皆様、こんにちは。
そして、ご無沙汰しております。しばらく時間を取れず間が空いてしまい、申し訳ございません。

9/26(日)、今日のオートレースは、飯塚のSG・全日本選抜オートレース（ナイター）が最終日を迎えます。

という事で、今日は優勝戦の前予想で、皆様のご機嫌を伺います。

ここまでの４日間は全レース良走路で行われました。今日も天候は曇り主体ながら雨の心配は無さそうで、頂上決戦に相応しいスピードレースが期待できそうです。想定は良走路一本とします。

準決勝では、11Ｒで大本命の鈴木圭が出足を決められず最後方スタートで車券圏外、３連単80万円台という爆裂配当の立役者となってしまいましたが、それ以外では順当な勝ち上がりで、快速自慢のベスト８が揃ったという印象です。

枠番は選択式で行われ、準決勝１着グループから、優先順位に基づいて順次枠番を選択していく方式となり、前回覇者で選択順１位の荒尾聡が、３枠を選択。次いで、青山周が１枠、永井大が２枠を選択、以降内枠から順次枠が埋まる形となりました。

優勝戦前予想コラムは、１車１車の短評形式で。また、SGですので４日間の成績付となります。


※選手名以下は、初日～準決勝の４日間の成績。
　[走路状態] 着順（ハンデｍ・枠順）試走タイム／本走タイム、ST（スタートタイミング）


①青山　周平　（伊勢崎）　ハンデ　０

初日[良] ３着（０ｍ５枠）3.29／3.387、ST=12
２日[良] １着（０ｍ８枠）3.30／3.384、ST=14
３日[良] ２着（０ｍ７枠）3.28／3.384、ST=09
準決[良] １着（０ｍ５枠）3.29／3.388、ST=10

機力の状態は決して良いとは言い切れず、それでもスタート速攻力を活かして好位置をキープして粘る競走で勝ち上がってきました。２日目、準決勝と、先頭でのペースが上がらず共に後ろ（木村武、伊藤信）に詰め寄られる展開となっているところに機力面での不安を感じさせますが、逆に言えば「抜かせなかった」という点で、コースを守り切りさえすれば押し切れるという事の証左にもなりました。
「オープン１枠」では少なくともスタートにおいての失敗はほぼ無く、2020年以降では計６走で４勝、２着１回・３着１回。車券圏内から外れていません（しかも近４走で４連勝中）。荒尾聡が３枠を選択した事で転がり込んできた１枠の座。アタマ鉄板とは言いにくいものの、車券の軸としては最適と言えそうです。


②永井　大介　（川口）　ハンデ　０

初日[良] １着（10ｍ８枠）3.31／3.363、ST=02
２日[良] １着（０ｍ１枠）3.30／3.358、ST=04
３日[良] ４着（０ｍ３枠）3.30／3.390、ST=13
準決[良] １着（０ｍ２枠）3.29／3.361、ST=03

その本走タイムが示す通り、機力面では節イチ。今節誰も出していない、3.36というタイムを並べています。もちろん数字上の単純比較なら、ここを本命とせざるを得ないでしょう。
ただ、１つ問題となりそうなのが「スタート後の展開」です。もし仮にトップスタートを決められた場合は、そのまま機力を活かしたハイペース展開で押し切りまで十分と見ますが、内に青山周、外に荒尾聡、黒川京と、全国屈指のスタート巧者を相手に、ともすれば立ち遅れるリスクまであります。3.36以上の本走タイムを決めているのは基本的に逃げ展開、自らがペースを握った場合であり、他者に抑え込まれた場合にそれを捌いていけるだけの状態にあるかどうかは未知数となります。それが１台だけならまだ良いのですが、青山周・荒尾聡と出た場合には混戦必至、その中を捌いていけるかどうかという点では不安が拭えません。


③荒尾　聡　（飯塚）　ハンデ　０

初日[良] ４着（０ｍ３枠）3.31／3.390、ST=06
２日[良] １着（０ｍ７枠）3.32／3.381、ST=12
３日[良] ５着（０ｍ５枠）3.30／3.394、ST=18
準決[良] １着（０ｍ３枠）3.33／3.400、ST=05

前述の通り、選択順１位で最内ではなく３枠を選択。おそらく、次に青山周・永井大が枠を選択する事を見込んだ上での「３枠」、という事になるでしょう。準決勝と同じ３枠という事で、出足のイメージもしやすいところです。
機力面では、ここまでの動きにおいては若干見劣りもしますが、前回大会（今年２月・浜松）の優勝戦では、青山周の逃げをキッチリ捌いての優勝を決めており、地元走路で更に気合いもはいるところ、逆転も十分可能性有りと見ています。


④黒川　京介　（川口）　ハンデ　０

初日[良] ２着（10ｍ５枠）3.36／3.441、ST=04
２日[良] ３着（０ｍ３枠）3.32／3.394、ST=07
３日[良] ４着（０ｍ５枠）3.33／3.442、ST=10
準決[良] １着（０ｍ６枠）3.32／3.380、ST=03

自身通算３度目のSG優出となりますが、ここまでの２回（共にオールスター）は共に不安定走路。今回おそらく初の「良走路のSG優勝戦」となりそうで、ここまでの結果は度外視し、これまでのデータが無い分、未知の魅力という点で「一発あるならこの車」という事で考えてみたいと思います。スタート一発が決まった時の速攻力は今や全国屈指と言えるレベル。旧勢力に対しても、トップスタートから主導権を握る展開となれば、そのまま押し切る可能性もゼロではなく、新勢力台頭の旗頭にもなり得ると考えています。


⑤伊藤　信夫　（浜松）　ハンデ　０

初日[良] ５着（０ｍ８枠）3.29／3.403、ST=16
２日[良] １着（０ｍ５枠）3.31／3.394、ST=15
３日[良] ７着（０ｍ４枠）3.29／3.406、ST=16
準決[良] ２着（０ｍ３枠）3.29／3.390、ST=11

昨年、13年ぶりにSG制覇を決めたグランプリ、その時の枠が「５枠」でした。この枠での伊藤信はスタート速攻のイメージが有り、この車も一発の魅力を秘めます。ただ、その時は青山周がスーパーハンデという事もあり、メンバー的にも少しだけ軽い印象は否めません。今回は内枠にスタート巧者が居並び、自分の展開に持ち込めるかどうか。後手を踏んでしまうと、それを捌き返す程の機力レベルには無いかな・・・というのが正直なところです。


⑥中村　雅人　（川口）　ハンデ　０

初日[良] ６着（０ｍ１枠）3.31／3.406、ST=11
２日[良] ４着（０ｍ２枠）3.34／3.403、ST=08
３日[良] １着（０ｍ３枠）3.34／3.397、ST=01
準決[良] ２着（０ｍ７枠）3.33／3.383、ST=15

鈴木圭がスタートを逸し、大波乱となった準決勝で２着。展開を巧く味方につけました。
ただ、機力レベルでは少し見劣り、出足に関しても決して早いとは言い切れず、追走展開ではやや厳しいという印象は否めません。


⑦有吉　辰也　（飯塚）　ハンデ　０

初日[良] ８着（０ｍ６枠）3.35／3.439、ST=09
２日[良] ３着（10ｍ８枠）3.34／3.431、ST=12
３日[良] ２着（０ｍ２枠）3.34／3.406、ST=08
準決[良] ２着（０ｍ３枠）3.35／3.395、ST=03

逃げる永井大を必死に追走、大きく離されてしまったものの、早川清の猛追を僅かに凌いでの２着キープで、SG優勝戦にその名を連ねました。
さすがに優勝戦メンバーに入ってしまうと、機力面での見劣りは否めず、スタートに関しても好位置を取れるかどうか、難しいという印象です。


⑧佐藤　貴也　（浜松）　ハンデ　０

初日[良] ５着（10ｍ８枠）3.33／3.434、ST=14
２日[良] ２着（10ｍ８枠）3.33／3.428、ST=09
３日[良] ３着（０ｍ６枠）3.31／3.416、ST=05
準決[良] ２着（０ｍ４枠）3.32／3.400、ST=05

準決勝では荒尾聡の逃げにピッタリ追走、捌くかどうかというところまで迫りました。その意味で、機力面では決して悪くありませんが、ポイントは展開。全国屈指のスタート巧者ではありますが、大外８枠から、内枠各車にどこまで迫れるか。相当好位置を取らないと、そこから捌いていくのは至難の業かと思われます。



以上を踏まえて、前予想の目は以下の通りです。

[2021.09.26]　飯塚　★ナイター
SG全日本選抜オートレース・最終日
【12Ｒ】優勝戦　　5100m（10周）
良
◎①青山周（伊）０
△②永井大（川）０
○③荒尾聡（飯）０
▲④黒川京（川）０
注⑤伊藤信（浜）０
　⑥中村雅（川）０
　⑦有吉辰（飯）０
　⑧佐藤貴（浜）０

＜良走路＞
本線（３単）：１－３４－２３４５
押え（３単）：３－１－２４５、４－１－３


以上です。
本日も、少しでも車券のお役に立てれば・・・と思います。