準決の道場晃規はひとつ年上の鈴木陸来に引っぱってもらい番手捲り。決勝に乗った。
南関四人ラインの先頭役を務める今日は、自分が引っぱる番、番手捲りを「打たれる」番だ。
岩本俊介-岡村潤-萩原孝之の準決ワン・ツー・スリーは、岩本の気っ風いい先行あったればこそ。
道場がブン回す。岩本は躊躇せず番手捲り。岡村-萩原ぴったりで三人の直線勝負。が、南関の描く絵図である。
吉田拓矢が、川口聖二が、「それ」を簡単にやらしてしまうのか。あくまでタテなのか。そりゃ敵わんとヨコ併用の攻めもあるのか、両名ともそういう「匂い」を発する。が、逆にやりそうでやらない。そんな過去も幾度か見ているような。むかしの競輪は、競りそうだなと思ったらたいがい、とまではいわないけど、まあまあの確率をもって競った。が、今の競輪は引けないだろうと呟いても、下げちゃう場面ばかりだ。しかし、GⅢの決勝、短走路、二段駆け見え見えの本線四人だ。さすがに一本棒にはならんでしょう。
ただ岩本のところはジカで行かない限りむずかしいのでは。というか、その展開だともう私には推理が利かない。先は迷路に隘路。
だからこうする。岩本俊介だけは無風、番手から楽勝とする。
あとは、どうなるかわからない。
一、萩原孝之のところは簡単に退かせる(失礼容赦)、と誰かと誰かは考えている?
二、岡村潤のところは簡単じゃないけど、ちょっとでもダッシュ負けするようなら、すぐに隙を衝かれる。むろん内側から岩本に併せようとした吉田か川口が、合わずに岡村の内という画も浮かぶ。
三、別線の先導、吉田と川口の比較は、吉田がひとつもふたつも上だ。車番から察しても、ラインの長さからも、吉田の方が闘いやすいはず。
四、と記したはいいが、ふっと、吉田の失格禍を想う。もう失格は嫌だ。ヨコよりタテ。栃茨三人だし先行もあり得る? だけど昨年は四ヶ月も実戦から離れ収入激減、賞金もほしい!
五、グランプリ覇者は軽々に切ってはいけない。よく私が使うフレーズだ。井上昌己。ただ、ここは川口がよほどいい競走をしてくれない限り、確定板まで遠いかもしれない。
結、三連単の⑦②⑤と⑦⑤②、二車単の⑦②と⑦⑤を買います。
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