グランプリ王者は佐藤慎太郎！

脇本雄太の先行に対して新田祐大が前受けからまさかのイン粘りを敢行、これで勝負権が生まれた佐藤がチャンスを逃さず直線で粘る脇本をわずかに捕らえて見事1億円をゲットした。

私も含めて新田は引いて捲り勝負というのが大方の見方、あのように前々に攻めるとは思っていなかったのでその後ろの佐藤の頭という車券はちょっとお手上げだ。

脇本はわずかに粘り切れず、自信はあったのだろうがちょっとまともに駆けすぎだし後ろはどうせいなくなるのだからカマシ・捲りでぶっちぎるようなレースをしてほしかった。

これは新田（④着）も同様、場合の手段としてはひとつの作戦だろうし横がどうの以前に脚力が違いすぎるのだから並走だってある程度はこなす。

しかしやはりこの大一番なのだから最も得意な戦法で勝負してほしかったしよそ行きのレースになってしまったので決め手を欠いた。

今年は脇本か新田どちらかにしっかり勝ってほしかったし勝たなければいけないレースだったと思う。

あとは誰が走っていたのかもよく覚えていないレース（笑）、前で強い脇本→新田に並ばれてしまっては後方勢はもうどうしようもない。

松戸ナイターのガールズケイリン決勝は鈴木美教が完全優勝、②加瀬→①篠崎→③中村の1期生トリオの猛抵抗を⑤美教が4番手から力でねじ伏せた。

美教はこれで3場所連続完全Vの9連勝、昨年はグランプリを走っていた選手だし今回のメンバーでは負けられない。

今年は「その時」を他場で迎えた悔しさを胸に来年は大きな舞台での活躍が期待される。

②着加瀬は最後は美教に屈したものの三日間強い内容、今回は中村・篠崎もいてまるで初期のガールズを見ているかのような気にさえなった。

出産から復帰して復調どころか今のほうが強いのではないかと思えるのだからとてつもない選手、まだまだ健在だ。

③着篠崎は三日間完璧に立ち回っているがそれでいて一回も前を抜けないのがなんともこの選手らしいところだ。

それでも今年は優勝3回、それも児玉碧衣を負かしたレースを含むのだから十分合格点を与えていいしよく頑張っている。

今年の最終レースは西武園ミッドナイトフィナーレのガールズケイリン、昨年から始まったこの企画がしばらくは続きそうでその年最後のレースが必ずガールズになる。

12/31
西武園8R
ミッドナイトフィナーレ
①梶田　舞　　　102茨城△
②大久保　花梨　112福岡◎
③長澤　彩　　　106愛知○
④柳原　真緒　　114福井▲
⑤細田　愛未　　108埼玉
⑥吉岡　詩織　　116広島
⑦土屋　珠里　　110栃木

豪華メンバーで目移りするが前回優勝している3車が一歩リードの印象、なかでも脚をためて回れた時の爆発力が光った②大久保に期待してみたい。

短めの距離で瞬発力を生かしたいタイプ、別府のサマーナイトでは番手戦から梅川風子を差し切るなど自在性も出てきて来年はさらに楽しみだ。

相手は勝負強い③長澤と今年45勝で上記両者を上回る④柳原、①梶田は往年のオーラは影を潜めてしまったが底力で押さえには必要。

三連単
②→①③④

さて、期間限定で復活してきたがここで一区切りとさせていただきたい。

ガールズグランプリではすっかり浦島太郎にさせられてしまったし能書きも常に更新していかないと進化に追いつけない。

また勉強して、いつの日かその成果をお見せすることもあるかもしれない。

読者諸兄の皆様、ありがとうございました。

よいお年を。