宇都宮ガールズケイリンは二日目、児玉碧衣と中川諒子がそれぞれ連勝で決勝に駒を進めた。

児玉はこれで17連勝、６場所連続の完全優勝に王手をかけた。

６Ｒは山本レナ→小坂知子→東口純→福田礼佳→中川→竹井史香→山本奈知という初手の隊列、打鐘で動きはなくそのまま残り１周を切るが変わらず緩いペースで２角を通過する。

ここから中川が発進、これに併せて出ようとした小坂と突っ張ったレナの上を一気に捲っていく。

小坂後位から切り替えて東口がこれを追走、さらに竹井が続いて４角から直線へ向かう。

中川は最後まで脚色衰えず悠々押し切って連勝、東口→竹井がそのまま②③着に流れ込んだ。

中川は昨年９月弥彦以来の予選連勝、本来の鋭さがだいぶ戻ってきつつあるようだ。

まともなら勝って当然のメンバーとはいえ久々に好気配、日の出の勢いの児玉相手にどこまで戦えるか楽しみも出てきた。

東口も連日気迫溢れる走り、好位追走から中川の仕掛けに切り替えは予定通りか。

①着こそ少ないが何でもやってやろうという姿勢は実に頼もしい。

竹井は中川の踏み出しに離れて東口に入られてしまったがこれを追って③着で辛うじて決勝進出、相変わらずしぶとい。

レナは⑤着も初日の貯金でこちらも決勝進出、今日も自分の力だけは走っているが中川に一気に捲られてしまった。

７Ｒは門脇真由美→高橋梨香→岡村育子→児玉→山口優衣→戸田みよ子→矢野光世、残り１周で戸田が１車追い上げる。

緩いペースのまま２角を通過、結局門脇が逃がされて梨香は早々と番手から出ていく。

それと同時に児玉も４番手から発進、戸田は優衣には楽々踏み勝つが児玉の踏み出しに離れてしまう。

児玉はものすごいスピードで梨香をあっさり捕らえて３角では先頭、離れながらも戸田が追い上げて梨香に迫る。

児玉はぶっちぎりの圧勝で17連勝、戸田が梨香を交わして②着で二車単は120円という低配当になった。

先に仕掛けた梨香は③着、三連単は310円だがこれは②番人気だ(笑)。

児玉はここも圧倒的な強さ、何も申し上げることはない。

このところは相手が楽過ぎるレースばかりなので油断だけが少し心配だがきっと杞憂に終わるはずだ。

戸田は児玉には離れながらも地力で②着は確保、前回の小倉決勝では初手から児玉マークで差のないレースをしたが瞬発力の差は歴然としている。

梨香は連日自力勝負、さすがに児玉には歯が立たなかったが先に動いて着に残れているのだから悪くない。

門脇は初日が後方から捲り不発で今日は逃がされてと今回はどうにもチグハグ、まさかの予選落ちとなった。

1/30
宇都宮５Ｒガールズ一般
[車 名 期県]
①山本　奈知　 106千◎
②小坂　知子 　104岐▲
③福田　礼佳　 108栃
④矢野　光世　 104福
⑤山口　優衣　 108佐
⑥岡村　育子　 102埼△
⑦門脇　真由美 102大○

①奈知と⑦門脇が明らかに抜けているレース、ここは枠順の差で奈知を上位に評価する。

もちろん門脇の決め手は互角以上、以下は前々に立ち回る②小坂と穴は初勝利で意気上がる⑥岡村か。

三連単
①＝⑦→②⑥
①→②→⑥⑦

1/30
宇都宮９Ｒガールズ決勝
[車 名 期県]
①山本　レナ　 106京
②中川　諒子　 102新○
③児玉　碧衣　 108福◎
④東口　純　　 108石△
⑤竹井　史香　 106香
⑥戸田　みよ子 102広▲
⑦高橋　梨香　 106埼

③児玉の６場所連続Ｖが濃厚、力が違う。

しかし今回は②中川もデキはよく、児玉が早めに飛び出して中川が嵌まってしまえばわずかながら逆転の可能性もありとしたい。

いずれにしても両者の瞬発力比べ、力で⑥戸田と相手なりに走りそうな④東口へ。

三連単
③＝②→④⑥

さて、明日からは高松記念「玉藻杯争覇戦」がスタートする。

ここは深谷知広が登場、昨年の伊東→今年初戦の大宮と記念を連覇していよいよ完調ならＳ級Ｓ班を向こうに回してこちらが主役となる。

Ｓ班は浅井康太・村上義弘・園田匠の３名が参戦、特に浅井は大宮で決勝こそ深谷の捲りを抜けなかったが連日責任感のある走りが目立った。

ここも深谷→浅井の中部勢が強烈、四国勢は超強力メンバーの立川記念を制した原田研太朗がどこまで戦えるか。

1/30
高松9R S級一次予選
[枠車 名 期県]
1①野口　大誠 105熊◎
2②眞原　健一　69神
3③坂本　亮馬　90福○
4④木本　賢二 69大▲
4⑤小林　則之 85静
5⑥藤井　栄二 99兵
5⑦那須　久幸 71福
6⑧鷲田　幸司 92井△
6⑨海野　敦男 69静

並び
①３７ ⑤９２ ⑥４８

深谷・浅井は来るだろうが特選がどれもピンと来ないので今回は予選から、それにしても予選のメンバーがショボい(笑)。

暮れのヤンググランプリを制した①野口が今年初戦の久留米ナイターでも優勝と乗りに乗っている。

メンバーにも恵まれたここは結果を求められる立場、後ろがどうのではなく自分が勝つレースをしてほしい。

相手は一応③坂本、すっかり影が薄くなってしまったが野口に連れていってもらえれば逆転もあるか。

九州３番手は⑦那須だが負傷欠場明けで思い切って消し、実力者⑤小林も完全に死に体でラインごとバッサリ切り捨てる。

残ったのは近畿、積極的な⑥藤井の番手を回る④木本とその後ろの⑧鷲田が連穴か。

三連単
①→③④⑧
③→①→④⑧