ブログ

川口・G1開設記念グランプリレース優勝戦展望~この男の勢いに、待ったをかける存在は・・・?~

2017/03/12 7:35 閲覧数(617)
このブログを違反通報します
違反通報のフォーム画面へ移動します。
皆様、おはようございます。

川口オートで開催中のG1・開設記念グランプリレースは、今日がいよいよ最終日。最終12Rは8周回4100mの優勝戦となります。
もちろん今日は、この優勝戦の展望コラムにて、皆様のご機嫌を伺います。

主力勢の中でも明暗を分けた準決勝。機力面の不安をスタートでカバーしようとしたか、青山周は痛恨の勇み足に泣き、高橋貢も展開向かず優出を逸する中、地元勢としては永井大をはじめ4名が優出。そして、何と言っても初日から土つかずの4連勝、今や業界を牽引する存在の鈴木圭が、タイム以上の捌き強い内容で優出を果たしました。
昨年は、それぞれまだ船橋所属であった鈴木圭、永井大のワンツーで決まったG1開設記念グランプリレース。さて、今年はどのような優勝戦となるでしょうか。

天気予報によれば今日も雨の心配は無さそうで、良走路一本の想定とします。

それでは、今日も1車1車の短評形式で、前予想をしてみたいと思います。



①古木 賢 (川口) ハンデ 10

 ハンデ重化となった準決勝でもスタート速攻が光りました。前予想では森谷隼の存在が気になり軽視してしまいましたが、スタートでこれを制していけた事で展開が楽になり、3日目から急上昇した機力を以て最後の最後まで逃げる形となりました。
 今日もポイントはスタートという事になりますが、今日は最内枠である分、昨日より切りやすいかもしれません。記念Vが自身デビュー初Vともなる今回、そのプレッシャーに関する不安がやや拭えませんが、序盤の展開さえ掴めば今日もある程度は勢いよく逃げるでしょう。
 とは言え、昨日も6周回では鈴木圭に逆転を許していますし、上位級と比べてしまうと見劣りしてしまう部分は否めません。マイペース先行の形に持ち込んだ時の残り目として一考、という印象です。


②高橋 義弘 (川口) ハンデ 10

 準決勝では中枠の位置からスタートも決まり、終始逃げる形となりました。丹村飛には逆転を許したものの、序盤のアドバンテージを活かし、2着に残り地元記念の優出を果たしました。
 今日もポイントはまずスタートという事になりますが、イメージとしてはやはり中~外目から機力を活かしたカマシスタートが得意、逆にこの内寄りの枠では、それが若干削ぎ落されないか・・・という懸念が少し有ります。それ以上に機力面での比較、やや主力勢と比べると足りない印象も有ります。昨日はそれほどスピードタイプではない佐藤貴が後ろで少し壁役になってくれた事も、最後まで位置を守れた要因のひとつになったように思います。戦える状況になるためには、もう一枚上の機力が欲しいところです。


③山田 達也 (川口) ハンデ 10

 準決勝ではやや展開苦しくなりそうなところを凌ぎ、道中は木村武を逆転、その勢いでアタマに立ち、前予想的中にも大きく貢献してくれました。
 やはりポイントはスタートで、それほど目立つ速攻力が無い中、内にも外にもスタート巧者が揃っているこの優勝戦、展開面でやや注文が付いてしまう印象です。


④濱野 淳 (山陽) ハンデ 10

 準決勝では得意のスタート速攻、同ハントップスタートの形から、10m前単独の岡谷美がやや外に膨れた内を突き、早め先頭の形に持ち込みました。永井大の逆転は許したものの、池田政以下を押さえ込み、2着で優出を決めました。
 ここもまず位置は絶好、昨日のスタート速攻を見れば、好調時のスタートに戻ってきたような印象を受けます。内の各車もスタートは早いですが、この位置ならそれらを飲み込んで行ける可能性も含んでいます。その形になった場合は昨日の再現。走法的および機力の水準から逃げ切りまでは難しいかもしれませんが、抜かせない粘りの競走で、V候補級に割って入るだけの余地はあると見ています。


⑤丹村 飛竜 (山陽) ハンデ 10

 昨日は・・・無印にしてすみませんでした。すみませんでした。中団キープで高橋貢より先行出来たのが大きく、また佐藤貴も一発で捌いて行ける程の機力レベルであった事が、結果に結びついたものと考えています。
 それでもこの位置になってくると、他のスタート速攻タイプと比べると序盤の展開にやや注文が付きます。勿論、自身のスタート力は以前に比べても安定感が増していますが、主力級はそれ以上であるという事です。ここも、内外に全国レベルのスタート巧者が居並ぶ中、やや後方からの攻めを強いられそうな印象です。機力的にはそれを補えるレベルであり、そこからどれだけ抜き上げていけるかどうかの連下候補という印象です。


⑥木村 武之 (浜松) ハンデ 10

 準決勝では外寄りの枠からスタートも決め、道中も展開を掴んだかに見えましたが、山田達の逆転を喰らい、しかも差を広げられていたところに機力面での不安を感じます。走路温度のピーク(29度)であった事も影響している可能性はありますので、単純比較は早計かもしれませんが、それでも内枠各車とも変わらない機力という意味では、ハンデ位置も含めてやや厳しい印象は拭えません。昨年終盤から好タイム連発の状態ではありましたが、季節的にも走路温度の水準が上がってきている中、そのゾーンからは抜けてしまったような印象です。


⑦永井 大介 (川口) ハンデ 10

 昨年のこの開催の準優勝。0-10のハンデ戦(0m単独が佐藤摩)、10m7車並びの外から2番目の位置、得意のカマシスタートからの速攻で早めに進出していきましたが、先に抜け出していた内枠の鈴木圭に及ばずの準V。今回はそのリベンジマッチの意味合いも含まれています。
 調子の波がまだ安定しませんが、それでもようやくスピードレーサーらしい超抜タイムが並ぶようになってきました。準決勝も試走3.27の機力を以て、外枠から好位置をキープすると自在の攻めで抜け出しました。
 今日も、機力レベルでは一枚上の鈴木圭が相手となりますが、本来スタートも鈴木圭に匹敵するレベルのカマシを持っており、常に先攻めの形から早めに抜け出せれば、昨年3月船橋のプレミアムCで青山周相手に見せたような「ハイスピードの中でも抜かせない競走」を見せてくるかもしれません。
 年明けの骨折休養から、やや出遅れた感の有る中、巡ってきた記念制覇のチャンス。みすみす逃がすとは思えません。


⑧鈴木 圭一郎 (浜松) ハンデ 10

 そして、昨年のこの開催の覇者。それが当人にとって初のグレード制覇となりました。一気にG1を3勝、そしてSG3連続制覇へと繋がった飛躍の年。その口火を切ったのが、昨年のこの開催という事になります。
 前述の通り昨年は0-10のハンデ戦、10m7車並びの内から2番目。成長途上であった事から、この位置は絶好であったと言う事も出来ます。
 胸を借りる立場から1年が経ち、主役として大外枠から覇を競う立場となりました。その中において、初日から破竹の快進撃、唯一ピン(1)を4つ並べて臨む優勝戦となります。
 準決勝は、本走タイムこそ3.373と落としていますが、序盤で大木光にやや抵抗され、4番手の位置から捌きのレースになった事が影響しているものと考えられます。その中でキッチリ1車1車捌き、最後にはマイペースで逃げる古木賢まで捌いて1着。タイム以上に力強さを感じたレースでした。
 とは言え、絶好調時には10m大外枠でもお構いなくトップスタートに近い強烈カマシを見せていた事を考えると、近況はそこまでの勢いでは無いように思えます(勿論相手が並のスタートなら一気に行ってしまいますが)。特に⑦永井大のカマシが決まり、それを追走する形となった場合、これを逆転出来るかどうかまでは未知数です。勿論機力レベルは一枚上、逆転展開も十分有り得ますが、「展開も含めた」総合評価としては、あくまで対抗としておきます。



以上を踏まえて、前予想の目は以下の通りです。

[2017.03.12] 川口
G1開設記念グランプリレース・最終日
【12R】優勝戦  4100m(8周)

注①古木賢(川)10
 ②高橋弘(川)10
 ③山田達(川)10
▲④濱野淳(山)10
△⑤丹村飛(山)10
 ⑥木村武(浜)10
◎⑦永井大(川)10
○⑧鈴木圭(浜)10

 最内枠から①古木賢、これに外から襲い掛かる④濱野淳、⑦永井大、⑧鈴木圭が続き主導権を握る展開か。
 機力比較と近況の勢いから、⑧鈴木圭に人気が寄ると想定しているが、前述の通り、特に⑦永井大のカマシからの速攻抜け出し、更にはそこからハイスピードの中での押さえ込みに⑧鈴木圭が翻弄される可能性を少し追ってみたい。この位置なら④濱野淳の粘り込みにも十分食指が動く。

<良走路>
本線(3単):7-48-1458
押え(3単):8-7-145
押え(2単):8-4


さて、5日間の激闘のクライマックス。どんなレースになるのでしょうか。

本日も、少しでも車券のお役に立てれば・・・と思います。

  • コメントする
  • 読者になる

コメント(0)

投稿する
※コメント投稿後は編集・削除が行えません。投稿前に内容をよくご確認ください。
※コメントは承認制の場合があります。管理側で内容を確認するため、反映に時間がかかる場合があります。

Gambooでは、人が嫌がるような発言、著作者の許諾のない文章の投稿、公序良俗に反する投稿等を禁止させていただいております。禁止行為が確認された場合、予告なく削除、コミュニティ機能の利用制限、退会等の処理をさせていただくことがありますのであらかじめご了承ください。
コミュニティのご利用ガイドライン
TOPへ