♪Now Playing：George Duke『Shine On』

皆様、おはようございます。

今日はオートレース打ちます。

本日のBGMですが、昨日平塚のレンタルカート場からの帰りにカーラジオから流れてきた１曲・・・以前も聴いた事がある曲なのですが、久しぶりに耳にした、「これぞ80年代ディスコサウンド」という・・・まぁ、1977年生まれの私にとっては「後から知りました」というレベル、本当に80年代にディスコで踊っておられた方々には敵いませんが、私もこの「自然と身体が揺れてしまう感覚」、何となく分かる気がしています。今も聴きながら、PCのキーを叩く音も何となくリズミカル。こうやってテンションを上げていくものなんですね。

さて、我が心のホームグラウンド・浜松オートでは、今日が一般開催４日間の最終日、もちろん最終12Ｒが優勝戦となります。
という事で、今日はこの優勝戦を含め、午後は浜松・川口と乱れ打ちの予定ですので、いつものように前予想コラムで皆様のご機嫌を伺います。

という事でまずは、準決勝の振り返りから。
昨日の浜松は好天に恵まれ・・・というよりは、日中かなり暑かったとの事、平塚でも外に居続けるのは厳しい気候（まだカートでレースしている方が涼しく感じるくらい）でしたが、浜松でも同様であったようです。
で、浜松の優勝戦を語る上で１つ外せない要素というのが、「準決勝が１つだけ５Ｒに行われる」という事。昼休みの時間帯に賞典レースを持ってくる事で売上アップに繋げようという試み：「ランチアタック」によるものなのですが、これを一般開催に於いて恒常的にやっているのが浜松のみとなっています。これが、特にこの時期以降、夏にかけては、かなり大きな考慮要素になります。即ち、準決勝の４個レースが同一条件ではないため、全ての準決勝のレースを一律に評価できない（すべきではない、と言ってもいいかも）という事です。
公式発表ベースで、昨日の準決勝４個レースの気温・走路温度は以下の通りです。
【５Ｒ】気温：29度、走路温度：54度
【10Ｒ】気温：28度、走路温度：48度
【11Ｒ】気温：27度、走路温度：46度
【12Ｒ】気温：27度、走路温度：45度

・・・いざ、一覧に書き出してみると、気温に関しては「言うほど変わってない」っていうくらいの微妙な違いでしたね。
ただ、やはり走路温度に関してはかなり違います。５Ｒが飛びぬけている事、そして５Ｒと12Ｒでは10度近く違います。これだけ違えば、とにかく気候の変化にセンシティブなオートレース、全く別モノと考えた方が良いと思っています。

そして、このコンディションと昨日の成績を見比べてみると、まず思うのが、まだ走路温度の高い時間帯では０ハン（１号車）の残り目がかなり目につく事。５Ｒの①岡谷美、11Ｒの①赤堀翼は優出に成功、また10Ｒの①斎藤努も、優出まであと一歩というところまで粘っています。しかし、12Ｒでは完全に重ハン勢決着、面白いように前後入れ替わっています（最重ハン４車が上位独占）。

そして、更に言うと、（ここからは予想ですが）今日の浜松は、天気予報によれば曇りがち、昨日ほど気温・走路温度は上がらないと見ています。従って、優勝戦の時間帯、走路温度は40度近辺（割り込んで30度台になる可能性の方が大きいか）と予測しています。となれば、やはり前逃げよりも追い有利、特に単独０ｍとなる①岡谷美は自身初の優出、そのプレッシャー等も鑑みると、やはり苦しいかな・・・と見てしまいます。32期女子レーサーの優出と言えば、記憶に新しいところでは、先週の浜松G1との完全リレー開催となった伊勢崎ナイター10Ｒ制、無傷の４連勝で優勝戦に臨んだ片野利が居りますが、こちらはまずハンデ構成が50ｍ前（岡谷美より10ｍ軽い）からのスタートで最後に追い付かれての３着。重ハン勢のラインナップから見ても、こちらの岡谷美の方が数段厳しく（何せ荒尾聡が４号車）、勿論ベストを尽くして沸かせて欲しいという思いはありつつも、様々な要素を客観的・総合的に判断すると「厳しい」と見ています。

・・・ただ、逆を言えば、予想に反して走路温度が上がるのであれば、逆にチャンスが生まれます。先日の片野利の場合はナイターという事で、走路温度が上がりようがない、絶好調の早川清の追い脚が鈍る要素が無かったわけで、その点で逆に厳しかったと言えます。
この辺りは、今の段階では何とも言えず、試走後の気配を見た上での判断となりますが、予想のベースはあくまで「走路温度は上がらない」という前提でのもの。以上を踏まえて、各車ごとの短評から優勝戦の結論へと導いて参ります。

・・・あ、ちなみに、曇りがちとは言っても雨は無いと見ていますので、走路状態は「良走路」想定となります。


①岡谷　美由紀　（浜松）　ハンデ　０

　自身初の優出を決めました。１級車に乗り替わって以降、変化の片鱗が見えてきています。
　この選手の評価については前述の通り、一旦は厳しいという評価をさせて頂きます。


②赤堀　翼　（浜松）　ハンデ　20

　実は岡谷美より判断が難しいのがこの選手で、この位置がおいしいのか厳しいのか・・・永瀬敏の抑え込み及び、岡谷美のスタート後のミス待ち次第で、早めに頭に立つ展開であれば面白いところなのですが、岡谷美もペースそのものは悪くないだけに、どちらかと言えば厳しいのかな、と見ています。


③永瀬　敏一　（船橋）　ハンデ　30

　今節は初日から絶好調、船橋ファンを沸かせる活躍を見せる永瀬敏、ですが、さすがにSG戦線の常連でもあるＳ級上位が５人並ぶ40線のすぐ前・・・、やはり絶対的な能力差がそこにある事は否定できず、今日はちょっと苦しいかな、と思っています。


④荒尾　聡　（飯塚）　ハンデ　40

　一般開催のハンデ戦で荒尾聡が４号車、これはかなりレアな事だと思います。もちろん、全国ランクからの兼ね合いで、他の優出４車が自身より上のランクであるため、この位置になる事に文句のつけようは有りません。それだけに、この位置はかなり、というか「超」魅力です。問題は自身の車のデキがイマイチな点ですが、さすがにこのチャンスをみすみす逃さないでしょう。勿論何か手を入れてくるはずで、機力上昇、そしてスタートを決めての早攻めを期待します。特に荒尾聡の場合はおそらく外から攻めていく事になると思いますので、最内枠トップスタートからある程度外の車を警戒しながら外目に振ってくるはずで、これをやられてしまうと外枠各車は枠なりに出ざるを得なくなります。そこから早攻めを決め、特に永瀬敏を後ろに挟み込めば、一気に進出する事も可能と見て、「展開面で最もチャンスのある選手」として、ここを本命に挙げたいと思います。


⑤佐藤　貴也　（浜松）　ハンデ　40

　準決勝では抜群の試走3.31をマーク、レースでも好スタートから常に永井大より先に攻める思い切ったスタイルで圧勝ゴールとなりました。
　この優勝戦でも、その機力を維持できていれば、位置的に魅力なのはこの選手も同じで、十分対抗し得ると考えています。


⑥木村　武之　（浜松）　ハンデ　40

　２日目以降立て直した感じで、昨日の行きっぷりを見ても佐藤貴あたりとは良い勝負が出来そうです。スタートはおそらく枠なり（少なくとも外の２車よりは行けそうな感じかな・・・）と見ていますので、その位置をキープ出来れば十分勝負圏と見ています。


⑦金子　大輔　（浜松）　ハンデ　40

　初日から無傷の３連勝ですが、この強力最重ハン勢とは誰とも当たっていません。また、内枠にこれだけ好調車（ハンデチャンスと言える車）が揃っているだけに位置的にもやや厳しく、特に木村武とのハンデ位置の兼ね合いでは「内に居る方が有利」という印象で、もし３連勝が評価されて売れるようなら、少し嫌ってみたいかな・・・という感じです。


⑧永井　大介　（船橋）　ハンデ　40

　常にランキング全国トップ３に入る業界随一のレーサー。このハンデ位置は、その宿命と言わざるを得ません。更に言えば、岡谷美の優出により、相対的なハンデ位置の兼ね合いから、40ｍという、外からのカマシスタートが決まりづらい位置の更に５車並びの大外に置かれるという状況。もし岡谷美が居なければハンデ位置は20ｍとなり、まだ５車並びでも外からのカマシが決まる位置とも言えるだけに・・・、この岡谷美の優出が意味するものは大きいと考えています。現に、昨年か一昨年かの浜松、同じように最重ハンに強力な選手が並んでの大外（この時は50ｍでしたが）に置かれ、得意のカマシスタートが決まらずに惨敗してしまった事もあるだけに、本人が唯一苦手と口にする浜松走路、こちらも客観的評価として、正直「厳しい」と言わざるを得ません。


以上を踏まえて、前予想の目は以下の通りです。

◎④荒尾聡
○⑤佐藤貴
▲⑥木村武
△⑦金子大
☆②赤堀翼

３単：４－５６－２５６７
２単：５－４６、６－４５

（実際にはこれを軸に、試走等を加味して買い目を決めたいと思っています。）