皆様、おはようございます。

金曜日から、浜松と共に開幕した今節の川口オートは、シーズンラストのナイター開催。３日間開催のため、今日が早くも最終日。12Ｒには、１着勝負の準決勝戦を勝ち上がった精鋭８選手による優勝戦を迎えます。

という事で、今日は、この川口普通開催の優勝戦前予想にて、皆様のご機嫌を伺います。

昨日は久しぶりの川口現地参戦、今年はこれがラストとなるナイターの雰囲気を十二分に楽しむ事が出来ました。
車券的には、朝から密かに狙っていた５Ｒの小田雄のアタマの２連単を仕留めて、近況の中では割と良い展開・・・かと思いましたが、終わってみれば終盤の勝負レースの失敗で見事に撃沈致しました。悔いが残るのが８Ｒ、展開の鍵を握る⑤杉本雅が壁役になる可能性を踏まえて、よくやる３連複の前４車（①～④）ボックスでも仕込んでいれば・・・あれが３万９千両もつけたとなったら、悔しくないというのは嘘になります。ただ、これは前向きに。自らへの教訓として、このコラムにもしたためておきましょう。個人的には、今後に活かさなければならない、課題みたいなものを与えられたような気がしています。結果論ではありますが、冷静に振り返ってみても、獲れない３万９千両では有りません。自分の中では、これを仕留めてこそ、真のオートレースの語り部。獲れないうちは、自分もまだまだだな・・・と思うようにします。

ではここから、優勝戦はいつものように、１車１車の短評形式で前予想をしてみたいと思います。

なお、今日も天気予報では曇りのち晴れの川口オートレース場、想定は良走路一本です。



①小田　雄一朗　（伊勢崎）　ハンデ　０

　スタートに課題がある分、どうしても評価が下がってしまいますが、０ｍからの逃げには定評が有り、準決勝でもマイペース逃げに持ち込み逃げ切り勝ち。しかも10ｍの西村昭に逆転されながらも、１周４角で巧く内に潜り込み、再逆転からの逃げ切り。試走タイム以上の動きと言えます。
　この優勝戦では10ｍ後ろが居ない分、課題のスタートではさすがに叩かれる心配は無いかと思います。後は、どこまで逃げ粘れるか。時間帯が夜になり、試走タイムが3.3秒台に入ってくるようであれば、十分残り目一考の１車となります。


②木部　匡作　（伊勢崎）　ハンデ　20

　準決勝では10ｍ前の釜本憲をスタートで叩き、逃げる黒川京を捌いての１着。速攻が光る一戦でした。試走は3.39ながら本走タイムが3.420と優秀で、今日も枠なりでスタートを決められれば、10ｍが居ない分、早めに前を追える展開の利があり、チャンスは十分と見ています。但し、あくまで「枠なりでスタートを決められれば」の条件付き。③君和田よりも先行してこその狙いとなります。落車後、約１ヶ月半の休み明け緒戦の節。昨日はスタートで前を叩けた事で、視界が一気に広がり（前は０ｍから逃げる黒川京だけ）、ペースを上げて追える形が作れましたが、今日は外からスタート先行を喰らうと一気に厳しくなる可能性も同時に抱えています。昨日の本走タイムから人気の一角を形成する可能性が有りますが、飛ぶ目も考えた方が良さそうです。


③君和田　裕二　（川口）　ハンデ　20

　準決勝では20ｍ最内から先行し、マイペースで逃げる中原誠を道中捕えて逆転。そこからはマイペースを掴み、追走する掛川和以下を抑え切っての１着ゴールとなりました。
　元来スタートの早い選手であり、今日も中枠ながらスタート先行が十分考えられます。②木部匡とのスタート争いを制すれば、④佐々木敏が後ろを押さえている間に前を追える展開となり、重ハン勢の混戦を尻目に、抜け出せるチャンスが広がります。重ハン勢の追走次第ですが、展開面では最も有利な印象です。


④佐々木　敏夫　（川口）　ハンデ　20

　20ｍの内から３番目でスタート速攻が決まり、重ハン勢の追走を最後まで凌ぎ切っての１着。終盤、篠崎実とのギリギリの首位争いは見応えがありました。
　今日も先行展開が決まれば・・・というところですが、今日の同ハン内枠勢はスタート巧者が並び、これらを凌いで先行態勢に持ち込めるかどうかにやや疑問符が付きます。こうなると、昨日とは異なる展開となり、優出メンバーの中ではやや劣る印象の機力では、厳しいレースになる可能性の方が大きいかと思います。


⑤牛澤　和彦　（川口）　ハンデ　30

　Ｆ持ちながら枠なりでスタートを決め、10ｍ前の高石将をマークから逆転、塚越浩以下を抑えての１着となりました。
　スタートに関する不安は無いようで、今日も30ｍ４車並びの最内枠と、スタートが切り易い位置となります。長欠後、しばらくは機力面でも不安が有りましたが、ここへ来て、試走・本走共にタイムが安定して速くなってきており、勝負勘も戻ってきたという印象が有ります。


⑥間中　大輔　（川口）　ハンデ　30

　10ｍ前の吉田祐を追う形となった準決勝、最後の直線の捲りが届き、逆転での１着となりました。
　但し、あくまで軽ハン勢との機力差もあって届いたという印象、ここは同ハンのスタート争いも熾烈で、今日の相手関係からはやや苦戦を強いられそうな印象です。


⑦森谷　隼人　（川口）　ハンデ　30

　昨日は持ち前のスタート速攻が決まり、機力の良さも手伝っての優出を決めました。
　今日もスタートを決めてくるとチャンスはグッと上がりますが、問題は軽ハン勢が作るペース。昨日の本走タイムこそメンバー中の１番時計（3.415）ですが、前のペースが上がってしまうと追走一杯という場面も十分考えられます。


⑧益　春菜　（川口）　ハンデ　30

　準決勝では他を圧倒する試走タイム3.31をマーク、道中力強く抜け出し、人気に応える勝利を収めました。
　実力も兼ね備える女子レーサーとして注目を集める今節ですが・・・、昨日もスタート自体はそこまで速攻という感じでは有りませんでした。
　この優勝戦、角度の付いた30ｍ４車並びの大外、この位置でも通常マフラーであれば一気の速攻も望めなくは無いですが、全体的にややスタート力の削がれる印象の消音マフラーで、その優位性が減少し、先行出来ない展開となると、同様に好調をキープしている先輩男性レーサーを全て捌いて行く必要が生じ、（準決勝のように１人抜けた機力であれば別ですが）展開面でやや注文が付きそうな印象です。
　もし昨日のイメージで、人気を集めるようであれば・・・。
　勿論、この強敵達をなぎ倒していく女性レーサーの姿を見てみたいという思いも無くは無いですが・・・。



以上を踏まえて、前予想の目は以下の通りです。

[2017.09.24]　川口　★ナイター
普通開催・最終日
【12Ｒ】優勝戦　　3100m（６周）
良
○①小田雄（伊）０
注②木部匡（伊）20
◎③君和田（川）20
　④佐々敏（川）20
▲⑤牛澤和（川）30
　⑥間中大（川）30
△⑦森谷隼（川）30
　⑧益春菜（川）30

０ｍ単独の位置からマイペースで運ぶ①小田雄に、20ｍ中枠から先行する③君和田が追う展開か。スンナリ先行なら逆転まで十分、しかも早めに潰されると後ろからの追いの方が有利となるが、この優勝戦にあたり①小田雄自身の機力UPにも期待したい。
予想としては前のペースが早くなると見て、最重ハン勢はやや厳しくなるか。それでも最内枠の⑤牛澤和は機力・展開面で外せないところ。人気を集めそうな⑧益春菜に関しては、やはりこの大外枠、展開面で厳しくなると見て・・・思い切って無印とする。

＜良走路＞
本線（３単）：３－１５－１２５７
押え（２単）：１－３５、５－１３


という事で、本日も、少しでも車券のお役に立てれば・・・と思います。