優勝戦メンバーの中に入ってしまうと、やはりスタートに関してもそこまでの優位性は感じられません。確実に人気の中心を形成する1車であり、また車券においても押さえておくべき1車ですが、そのオッズが指し示す程、優位では無いと考えています。


⑤高橋 貢 (伊勢崎) ハンデ 0

初日[湿] 2着(0m8枠)3.51/3.548、ST=07
2日[良] 1着(0m5枠)3.27/3.368、ST=10
3日[良] 7着(0m5枠)3.33/3.435、ST=07
準決[良] 2着(0m8枠)3.30/3.387、ST=14

枠番抽選の結果大外枠となった準決勝でも、スタートから伸びていく姿はさすがの一言。永井大の逃げには屈しましたが、見事に2着での優出を果たしました。
ただ、やはり決め手となったのはスタートで、内側に控えていたのが、ややスタートからの伸びを欠く角南一や、位置自体厳しい緒方浩であり、実績面でもそれより優位に立っていた事は否めません。そこへ来てこの優勝戦メンバー、先手を取ってペースを上げて逃げていく選手が内外に控えるとなると、やや序盤の展開に注文が付きそうな印象です。序盤が混戦となり、その間隙を突いて一気に捌き上げる展開なら十分アタマまで考えたいところですが、特に①永井大や④鈴木圭と言ったスピードレーサーの、スタート+ペース逃げの術中にハマってしまうと、これをも凌ぐ機力にあるとは言い難く、展開面でやや不安な印象は否めません。


⑥鐘ヶ江 将平 (飯塚) ハンデ 0

初日[湿] 1着(10m8枠)3.52/3.592、ST=10
2日[良] 3着(0m5枠)3.28/3.406、ST=06
3日[良] 3着(10m7枠)3.30/3.431、ST=06
準決[良] 2着(0m1枠)3.32/3.397、ST=04

昨日は、鈴木圭には屈したものの、中盤までは鈴木圭の逃げに付いて行き、あわや逆転かという勢いで追随しておりました。
ここ10走以上、確実に車券圏内に絡む活躍を見せております。スタートに関しても日に日に良くなっており、この優勝戦メンバーの中においても十分対抗できるスタート速攻力があると見ています。とは言え、①永井大や④鈴木圭が作り出すと思われるペースを凌ぐレベルには非ず、マーク一杯かとは思いますが、やはりスタートである程度好位置に付けられる優位性は無視できないかと思います。


⑦青山 周平 (伊勢崎) ハンデ 0

初日[湿] 6着(0m2枠)3.52/3.606、ST=17
2日[良] 2着(0m2枠)3.30/3.400、ST=06
3日[良] 2着(0m7枠)3.30/3.419、ST=13
準決[良] 2着(0m8枠)3.28/3.390、ST=15

準決勝では、厳しい走路状況の中でも好勝負に持ち込み、2着での優出を決めました。
ただ、正直なところ、準決勝までのメンバーでは通用しても、この好調揃いの優勝戦メンバーの比較において、ここまでの動きではやや劣勢かな・・・という感じは否めません。着順そのものは纏まっていますが、準決勝までの相手に対しても勝ち切る事が出来なかった点については、正直不安が付き纏います。その差は紙一重ではありますが、やはり好調な内枠各車に対しては、やや評価を下げざるを得ないかな・・・と考えています。


⑧荒尾 聡 (飯塚) ハンデ 0

初日[湿] 2着(0m5枠)3.51/3.581、ST=07
2日[良] 5着(0m3枠)3.35/3.394、ST=06
3日[良] 1着(10m8枠)3.31/3.402、ST=05
準決[良] 2着(0m2枠)3.33/3.413、ST=02

何とか2番手をキープするため、コースを押さえて後続の追撃を振り切った準決勝、かなり一杯一杯のイメージが有りました。
迎える優勝戦、カマシスタートがある分、通常では大外枠そのものは問題有りませんが、如何せん「このメンバーに対しての」大外枠は厳しいの一言です。内に控える選手がスタートに難を抱えるのであればカマシも決まりますが、ズラリ揃うスタート巧者、これを凌いで行ける程の状態には無いと考えています(当然このスタート位置だけにカマシスタートをかけるべく全速でコーナーに突っ込んでくるはずですが、2角立ち上がりの位置取り争いが厳しくなり、欲しい位置を取れずに後退せざるを得ない状況になるものと推測しています)。



以上を踏まえて、前予想の目は以下の通りです。

[2018.03.25] 山陽
特別G1プレミアムカップ・最終日
【12R】優勝戦(枠番選択) 4100m(8周)

◎①永井大(川)0 [2]
 ②若井友(川)0 [3]
▲③西原智(伊)0 [4]
○④鈴木圭(浜)0 [1]
注⑤高橋貢(伊)0 [5]
△⑥鐘ヶ江(飯)0 [6]
 ⑦青山周(伊)0 [7]
 ⑧荒尾聡(飯)0 [8]

(ハンデmの後ろの番号は枠番選択順)

連日、主に0mオープンの中枠に置かれていた④鈴木圭にとって、枠番選択順の1位を得た時点で、本来得意であり、この4日間のスタートのイメージも付き易い4枠を選んだのではないかと推察するが、これによって1枠を得た①永井大にとっては願っても無いチャンスを得たのでは、と考える。2日目に3.329という異次元のタイムを叩き出した④鈴木圭に注目が集まるが、前述の通り、3日目以降の滑りの有る熱走路においてはその数字が示す程の優位性は無く、むしろ準決勝と同じ「12Rの1枠」から、同じパフォーマンスをそのまま披露可能な①永井大のトップSからの押し切りの方に期待。④鈴木圭の逆転目は押さえに回し、一角崩しとして、3日目以降で機力の優位性を示している③西原智の速攻にも期待する。

<良走路>
本線(3単):1-34-3456
押え(3単):4-1-356


さて、5日間の激闘のクライマックス。どんなレースになるのでしょうか。

本日も、少しでも車券のお役に立てれば・・・と思います。

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