いよいよグランプリを迎えるがその前に昨年の王者である「三谷さん」について、今年は前半パッとしないと思っていたらバンク外の方で特大の一発を放っていた（笑）。

決してほめられた事ではないが選手も人間、聖人君子ではあるまいし若くして年に2億も稼いだら色々手に入れてみたくなるのだろう。

最近では世間がこの手の話にやたらに厳しくなっていて、犯罪を犯したわけでもなかろうにネット上に蔓延るアホ共が変な正義感を振りかざしてはよってたかってぶっ叩く傾向にある。

もちろんイメージが大切な相手側の某アイドルのファンや仕事の関係者、そして三谷さんのご家族がお怒りになるのはごもっともである。

しかし全くの無関係な人間にとっては正直どうでもいいこと、相手側の方が有名なので表に出てしまったがこんなのは基本的に男女の問題であり当事者同士でやってくれればよろしい。

男女の問題に第三者がああでもないこうでもないと自分達の倫理観を押しつけるのはそれこそ「ゲス」なのではないだろうか（笑）。

個人的にはむしろ「おお！三谷クンもなかなかやるじゃないの‼︎」と思ったぐらいだし、私などはそもそも他人様のことをとやかく言えるほど清く正しく生きていない（笑）。

私から見たら選手は車券を買う側と走る側というだけの関係であとは何もなし、だからバンク内でさえ頑張ってくれれば2号3号とかっ飛ばそうが大いに結構だ（笑）。

逆に言えばこういうのが影響して成績を落としてしまうようでは困るわけで、今年の前半のような走りでは王者としては全く物足りない。

三谷さんにはかなり世話になっていて初タイトルとなった日本選手権ではニ車単で万車券という穴を獲らせてもらったし昨年のグランプリも大的中、前々からこれは強くなると見ていた選手が一気に頂点まで登り詰めて車券にも大貢献してくれているのだからそれなりに思い入れもあり、あの程度のことで崩れてほしくない。

後半は記念を2つ勝ったしようやく浮上の兆し、王者ユニフォームの年間①番車とはひとまずお別れだがまた来年は大暴れしていただきたい。

12/30
立川11Rグランプリ
①中川　誠一郎　85福岡
②松浦　悠士　　98広島
③脇本　雄太　　94福井◎
④佐藤　慎太郎　78福島
⑤清水　裕友　 105山口
⑥郡司　浩平　　99神奈川△
⑦新田　祐大　　90福島○
⑧平原　康多　　87埼玉▲
⑨村上　博幸　　86京都

並び
⑦4 ① ③9 ⑤2 ⑥ ⑧

明らかに力が抜けているのがナショナルチームの③脇本と⑦新田、ここ数年は新田が競輪界をリードしてきたがこちらもナショナルチーム入りしてスピード・瞬発力の面で追いついてきた脇本が昨年から圧倒的な強さを見せている。

すっかり「近畿の馬車馬」からは脱却、何年か前の立川記念だったと思うが「念願の単騎」というコメントをしたのが非常に印象に残った。

ああ、そうだったのか。

初出場となった昨年のこのレースこそライン4車だったこともありまともに駆けてしまったが、今年こそは自分が勝つ競走をするはずだ。

そうなると後ろはさようなら、昨年から一連のレースを見る限りカマシ・捲りになるとまともに追走できるのはあの三谷さんぐらいか（笑）。

一方の新田も当然得意の捲り勝負、今の競輪で求められるのは長い距離を踏むことではなくある程度の距離を勝負所で一気に踏み切れるスピードと瞬発力だ。

勝つことを考えたらそういう競走になるのは当然、①中川が二冠を獲ってしまうのが今の競輪なのである。

スピードと瞬発力が同等のレベルで初めてその他の部分が問われるのであって肝心なところをすっ飛ばして総合力も何もない。

ラインもないに等しくどの選手もまともには飛び出さないだろうからどう考えてもペースは上がりそうもなく瞬発力勝負が濃厚、今の競輪を象徴するような決着になると見てナショナル両者の力の両立を大本線とするが新田よりは脇本のほうが長い距離を踏める分こちらを本命としたい。

あとは不気味な単騎勢、最近は「絆」だの「道」だのが強調されすぎて「個」が生かされていないことが多く、制限なく走れる単騎はむしろいい面もある。

そういう意味で常々ラインの競走を強いられることの多い⑧平原あたりは「念願」とまでは言わなくても気楽に走れるのは楽しみなのではないだろうか。

やや決め手不足を感じるがそれは後ろの事も考えて前々に踏んでしまうから、好き勝手に走ってどのぐらい弾けられるか。

あとはいい意味での「セコさ」も持ち合わせる⑥郡司が穴、内も突けるしおそらく追い込みの適性は高いので脚をためてどこまで突っ込めるか。

最後に今の競輪を象徴する決着とするなら①中川まで押さえてもいいがこれはオッズ次第。

脇本・新田の後ろはまずいらないし中四国両者は競輪祭は見事だったが売れ過ぎる（特に②松浦）ような気がする。

ニ車単
③＝⑦
③→⑧
③→⑥

松戸ガールズケイリンは二日目、加瀬加奈子と鈴木美教がそれぞれ連勝を飾った。

6Rは②石井貴子（東京）が打鐘で一気に⑤加瀬を叩いて主導権を取るが④藤谷が離れてしまい単独の逃げ、加瀬には絶好の展開になる。

加瀬の後ろの③野口諭実可も離れてしまい後方から①鈴木樹里→⑦成田が追っていく。

番手捲りになった加瀬は大楽勝、樹里が②着に届きこれを追った成田も貴子を交わして③着に入った。

加瀬は展開も向いて勝って下さいのレース、近況はやけに動きが若々しく今回は中村由香里や篠崎新純もいるのでなんだか初期のガールズを見ているようだ（笑）。

樹里は今日はじっくり構える競走、先行争いがあっさり決着してしまったのは痛かったが初日⑥着の勝負駆けでしっかり②着を確保したのは大きい。

成田は初手から樹里をマーク、こちらももう少しもつれてほしかったが脚自体は全く問題なく展開ひとつで一発も期待できそうだ。

7Rは前で⑥篠崎→④中村が待ち構えているところに上がっていった①美教が打鐘で前に出ると篠崎は当然の飛びつき、美教についていった⑤佐々木は苦し紛れに美教を叩いて先行してしまうがこれでは話にならない。

美教はこちらも番手捲りになり大楽勝、篠崎→中村②③着で三連単は270円という断然人気の決着となった。

美教は順当勝ち、ここはどう乗っても勝てるのだろうがわざわざ当面の相手が簡単に番手に入ってしまう組み立てになるのはあまり感心しない。

篠崎は初日と同じ、加瀬を抜けなかったのだから番手捲りになった美教は抜けないが連日組み立ては申し分なくあとは前を抜くだけだ。

中村は初手から篠崎の後ろで最後までそのまま、今日は流れ込んだだけになってしまったがしっかり決勝進出でこれでよしとするべきか。

12/30
松戸5Rガールズ一般
①佐々木　恵理　110愛知◎
②島田　優里　　108奈良△
③菅田　賀子　　104宮城
④出口　倫子　　116長崎
⑤関口　美穂　　102埼玉▲
⑥藤谷　はるな　110茨城
⑦野口　諭実可　102大分○

まともな自力不在で難解な一戦だが前回・今回の内容なら①佐々木、今日の⑦着は敗因がはっきりしていて気にしなくていい。

今日のちぎれはいただけないが一時期より上向きの⑦グッチとこのクラスなら大崩れは少ない⑤関口、さらに枠なりに佐々木マークから②島田まで。

三連単
①→②⑤⑦

12/30
松戸11Rガールズ決勝
①篠崎　新純　　102千葉△
②加瀬　加奈子　102新潟
③中村　由香里　102東京
④成田　可菜絵　112大阪○
⑤鈴木　美教　　112静岡◎
⑥石井　貴子　　104東京
⑦鈴木　樹里　　116愛知▲

うるさい面々が揃って面白いレースになりそうだが⑤美教としては負けられない組み合わせ、特に内側に1期生が3車入って不気味だが最終的には美教が力でこれをねじ伏せよう。

捲りになると思うのでこれを追走しそうなのは後ろの方にいそうな④成田か⑦樹里、あとは①篠崎の前残り。

三連単
⑤→①④⑦