聞いてくれよ、昨日の最終さあ、アツいんだよ、某の頭から一点切ったら抜けちまって、レース見てた? ありゃないだろう……。誰かが他の誰かに愚痴るギャンブルの悔しかった話は、熱弁する当人に比し拝聴する方は、ああ、そりゃアツいわなあ……と礼儀で相槌を打ちつつも、存外に冷静というか、感情移入までには至らない。そう、誰よりも喧嘩早い男が、先に喧嘩が始まるとクールに止めに入るように。
でも、アツい話を貯め込むのもからだに悪いから、私などは時たま知らない人にむかって聞いてくださいな、などと拙文を晒したりする。
今し方松戸記念の第三日が仕舞い、その三日間で相当溜まった。
記者も選手も復活だと持ち上げた吉田有希は、初日二日と佐藤友和のよこを通過できなかった。佐藤のブロック。佐藤の番手捲り。競輪は甘くないぜ、と言わんばかりのトモカズに拍手を送りたい。
贔屓の阿部拓真も大森慶一も毎日車券にからんでいるのに、手が出なかった。
初日、森田優弥-諸橋愛はきれいに決まった。二日、森田-平原康多は一着三着、しかも森田頭の一着三着だった。準決、森田-平原-諸橋と組んだら今度は番手捲り。読めない自分を棚に上げ、なんだか翻弄されているようで腹立たしくなった。
しかし、まぁ、よくもブツブツぶつぶつ……私の競輪の柄の不様なことよ。高田渡の『生活の柄』が無性に聞きたくなる。
ところで松戸記念の決勝の柄は、
一、もし川越勇星が乗っていなければ、深谷知広は地元両者の牽引役だった。が、一転。「二段駆け」が転がり込んできた。
二、逆に、深谷と組めない(組まない)岩本俊介-和田健太郎の心境は複雑だろう。
三、大森慶一は毎日良い伸び、好配当を出している。が、決勝は深谷の番手、おそらく一番人気だろう。大森を取りはぐってばかりの私に、今さら「人気の大森」を買う「資格」はない。
四、平原康多-諸橋愛は往時の平原-諸橋にあらず。十分承知だけど、それでも平原-諸橋は平原-諸橋である。車番が悪かろうが、川越-深谷-大森の発進が見えているのだから、最低その後ろにはいる? その画で決めつけてしまえば岩谷拓摩-小川勇介にはきびしい闘いとなる。
結、三連単の⑨③⑤と⑨⑤③を買います。
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