皆様、おはようございます。
また１週間のご無沙汰でした。

今週末のオートレースは、川口にて開催中のG1・開設記念グランプリレース。水曜日に開幕し、今日は４日目。いよいよ今節のベスト32が凌ぎを削る準決勝戦が行われます。
と言う事で、今日はこの準決勝戦４個レースの前予想にて、皆様のご機嫌を伺います。

その前に・・・レミオロメンの楽曲でもおなじみの３月９日を迎え、私のGambooコラム初投稿から数えて３周年を迎えました。
３月９日は、Gambooにおける私にとっての記念日でもあります。

「普通の会社員 兼 Gambooコラムニスト」として、丸３年。

オートレースを中心に、あーでもないこーでもないと不定期的に更新させて頂き、その度に読者の皆様から多くの「グッジョぶ～」を頂き、ご支援を賜りながら、めでたく３周年を迎える事が出来ました。
皆様のご支援がコラムを書く上での励み、原動力となっており、ここに改めて感謝申し上げます。

今後とも、変わらぬご愛顧を頂ければ幸いに存じます。宜しくお願い致します。


さて、ここからは今節の川口に目を移しましょう。

初日から結果のみをフォローしておりましたが、とにかく今節の川口は人気通りに決まっていない印象。
「３日間の３連単平均配当＝66,234円」がそれを物語っています。

初日４Ｒにいきなり飛び出した100万車券を筆頭に、高額配当の目白押し。その要因として挙げられるのは、やはり主力重ハン勢が追い込めていない事・・・或いは「軽ハン勢が主力勢に匹敵する動きを見せている事」という言い方も出来るでしょうか。
この傾向には様々な要因はあろうかと思いますが、機力面での比較も然る事ながら、そろそろ走路温度の水準も上がり、冬場の走路とは一線を画す状況になりつつある中で、川口走路でよく言われる「滑り」の傾向が出始め、追いづらくなっているという面も出てきているかと思われます。
さすがに、機力は良くても「滑り」に勝てず・・・というようなものは数字になかなか表れてきませんので、試走≒人気通りには決まらず、穴配当続出という傾向に繋がるのも納得できます。

その中で迎える準決勝では、主力勢以外（10ｍ前、20ｍ前）のハンデがそれぞれ10ｍ重化され、その上で、20ｍ前であった岡谷美が組まれた11Ｒのみ０－10、それ以外は全てオール10ｍの番組となりました。

これにより、ここまでの傾向は「ある程度」解消され、主役は主力勢に傾いていく事になろうかと思いますが、ハンデ重化組でも、スタート先行が期待できる「展開面で有利になりそうな」選手については、主力勢混戦展開での残り目には注意が必要かと思います。

詳しくはここからの前予想にて。

なお、今週末の川口は穏やかな天候の予報。特に雨の心配は無いと見て、良走路一本の想定とします。


＜ハンデｍの後の印＞
　△：今日よりハンデ10ｍ軽化
　▼：今日よりハンデ10ｍ重化


[2017.03.11]　川口
G1開設記念グランプリレース・４日目
【９Ｒ】準決勝戦　　3100m（６周）
良
注①松本や（伊）10▼
　②今田真（浜）10▼
△③早船歩（川）10▼
　④西村龍（山）10
　⑤斎藤撤（川）10
○⑥山田達（川）10
◎⑦木村武（浜）10
▲⑧青山周（伊）10

昨年最多勝更新の快進撃と比べると、今年ここまで精彩を欠いている感が否めない⑧青山周。試走・本走のタイム面だけでなくスタートそのものにも以前の勢いが感じられない（昨日は同ハントップスタートを決めたが、内が中野憲、加賀谷、岡部聡でタイミングから遅れており、ちょっと参考にはならない感じ）。オール10ｍの大外、内のスタート巧者も勝負が懸かっているだけに、特に⑥山田達、⑦木村武の速攻には分が悪い印象。それでも主力以外のハンデ調整が入り、戦いやすくなった事は確かで、単穴評価とするものの車券圏内には押さえたい。
本線の狙いはその「スタート速攻決める主力勢」から。⑦木村武は勝負が懸かった時の速攻力が光る。ここ２日間のタイムでは厳しいが、初日の動き戻れば十分中心の存在。また⑥山田達も、⑤斎藤撤の行き足が鈍い分、スタート切りやすい位置とも言える。
内枠からは速攻安定している③早船歩、それでもハンデ重化で連下までか。この並びの最内枠でスタートから真価問われる①松本やも、うまくトップスタートを決めて主導権を取れば、機力面では引け取らず、逃げ粘りの連絡みも一考となる。

＜良走路＞
本線（３単）：７－６８－１３６８
押え（２単）：６－７８


[2017.03.11]　川口
G1開設記念グランプリレース・４日目
【10Ｒ】準決勝戦　　3100m（６周）
良
注①山田徹（川）10▼
　②丸山智（山）10▼
　③井村淳（飯）10▼
△④阿部剛（川）10
▲⑤高橋弘（川）10
◎⑥佐藤貴（浜）10
　⑦丹村飛（山）10
○⑧高橋貢（伊）10

外枠３選手は、２日目９Ｒ（二次予選Ａ）の再戦。枠番もちょうど今日と同じで、違いはハンデラインのみ（２日目は20ｍ）。その中でトップスタートを決めた⑥佐藤貴、本来より強心臓のスタート速攻が武器で、今日はオール10ｍの６番目ながら、内枠にスタート課題の選手が並ぶ中なら好位置キープも叶いそう。
これを追走するのはやはり⑧王者、このメンバーなら逆転候補もやはりここか。
対し、年頭から快進撃を続けている⑦丹村飛は、実力買われて外寄りとなったこのハンデ位置がどうも引っ掛かる。２日目も外枠３人では最後着、序盤から自分のペースに持ち込められず、やや翻弄されていた感が否めない。④阿部剛、⑤高橋弘の中枠地元勢の存在も気になるところで、ここは苦渋の無印とする。
基本的にハンデ重化の内枠勢は厳しいと見るが、最内枠①山田徹はスタート先手を取った時の粘り腰に注意が必要か。かつては最重ハンが定位置であった選手、タイム的には昨日の3.402が一杯という印象ながら、外枠勢混戦で一考か。

＜良走路＞
本線（３単）：６－５８－１４５８
押え（２単）：８－５６


[2017.03.11]　川口
G1開設記念グランプリレース・４日目
【11Ｒ】準決勝戦　　3100m（６周）
良
◎①岡谷美（浜）０▼
注②牧野貴（川）10▼
　③金山周（伊）10▼
　④五十嵐（川）10
　⑤桝崎陽（飯）10
▲⑥濱野淳（山）10
○⑦池田政（川）10
△⑧永井大（川）10

今節は連日好タイムの逃げ、初日にはハンデ差20ｍで追う高橋貢を破った①岡谷美。ハンデ重化とはなったが、まだ10ｍ前で単独の位置。敢えて弱点を挙げるならば出足面（自分のコースに入るまでの序盤の展開）だけに「スタートで叩かれなければ」の条件付きで、今日もかなりの逃げが期待できるところ。
主力勢として構えるのは、元船橋の兄弟弟子・⑦池田政と⑧永井大。特に⑧永井大には「得意のカマシスタートが決まれば」前団進出の目があるが、やや気になるのが⑥濱野淳の存在。スタート速攻が決まると捌きづらい相手でもあり、ここが壁になると一転混戦の目も。ここはより内枠の分、⑦池田政が早めに抜けてくる展開を想定したい。
また、外枠勢混戦の展開であれば、主力ハンデ最内となる②牧野貴も残り目十分と見たい。
正直、前述の通り不確定要素は多く（本命とした①岡谷美も序盤の展開掴めなければ大敗まで有り得る）、準決勝４個レースの中ではこのレースが最も難しい印象。

＜良走路＞
本線（３単）：１－６７－２６７８
押え（２単）：７－６８、１－８


[2017.03.11]　川口
G1開設記念グランプリレース・４日目
【12Ｒ】準決勝戦　　3100m（６周）
良
　①佐久間（伊）10▼
注②森谷隼（川）10▼
　③古木賢（川）10▼
　④中野憲（川）10
○⑤大木光（川）10
△⑥岩崎亮（山）10
▲⑦篠原睦（飯）10
◎⑧鈴木圭（浜）10

これだけの大混戦、軽ハン逃げ有利の印象であったここ３日間の中、唯一、異次元の走りを披露してきた⑧鈴木圭。試走・本走共に、他のＶ候補勢と比べても数段上のレベルで安定している。しっかり内を使って捌けているところも評価できる。
この準決勝になり、主力以外のハンデ調整が為された事で、更に「大外からの大ガマシ」で一気に勝負を決めてしまう可能性まで出てきており、ここは不動の本命としたい。
単純なタイム比較では③古木賢の存在が気になるところ、特に昨日の3.368は圧巻であるが・・・昨日は主力10ｍ前で０ｍライン、３人並びの中枠からトップスタートを切り、後は捌き不要の逃げイチ展開、試走3.29をマークした機力をフルに活かした結果であり、ハンデ重化＋内にスタート速攻持つ②森谷隼が居る今日は、展開面でやや注文が付く。勿論それをも凌ぐトップスタートを決められれば残り目一考とはなるが、何せ今日は外枠にもズラリ、スタート巧者（そして大外には横綱）が居並ぶ環境下では、スタート好位置取れずの苦戦展開も十分考えたいところ。昨日のタイムが評価されて売れ線になるのであれば、思い切って消してみたい。
その意味でも、本命以下の次位候補のチョイスは主力外枠勢から、速攻という意味では⑦篠原睦も脅威だが、もう１つ展開と機力面で気になるのが⑤大木光。すぐ内の④中野憲がスタートに不安有る分、切りやすい位置に居る。この選手も勝負が懸かった時のスタート一閃の可能性は気にかけておきたい。配当面でもこちらの方が面白そうで、対抗に挙げておく。
基本的に外枠中心に印を打つが、内枠でもスタート決めて粘る②森谷隼が面白そう。

＜良走路＞
本線（３単）：８－５７－２５６７
押え（２単）：５－８


以上です。
本日も、少しでも車券のお役に立てれば・・・と思います。