皆様、おはようございます。
飯塚オートで開催中の普通4日間開催「トーマスメモリアル魂の継承Vol.3」は、今日が最終日。昨日の準決勝を勝ち上がったベスト8による優勝戦を迎えます。
という事で、今日は、この優勝戦前予想にて、皆様のご機嫌を伺います。
注目を集めていた鈴木圭の連勝記録は昨日ストップしましたが、オートレースの公式記録として「10連勝」は残るため、歴史にまた1つ名を刻む事になりました。
今日の優勝戦にも名を連ねていますが、スーパーハンデとの戦い。自らに課された逆境をどこまで跳ね除けていくのか、また今日も注目が集まります。
今日も天気予報は申し分無し、終日晴天予報の筑豊・飯塚地方。想定は良走路一本です。
では、優勝戦はいつものように、1車1車の短評形式で、前予想をしてみたいと思います。
①内山 雄介 (飯塚) ハンデ 0
準決勝では2日目に続き高速戦を展開しましたが、荒尾聡が更に上を行く速攻を見せたため、2着での優出となりました。
優勝戦では、まず同ハンでの争いがポイント。スタートという意味では後述の②柴田健の方に分があると思われるため、これをマークしてどこまで粘れるかの連下狙いとなります。
②柴田 健治 (浜松) ハンデ 0
準決勝では展開予想通り先に抜け出し、鐘ヶ江以下を抑えての逃げ切りで優出を決めました。
この優勝戦でも外枠から一気に先行する可能性は高く、その形になれば今日は前も居ない分、更にペースを上げて逃げて行ける可能性が高まります。基本的にはスタート先行が条件で、逆に①内山雄に先行を許すとちょっと面倒くさい事になってしまいますが、可能性という意味ではこちらの先行の方が高いと見ており、そうなれば3.38前後のタイムで逃げられる分、逃げ切りも含めてチャンスが広がります。2日目に直接対決で勝っている(柴田健1着、内山雄2着)というのもプラスに働きそうです。
③別府 敬剛 (飯塚) ハンデ 10
鈴木圭の連勝記録を止めたのは、この選手でした。とは言え、試走3.37、本走3.376での優出は正直いただけません。
このレースでも同様の走りを期待する向きはあると思いますが、今日は相手が違います。特に10m前から逃げる両者が3.40を優に切るタイムを持っており、これを捌いて行くのは容易な事ではありません。そして、それ以上に同ハンにも主力勢が揃い、展開面でやや厳しくなる事が予想されます。準決勝ではあくまで前が早めにばらけ、自らの道が生まれた事による後押しがあった事が大きかったと思いますが、優勝戦で同様に前がばらけてくれるとは思えず、後続の追撃を喰らうのが先になってしまうと考えています。
④瀧下 隼平 (飯塚) ハンデ 10
青島正の直前の欠車(後輪パンク)に始まり、数々の不利や落車等の波乱のあった準決勝を勝ち上がってきましたが、展開的にはネックとなっているスタートの甘さから、結局後方からの追い上げ展開となり、前でいろいろな事があった事で最終的に2着まで上がれたという印象が強く、この優勝戦もスタート巧者が揃う中、序盤の展開が向くとはどうしても思えず、今日も厳しいレースになるのではないかと考えます。
⑤鐘ヶ江 将平 (飯塚) ハンデ 10
準決勝は、20mの外から2番目で位置を取れず、後方からの厳しい展開となりましたが、着実に追い上げ、道中では浦田信をも捌く機力を披露し、柴田健の逃げには屈しましたが、2着での優出となりました。
今日は10mの中枠、かつ内がスタートのやや甘い④瀧下隼という事で、持ち前の速攻戦を展開できる位置にあると思っています。昨日の本走タイムは3.385ですが、追走展開になった事でタイムが伸びなかったという印象。元来スタートの早い選手であり、好位置を取れれば、昨日以上のタイムの伸びしろは十分期待できる車であり、狙って面白い選手と考えています。
⑥田中 茂 (飯塚) ハンデ 10
④瀧下隼同様、昨日9Rの準決勝は波乱含みのレースとなり、その中を勝ち上がったという点ではやや恵まれた感も否定できません。いろいろな事があったとは言え、やはり本走で3.40を切れていない、その前にも抜群タイムが無いという実績面から、このハンデ位置からの追い上げ展開で機力が足りるかという点で、首を傾げざるを得ない状況です。
⑦荒尾 聡 (飯塚) ハンデ 10
昨日は得意の速攻戦から、破格の3.357という本走タイムでぶっちぎり、唯一の今節3連勝での優出となりました。
本来であれば、その機力を以てすればここが中心であり、また人気もここからになるでしょう。ただ、どうしても特に今年の荒尾聡に付いて回るのが、「優勝戦での勝負弱さ」(弱いと言う表現はどうかとは思いますが、適当な表現が見つからず・・・)。今年はこれまで17回の優出を数えますが、その中で優勝できたのはたった1回、それも上位のメンバーがある程度絞られた地元ミッドナイト戦です。これまでも、いかにもカマシスタートを決めて行くだろうと人気を集めて飛ぶケースも多々見られており、人気に飛びつくにはややリスクが大きいような印象も有ります。勿論、とは言え無印というのはやり過ぎであり、押さえに回すという位置づけで考えています。
⑧鈴木 圭一郎 (浜松) ハンデ 20
やはり、得意のカマシスタートを決められないスーパーハンデでは、いくら他を圧倒する機力を以てしても、ひとつ混戦になってしまうと届かずという場面が生まれる事が立証されたという印象です。それでも、その逆境の中でも2着に食い込み、優出を決めてきたというのは驚異的であり、決して機力そのものの評価を下げる事にはあたらないと考えます。
とは言え、やはり対戦相手が厳選されていく勝ち上がりの過程では、スーパーハンデの厳しさが現実味を帯びていきます。そしてその頂点とも言える優勝戦、今日は20m前となる0ハン両者がいずれも3.3秒台の本走タイムを持ち、ハイペース逃げ必至の状況。そして、やはりスーパーハンデからの追い上げ、6周「しかない」状況では、さすがの鈴木圭でも、アタマまではどうかという印象です。それでも、着実に捌く機力も業界随一。車券圏内には押さえておくべき1車となります。
以上を踏まえて、前予想の目は以下の通りです。
[2017.12.03] 飯塚
普通開催・最終日
【12R】優勝戦 3100m(6周)
良
△①内山雄(飯)0
○②柴田健(浜)0
③別府敬(飯)10
④瀧下隼(飯)10
◎⑤鐘ヶ江(飯)10
⑥田中茂(飯)10
注⑦荒尾聡(飯)10
▲⑧鈴木圭(浜)20
0mからスタート先行期待の②柴田健の逃げに、10mからは⑤鐘ヶ江の位置の良さに注目。準決勝よりも確実に位置が良く、タイムの伸びシロがある⑤鐘ヶ江が速攻を決め、今日は逆転まであると見て、昨日浦田信を捌いた機力に期待する。本来であれば中心視すべき⑦荒尾聡は、優勝戦になると得意のカマシスタート決めきれずの場面がよく見られる分、過信は禁物という意味で印の評価を落としてみる。それでもスンナリのカマシが決まった場合は、昨日のタイムからは首位も十分であるため、一応は「押えの押え」という位置づけで、アタマも押さえておきたい。
<良走路>
本線(3単):5-28-1278
押え(2単):2-58
押えの押え(2単):7=25
という事で、本日も、少しでも車券のお役に立てれば・・・と思います。
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2017/12/03 8:32 閲覧数(319)コメント(0)

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