皆様、こんにちは。

8/15(日)、今日のオートレースは、伊勢崎のSG・オートレースグランプリ（ナイター）が最終日を迎えます。

という事で、今日は優勝戦の前予想で、皆様のご機嫌を伺います。

今日に関して判断が難しいのが走路状況です。ここ数日は雨模様で湿走路メイン、この後は雨も全く無いわけではないのですが、どちらかと言うと回復傾向にはありそうで、必ずしも湿走路で行われるかどうかは分からないという状況です。
走路状況は、良走路・湿走路（但し軽めの）の両方を想定しておきたいと思います。

なお、枠番は選択式で行われ、準決勝１着グループから、前もって定められた順位に基づいて順次枠番を選択していく方式となり、選択順１位の金子大が１枠を選択、その後、篠原睦が２枠、重富大が３枠を選択したのですが、その次の順位である新井惠は、少し考えた上で（おそらく鈴木圭の存在を意識した上で）５枠を選択しました。となれば、次の選択順となる鈴木圭はその空いた４枠を選択し、以降は６枠から外へ順番に埋まっていきました。

優勝戦前予想コラムは、１車１車の短評形式で。また、SGですので４日間の成績付となります。


※選手名以下は、初日～準決勝の４日間の成績。
　[走路状態] 着順（ハンデｍ・枠順）試走タイム／本走タイム、ST（スタートタイミング）


①金子　大輔　（浜松）　ハンデ　０

初日[良] ４着（０ｍ５枠）3.33／3.426、ST=11
２日[湿] ２着（０ｍ６枠）3.93／3.903、ST=18
３日[湿] ３着（０ｍ３枠）3.65／3.745、ST=15
準決[湿] １着（０ｍ６枠）3.85／3.895、ST=13

昨日は強烈なスタートを決めての押し切りとなりましたが、今日一番の課題となるのが最内枠からのスタートでしょう。枠番選択において、１番権利でこの最内枠を選択したのが、それなりの自信に拠るものか・・・それであれば、機力的にも勝負になりそうでチャンス十分と見ていますが、やはり実績面ではやや乏しく、オープン１枠からトップスタートを決めた事は（少なくとも直近においては）皆無という状況で、このメンバー相手で主導権を取れるかどうか、その点においてはやや不安という気がしています。


②篠原　睦　（飯塚）　ハンデ　０

初日[良] ２着（10ｍ８枠）3.32／3.441、ST=12
２日[湿] ３着（０ｍ３枠）3.75／4.081、ST=19
３日[湿] １着（０ｍ５枠）3.72／3.700、ST=10
準決[湿] １着（０ｍ１枠）3.84／3.907、ST=13

悲願の初Ｖに向けて、枠順的にはチャンス有りと見ています。佐藤貴に敗れたオールスターでも、２枠から好スタートを決め、前団でレースを展開していました。当面ライバルと思われるのはやはり鈴木圭ですが、これよりも先手を取れた場合は、内を固める混戦レースを演出する可能性は十分あり、走路状態を問わず対抗十分の存在と見ています。


③重富　大輔　（飯塚）　ハンデ　０

初日[良] １着（10ｍ８枠）3.35／3.437、ST=13
２日[斑] ６着（０ｍ４枠）3.31／3.445、ST=08
３日[湿] １着（０ｍ２枠）3.78／3.871、ST=13
準決[湿] １着（０ｍ６枠）3.75／3.824、ST=06

昨日は目の覚めるようなスタート速攻を決め、トップスタートからの押し切りというレースを見せました。ただこのスタートが、得意な湿走路ならでは、というところがあるかもしれません。今日は両隣にスタート速攻タイプが控え、それに挟まれる形になるという点がどうしても気になるところです。機力的には上位にあると思いますが、スタートで凌いでいけるかがポイントとなりそうです。


④鈴木　圭一郎　（浜松）　ハンデ　０

初日[良] １着（０ｍ４枠）3.31／3.403、ST=13
２日[斑] １着（０ｍ１枠）3.28／3.410、ST=09
３日[湿] １着（０ｍ１枠）3.64／3.729、ST=09
準決[湿] ２着（０ｍ７枠）3.73／3.834、ST=14

最大のライバルである青山周が準決で敗れ、純粋なメンバー比較ではやはり最上位と見るべきかと考えます。良走路まで回復した場合のスピード勝負となればやはり最有力、スタートに関しても、勿論熾烈になるとは思うものの、青山周、荒尾聡、早川清といった、普段かなりスタート争いでも苦しめられる銘柄級が隣に居ないという点は追い風にはなろうかと思います。ただ、アタマ鉄板とは言い切れず、あくまで「軸」という意味での本命と考えています。


⑤新井　惠匠　（伊勢崎）　ハンデ　０

初日[良] ３着（10ｍ８枠）3.35／3.434、ST=14
２日[良] ５着（10ｍ８枠）3.32／3.434、ST=19
３日[湿] ２着（０ｍ６枠）3.81／3.894、ST=12
準決[湿] １着（０ｍ４枠）3.80／3.839、ST=15

得意の不安定走路をきっちりこなし、１着での優出となりました。ただ、ネックとなりそうなのが、機力比較で若干見劣りする点と、やはりスタートでしょうか。かつてはスタート速攻で鳴らしていた１車ですが、SS王座戦でのフライング以降、どちらかと言うと追い込み型になったような印象です。それが、このSG頂上決戦においてどのように影響するか、という点でやや不安を感じています。


⑥若井　友和　（川口）　ハンデ　０

初日[良] ４着（０ｍ５枠）3.33／3.403、ST=08
２日[斑] ４着（０ｍ７枠）3.31／3.429、ST=06
３日[湿] ３着（０ｍ７枠）3.62／3.713、ST=10
準決[湿] ２着（０ｍ７枠）3.77／3.841、ST=08

この優勝戦、穴っぽいところを挙げるならここかな・・・というところで、印を回しておきたいと思います。１つには展開、この枠であればスタートから好位置を取っていける可能性を感じており、また一応初日で４着ながら3.403まで出ている事を踏まえ、機力的にもこの中に入っても決して悪くは無いかな、という印象もあります。また、微妙な走路になればなるほど、経験を活かしての自在な攻めが見込めそうな気もしており、狙って面白い１車かと思います。


⑦笠木　美孝　（浜松）　ハンデ　０

初日[良] ５着（０ｍ３枠）3.35／3.432、ST=07
２日[斑] ３着（10ｍ５枠）3.84／3.534、ST=08
３日[湿] ４着（０ｍ１枠）3.69／3.868、ST=12
準決[湿] ２着（０ｍ７枠）3.84／3.912、ST=07

SG優出は、1997年のオールスター以来、実に24年ぶり。その切符を、久門徹との激しい２着争いの末に勝ち取りました。最終３～４角、勝負の捲り攻めによる逆転は、浜松のヤングリーダーとして新時代を築こうとしていた往年の姿に戻ったかのようで、熱いものを感じました。
ただ、優勝戦に関しては、やはりこのメンバーに入ってのスピード勝負となると厳しい印象は拭えず、不安定走路での一発に期待するかどうか、というところかと思います。


⑧田中　茂　（飯塚）　ハンデ　０

初日[良] ７着（０ｍ８枠）3.35／3.426、ST=xx
２日[斑] ２着（10ｍ６枠）3.80／3.527、ST=xx
３日[湿] ５着（０ｍ３枠）3.68／3.735、ST=xx
準決[湿] ２着（０ｍ４枠）3.88／3.941、ST=xx

青山周の猛追を凌いだ準決勝戦は特筆すべきものがありますが、それでもこの優勝戦、この枠から前を追い上げていく展開になる事を考えると、やや荷が重いかな、というのが正直なところです。



以上を踏まえて、前予想の目は以下の通りです。

[2021.08.15]　伊勢崎　★ナイター
SGオートレースグランプリ・最終日
【12Ｒ】優勝戦　　5100m（10周）
良湿
注▲①金子大（浜）０
▲○②篠原睦（飯）０
△注③重富大（飯）０
◎◎④鈴木圭（浜）０
　　⑤新井惠（伊）０
○△⑥若井友（川）０
　　⑦笠木美（浜）０
　　⑧田中茂（飯）０

＜良走路＞
本線（３単）：４－２６－１２３６
押え（３単）：６－４－１２３、４－３－２
＜湿走路＞
本線（３単）：４－１２－１２３６
押え（３単）：２－４－１３６、２－１－４


以上です。
本日も、少しでも車券のお役に立てれば・・・と思います。